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こんにちは、翼祈(たすき)です。
AKARIでは久しぶりに、体験談として家族の話をしようと思います。
この記事をご覧の皆さんは、例えば家族が何もしたくないと言って、寝てばかりだったらどう思いますか?
「ここに連れて行って」と身体が不自由だからお願いしたのに、『行きたいなら、一人で行って来い』と言われたら…?
私の家はまさにその状況。
少しずつ父のことだったり、もがいても希望を見出せません…。
最近の父
私の父は2024年暑過ぎた夏があってから、寝て過ごす日が増えた。
起きている時は、ご飯を食べる時、テレビを観る時、仕事に行く時だけ。
2024年までは畑に草が伸びても、その後刈り取れば何とかなっていた。
今は動かなくなったことで荒れに荒れ果て、正直どこから手をつけていいのか分からない状況。
母はこの間畑で、茶色の生き物、恐らくイタチを見つけたとか。
猫とか犬ではなく野生動物がウロウロするなんて、明らかに畑の状況がおかしい。
母がお願いしても、
母は父に言った。「チューリップの球根が欲しいから、お店に連れて行って」。
父は、『行きたいなら、一人で行って来い』と決まり文句を言った。
母は、「畑も荒れているし、植えられないな」と諦めかけている。
昔から我が家では春のホットな話題だった咲き誇るチューリップ。
それも来年には観れない光景の1つだろう。
母は何度も諦めている。近所のスーパーに行くにも、とにかく父の腰が重い。動かない。
最近は牛乳など重いものを買っても、母が抱えて買って帰っている。
『足が良くなったら、お主人なり、自分でだったり、旅行など色々行けますよ』。
母は人工関節を両膝に入れる手術を終えた後、主治医にそう言われていた。
退院後父を見るとずっと寝ていて、母が入院していた時も必要なものを持って来てと言われていても、起きるのが遅くて面会時間ギリギリに慌てて行っていた。
母は退院しても、何でも『貴方の仕事だから奪いません』と何でも押し付ける父がいて、前より疲弊し笑わなくなった。
時間にかなりルーズな父
父の中で人を待たせている感覚がない。
例えば人が「午前中で」と言っても、12時前に『今から行きます』と電話をする父。
私たちもそうですが、待つ方はあの人は早く来ないと常に諦めている。
「昔から落ち着きがなく、ジッとしていなかった」と父の姉が母に以前言った。
母は、「あの子は発達障害だから、お父さんも多分そんな感じするよね」と、父の行動を見ると自問自答。
とにかくテレビばかり観る父
母の話だと父は若い頃からテレビを観るのが大好きだった。
前は「本当に好きだなぁ」程度しか感じなかったが、最近は異常さを感じる。
父は今でもテレビを観ますが、見方が異常で大体遅い日は夜中の2時から3時過ぎまで観ている。
そして父の中のマイルーティンでテレビを観てから12時間後に起きると決め、起きる時間帯は14時から15時。たまに15時半過ぎに起きてくる。
朝ご飯を朝は起きていないので食べない。
そして昼ご飯を1時間かけて食べるので、遅くて16時半まで食べている。
晩ご飯もこちらはお腹が減っているのに、父は昼ご飯が遅過ぎて、『夜は軽くでいいぞ』と言う。父の軽くは私たちでは到底足りない。
夜中にテレビを観ていてお腹が空くので、甘党な父は夜中でも甘いコーヒーやお菓子を食べる。このことも引き金になったのか糖尿病になった。
父は観た内容も観た番組も観たことを全て忘れている。
1週間以内の再放送であっても毎回初めて観た様に喜ぶ。
母と私は以前も観たと言っても、観た瞬間からまずその番組を覚えていない。
それは良いことだ、というより病気の兆候ではないか、と思う。
テレビを観ている時は嬉しそうに笑うが、基本的にいつも不機嫌。
母と私がテレビで楽しそうに話していると、
『黙れ!お前たちが話しているから聞こえない。ボリュームを上げるぞ!』と脅して大音量にする。
結果、母と私はリビングで話せなくなり、萎縮しそれぞれ自分の部屋へと行く。
父はかなり心身的に私たちを追い込んでいる。
不摂生がたたり、発症した糖尿病
父が以前はご飯を食べる時、2杯食べていた。
50年以上吸い続けている煙草や、増えていた体重、不摂生などで、職場の健康診断で要検査となり、渋って1ヵ月放置していた受診を母が連れて行くと、糖尿病と診断。
母はどうにか現状を変えたいと、自主的に食べたがらなかった野菜や海藻を積極的に食べさせ、ご飯も1杯に変えた。
母の努力が実り、父は血糖値やHbA1cの数値改善、悪化していた腎臓の機能も改善した。
本当に家族の涙ぐましい努力を知らず、今日も父は煙草を吸う。
依存症の父がいることでの、私の負担とは?
父は50年以上煙草を吸っている。本人も辞める気はないし典型的なニコチン中毒。
それが2025年に入り、私の生活をさらに脅かし始めた。
父は煙草が切れると暴れ出し、家族に煙草代を要求したり、22時半過ぎに『今から煙草を買いに行く』と言う。
父は煙草が原因なのか、目の病気になっている。治らないし片目は失明している。
特に母は毎回困っていた。目の病気で暗い中買いに行くことが不安だからだ。
私が父の代わりに行って、23時過ぎに1箱買って帰る。
そして、私は母の負担を減らすために決めた。
「今度から、私が煙草を買うよ」。
私は毎月、父の煙草を買うために給料の中から9000円以上を負担している。
なぜ2カートンかというと、最近父は吸う本数が多くなったせいか、1ヵ月保たせるためには2カートンないと足りない。
たまに3カートン買う月もある。
14000円以上が出て行く。自分のためではなく、父のため。虚しい時間だ。
ずっと買ううちに以前は知らなかった煙草の銘柄や何mmかも自然と覚えてしまった。
父は自分で買わないから、今2カートンで9000円以上することも全く知らない。
『依存症の家族がいるなら、本人に買わせるのが基本だよ。それを◯さんが買うなんて金銭的な負担も多いし、おかしいよ』。
そう支援者からも言われた。
家族のために、自分の首を絞めていた。悲しい…。
父に煙草を渡すと、いつも人を睨みつける様な表情しかない父はこの時だけ笑顔で、『ありがとう』と私に言う。
いつも不機嫌な人が、この時だけ唯一の笑顔。
そして、思う。
「この2カートンは1ヵ月間しか保たない。また来月煙草を買わなきゃ」と唇を噛んで、拳を握りしめる。
色々考えて、思った病気
父は毎日身体が「キツい」と言います。
色々調べてみて、当てはまりそうなものを探しました。
【いつも寝ている 病気】で。
1つ考えたのは、慢性疲労症候群。
慢性疲労症候群では、わずかな動作でも強い疲労感を感じるようになり、結果として日中も横になって過ごす時間が増えることがあります。そのため、「いつも寝てばかりいる」と見られてしまうこともありますが、単に長く眠っているからといって必ずしもこの病気とは限りません。
ポイントは、十分に睡眠や栄養をとっても体のだるさが続き、生活や仕事にまで支障が出ているかどうかです。こうした状態が長期間続いている場合には、慢性疲労症候群の可能性が考えられます。
診断にあたっては、まず内科的な病気がないかを確認し、そのうえでうつ病などの精神疾患が否定された場合に、慢性疲労症候群と診断されることが一般的です。
父はかなり呑気な性格なので、うつが背景にあるとは考えていません。ですが、慢性疲労症候群には、この様な背景もあるとご家族で私の父と同じ様な状況の方は、考えておかないといけません。
仕事が夜勤、かつ70代なのでキツいのも分かりますし、寝溜めも分かります。
ただ、睡眠の質が悪いと思うのは、夜勤のある日は寝溜めを続け、休みの日は夜中2〜3時までテレビを観て、14時から15時に起床。
これでキツくないわけがない!
正直70代でもまだ前半ですが、他の近所の70代の方より、明らかに父は年齢以上に老け方が激しいです。
父は言いました。『親父の年齢までは生きたい』。
ただ祖父は同じく煙草を吸っていても、早く寝て、シャキシャキ動いていた。
祖父の様な若々しさも父にはない。
本当にできるんだろうか…とさえ思います。
慢性疲労症候群だとしても、我が家の難しい課題とは?
父は大の病院嫌い。身体に症状があろうと、薬を飲まないとかして行く日を延ばしている。
最近は、母が運転しないと病院に行かないと言うそうです。
『まあ、そろそろ行こうかな』と行く日を所定日ではなく、違う日を勝手に決める人。
母がついて行くまで主治医ですら父が煙草を吸うのを知らなかった。
栄養指導を入れられ、その場では『悪いとは思っているんですけど』と言いますが、病院を出た瞬間いつもの父に戻る。
頑固で意固地で気難しい父を、明らかな健康上の問題が分かっていても、通院させるのは至難の業。
父は家族の中で思い出話も一人、『そんな話は知らん』とよく忘れていて、ニュースなど情報を観ても記憶には残っていない。
認知症?
だと思ってしまいます。今のところで言えば、もの忘れが酷いところがネックで、外出して戻ってこないわけではありません。
慢性疲労症候群?
父は多分、睡眠時無呼吸症候群もあると思います。
母の話では寝ていて途中カッと呼吸が止まっていそうな瞬間やいびきをかくそうなので。
50年以上のニコチン中毒、年と共に気難しさが増す父に振り回されています。
最近の父はフレイル気味で、ヨボヨボにしか歩けない。
家の中にいると苦しい…けど、私は今日も記事に出逢って下さった皆さんを思い、記事を書き続けています。
もがき続けた先に光があると信じて。
私も気を引き締めて、頑張ります!
noteでも書いています。よければ読んでください。











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