株式会社SANCYOの人事中島さんに聞く、支援にかける想い【広報誌インタビュー】

広報誌インタビュー一般就労支援にかける想い中島さんに聞くと書いてある女性が写っている画像

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人事として働いている上での気づきや感想

Pink:人事として働いていると、様々なメンバーさんを見てこられたと思うのですが、その中でも特に印象に残ったメンバーさんはいますか?

そうですね。 特にこの人、みたいなのってあんまり無くてですね。皆さんそれぞれ希望があって、それぞれのやり方で就職していかれたところは凄くあります。 

ただ、就職自体私が来てから始まってるので、そんなに年数が経ってるわけではないんですけど、定着が満期を迎えるっていうんですかね。定着支援ってお尻が決まってるんですよ。就職してから3年半っていうところで。

その3年半を迎えられた方がいて、それは長く働かれたなっていう印象として持ってますね。それはやっぱり、凄いなっていう風に感じてます。

補足 就労定着支援について

就労移行支援の中の、就労後の定着をサポートする支援のこと。                      就労定着支援は最大3年6か月まで利用が可能。

参照元:Kaien 「就労定着支援とは?支援期間や対象者・要件について簡単に解説」 2025年1月27日

Pink:人事としての仕事に、やりがいを感じるのはどのようなときでしょうか?

やっぱり、お話が進んでいったりとかして就職が決まっていくのは、ステップアップが1番分かりやすい形だなっていうのは思ってるんですよ。

行けそうな企業っていうのもあって、企業さんの反応も最初から良くて「ここはなんか合いそうだな」ってところと、「どっちか分からない」みたいなのもあってですね。

そのどっちか分からなかった企業さんから採用いただいたりとかした時って、やっぱり「やったね!」っていう感じがするので、凄く良かったなって。やっぱりその方が皆さんの不安って、あんまり変わらないとは思うんですよね。 

行けそうっていうのも、肌感覚として私は感じてるから伝えるんですけど、実際OKもらってる訳ではないじゃないですか? だからなんか不安っていうのもあるし、どっちか分かんない時も不安なんですけど、やっぱりなんかそういう、難しそうだな、 どうなんだろうな?っていうところが決まった時って、凄くなんかこう、「やったね!」っていうことは思いますね。

hibiki:人事というお仕事は「人」の個性や感性を特に重視されるお仕事だと思います。まず、一番に着目する点はところはどこでしょうか。

そうですね、ここ最近、採用の方もやっているので、色んな方とお話する機会が多いんですけど、本当に『最初の何分かの印象』みたいなのってあるなって凄く感じます。

でももちろん、そこから深く付き合っていく中で、その方の良いところとかっていうのを発見する、っていうのもあるんですけど、やっぱり最初にパッと、全体的な雰囲気っていうんですかね。

その方が持っている、なんか醸し出すものって中々変わらないってとこがあるので、そこがやっぱり1番入ってくるかなっていう風には思います。

デスクで電話をしている中島さん

TANOSHIKAの近年の一般就労の実績など

島川:TANOSHIKAのメンバーさんの、近年の就職状況について伺ってもいいですか?

最近の就職状況ですね。 最近凄くクリエイティブの動きがやっぱり多かったんですよね。

就職の動き自体はですね。 

なんですけど、本当にプラスやファームの方々も積極的に動かれているって印象があって。やっぱり普段外に出られて作業していますし、支援員さんも一緒に行って作業してるので、就職に動くってなると結構大変ではあるとは思うんですけど、そこが今積極的に動いてるなっていうような印象を持っています。

島川:最近は、どんな業種に就かれる方が多いですか?

中島さん:そうですね。事務系も増えてきたなっていう印象はありますね。工場にも行かれてますし、本当に色々だなとは思います。

事務の場合も、福岡の方も検討できるようになってきてるなっていうとこがあって、『通勤』などの課題をクリアされて進んでいかれるって方も多いなっていう風に思いますね。

どんはれ:事務系のお仕事や接客業に就く方とかは、そんなに多くないですか?

接客業もお一人いらっしゃるんですよ。接客業は、「何を言われるか分からないから」とか「お客さんでイヤ~な感じの人がいたら嫌だ」とかで苦手っておっしゃる方が凄く多くて。でもその方の場合は、業務がいくつか分かれている中の1つか2つぐらいで、ステップをしっかり刻んでくださってるので、取り組みやすいっていうところはあると思います。

接客もですね、洋服店とかだとオススメをしたりとか、『情報をたくさん伝えていく』みたいな接客になるんですけど、例えばレジ業務とかだと、「これを買いたい」というお客さんの目的がハッキリしている。で、計算してそのやり取りをする。そういうのとかは割と取り組みやすかったりとか。+αの情報ってレジではあんまりいらないじゃないですか。「この商品って凄く良いんですよ~!」ってレジで言われても、「もう買うもの決めてるし……」ってなるから。

そういう風に、同じ接客でも全然違ったりするので、『やることが決まってる接客業』であれば得意って人もいるかもなって凄く思ってるんですよ。なので、そういう接客業っていうのも検討してもらえるといいかな、みたいなのはちょっと思ってたりしますね。 

Pink:私は逆に一般就労が長く、色んな面をずっと見てきたので、より不安が大きいです。 自分がやりたいことと、相手側の企業さんっていうのがなかなか難しくて、そこが1番迷ってるところです。

だから、どこを取るか、先程おっしゃったように、例えば通勤時間であるとか、対人関係が苦手であるとか、本当にやりたくて働いていてる方でもそうなので、最近思ったのは、やりたいことを変えるのではなくて、無理だと思っていても実際自分に合ってる仕事かもしれないというような事を考えているのですが、いかがでしょうか?

いやでも、凄く素敵だなって思いますよ。 私、その『やりたいこと』っていうのを「どうしてそのやりたいことが好きなのか」みたいな所にこう、1段階落とすというのをずっと思っていて。

私自身がですね、 この仕事を、障害者の方の就労支援がしたいからっていう風に選んだわけではないんですよ。

私が好きなことは『求人票を見ること』で……。それと同時に 『賃貸情報を見る』のも凄く好きなんですよ。 で、この2つ共通点があると思っていて、どちらも『条件がたくさん書いてあって』『その条件に対して自分がどうしたいのか、みたいなのによって選ぶ』じゃないですか。

新築で綺麗で駅に近くて、なんでも揃ってるとこがいいけど、高い!これはちょっと出せない……みたいな。条件がバラバラなんですよ。 だけど、自分が何を優先するかで、丁度いいところを探していくっていう、その『たくさん条件がある中の丁度いいところを探していく』っていうのが好きなんですね。

就職活動もそうだと思っていて。なんだかいっぱい条件はあるんだけど、自分がどうしたいのかとか、そもそもそこに自分がフィットするのかっていうのもあるし、「ここまでコレをこうするのは、ちょっとアレだな」とか、「ここはちょっと大変そうだな」みたいなのを見比べていって丁度いいところを探していくっていうのが好きなので、『一緒に丁度いいとこ探しがしたい』というのがあるんです。 

なので、前職も子育て中の女性の就職支援をしていて、その前は新卒の方の支援をしていて、自分の仕事の分岐点のところでは『不動産で賃貸情報を見る仕事にするか』『求人を見る仕事にするか』っていうのを悩んで、求人を見る仕事を選んだんですね。

そこから枝分かれしていって今こういう仕事してるみたいな感じなので、次仕事を探す時は、丁度いいところを皆で探せるようなお仕事をしたいなって思ってるんですよ。 

やりたいことがデザインなら、デザインをすることの何が好きなのかとか、ライティングならライティングの仕事のどういうとこが好きなのか、情報を伝えるのが好きなのかとか、心に響くような何かを作りたいのかとか、そういうような感じで探していくと、また違う仕事が見えてくるのかな、みたいにずっと思ってるんですよね。

島川:仕事もかなり細分化してきていますね。

中島さん:そうなんですよ。事務って言ってもルーティンワークなのもあれば、もうちょっとアクティブな事務もありますし、そういうものには、向き不向きがあるじゃないですか。使う道具はパソコンとかになるんですけど、合う合わないもあるし、こんなことやりたくない!ってのもありますし。私の場合は、ルーティンワークさせられるのが本当に無理なので。

どんなことであれ、その人の性分みたいな、「こういうのが楽しい」がきっとあるんじゃないかなと思ってますね。

就職状況についてのデータ

TANOSHIKA利用者の過去三年間の就職実績

過去3年間の就職実績と定着率

一般就労について

島川:たくさんの方を一般就労に送り出すことができましたが、人事として、この結果についてはどのように見られていますか?

中島さん:支援員さん達の協力って凄くあるなと思っていて。色んな人が同時に動き始めると、1つの部署だけでは、凄く難しいところってあるんですよ。 

やっぱり、支援員さん達が、普段から皆さんのことをしっかりと支援していて、今どういう状況なのか拾い上げてくれるというのはとても大事ですし、企業さんの知りたい情報ってそこにたくさん詰まっているので、そういった動きがあることで、一般就労ってどんどん加速していくのかなっていう風には思ってます。

島川:では何か一般就労の送り出しについて課題に感じていることはございますか?

そうですね、本当はもっと実習をしたいんですよ。 就職の為の実習じゃなくて、なんて言うんでしょう、『職業体験』 を積むような『体験実習』みたいなのをしたくて。そこに関してはまだ、色々な部分の整理が終わっていないかなって思ってます。いきなり就職の為の実習ってなると、まずは応募してからっていう企業さんも多いので、ちょっとハードルが上がっちゃうんですよね。そういうハードルを下げたりする為にも、『体験実習』みたいなのを入れていきたいなっていうのは凄く思っていて。でも、まだこの辺りは追いついてないなっていう風には感じてますね。

どんはれ:企業側はどんな人材を雇いたいと思っているのでしょうか?

そうですね、やっぱりまずは『毎日出勤』というか、決められた日数出勤できるかどうかっていうところがあるかなとは思いますね。

 あとは、『何か困ったことがあった時に、ちゃんと自分から相談できる』とか、そういったSOSが出せるっていうところは凄く大事だろうなっていう風に感じています。 

技術面とかに関してはですね、 最低限のラインっていうのを色んな企業さんが引いているので、そこのところのハードルを凄く高くしてる企業さんに関しては、もちろんそれを越えるだけの技術が必要ってなるんですけど、ハードルをそこに置いてないっていう企業さんもたくさんあるなと思っていて。

それよりもやっぱり『体調のところ』ですね。体調を崩しても良いんですけど、崩した後のとこだったりとか、何も言わずに「辞めちゃいます」みたいな感じが1番怖いと思うので、やっぱりある程度のところで『ちゃんと相談ができる』とかっていうのは、凄くやっぱ大事にしてあると思いますね。 

「もっと話を聞きたいです」とか「どういう状況か知りたいです」みたいなのは結構おっしゃるかなって思います。

どんはれ:面接の時に緊張してしまうのですが、面接のコツなど教えていただきたいです。

そうですよね、 面接は緊張しますよね。 向こうの人が何人もいたりとかすると、凄く緊張します。

でも、『緊張してる』ってことも企業さんは分かってると思うんですよ。 緊張しないってなると、それはそれでまた、ですのでね。緊張してあるってことは分かってる中で、私がよくいつもお伝えするのは、「緊張してます」って言っちゃった方がいいんじゃないですか?ってお伝えしたりします。

 あとは会話なので、ちゃんと上手に話す必要はなくて、伝えたいことを決めておいて、そこをちゃんと伝えるとか、あとは通常の会話とかでもそうだと思うんですけど、「相手の方が何を聞きたいのかな」っていう、そういうところに対して答えるっていうのが結構大事かもなとは思います。

Pink:最終目標は一般就労だと思いますが、メンバーさんによっては不安が大きくて、なかなか決断できない人もいると思います。そのようなときはどのようにアドバイスをされますか?

不安って、 色んなことが混ざってしまって整理ができなくなるとめちゃくちゃ大きくなる、ってイメージがあるんですよ。 『どこに対する不安なのか』とかっていうのを、『整理していく』っていうのが凄い大事かなと思っていて。

TANOSIHKAで出来てることと同じことだったら出来るのかなとか、相手の人たちが、どんな人と働いていけばいいのかなどを知ることで不安が解消されるのかなとか、不安を1つ1つ、ちょっとずつ小さくしていって解決していくというか、「大丈夫なんだ」って思えるような方法を探していくっていうところからスタートかなって思います。

hibiki:一般就労で、障がい者の方と企業のマッチングについて、一番どこを重視されておられますか?

その方が『良いところを活かせるかどうか』かなと思っています。

例えば人によって凄いきっちりしてる人もいれば、ある程度、段階で前に進むのが好きっていう人とか、色々いらっしゃると思うんですよ。

 それを向こうがどう捉えるかというか、その人達の仕事の仕方みたいなのがあると思うんですね。 きっちりゆっくりでもいいから、ちゃんと間違えずにやってほしいって思っているところだと、前者みたいな人が「この人凄い頑張ってくれてます」ってなりますし、「一旦ざっくりでいいのでやってもらって、駄目だったら次の感じで」とやり取りしながらがいいです、っていうとこだったら、そういう動きが出来る人が求められてると思うんですよ。

そこが合わないとこに行ってしまうと、本人さんは全然変わらないのに、向こうからの評価が「この人違うんですよね」「うちの会社が望んでる仕事の仕方をしてくれないんですよね」みたいな感じになっちゃうと、活かせないじゃないですか。

なので、きっちりした人は、もう元々何をするにもきっちりしてますし、そういうところを活かせるようなお仕事っていうのがいいんじゃないかなって、凄く思ってます。

卒業したメンバーさんへの対応について

hibiki:就職された後に、一番相談を受ける質問はございますか。

そうですね、 結構色々なんですよね、本当に。最初のうちは、例えば、全然「体力的にちょっとしんどいです」とか、「時間が延びたので」みたいな話はあるんですけど、割と「上手くやってます」みたいな形の方も多くて。と思いきや、ちょっと経ってから急に不安なことが出てくるみたいなこともあってですね。 最近の方ですと、慣れてきて「モチベーションが上がらない」とか。

そういうのは結構あるかなと思いますね。 謎の「体調不良」とかですね。 いつもはそんな無いんだけど、急にお腹痛い日が続いていますとかっていうのは、多いかもしれないなと思いますね。

hibiki:障がい者と企業様のすれ違いをどうまとめられておられますか。

企業さんは、まず話を聞いてくれる企業さんっていうのが多いかなと思ってるんですね。

じゃないと、やっぱり障がい者雇用は上手くいかないですし、この形で働いてください、ってなると、そこに合わせていくって凄く大変だし、しんどいことかな、と思ってるんですよ。 

なので、何か不調が出た時に「どうしてなのかな」とか、「どうしたらいいのかな」みたいなことを迷ってらっしゃる企業さんってとっても多いんです。

ただ、そういった事も、自分の事だと伝えにくかったりもするんですよ。

例えば「仕事の量を減らしてほしい」とか、ですね。

「一時的に、もうちょっとゆっくり仕事がしたい」とか、そういう本人が出しにくい要望とかについて、「今こういう状態なのですが、業務量の調整は難しいですか?」とか、「お時間的に今の時間がちょっと長いっていうのがあるみたいなんですけど」とか、「苦手な業務があって、それをするのが結構大変って話が出てるんですけど、一時的に外れることとか可能ですか?」みたいな。

そういった感じで、その企業さんがどの辺ぐらいまで対応可能なのかというところと、あとは本人さんが、「ここは頑張りたい」って言ってるところとか、こういう連絡とか相談はしなきゃいけないよね、みたいなところを鑑みて調整してる感じかなと思います。

どんはれ:卒業されたメンバーさんが卒業後、不安に思っていることってなんでしょうか?それをどう乗り越えようとしてアドバイスしますか?

卒業されたメンバーさんでも、 入社する前は色んなことを不安に感じてる方もいらっしゃるんですよ。「通勤大丈夫かな」とか、「本当に6時間働けるのかな」みたいなのがあるので、なるべく実習とかでそういった不安を取り除いた状態で就職に行っていただくことは多いかなと思います。 

実習が無かった場合でも、今は 現場の支援員さん達が1週間に1回、お電話で状況確認をしてるんですよ。これを始めたのが凄く良かったなって思っててですね。 

今までは月に1回の面談だったので、例えば、8月1日に入社された方の面談を8月中に入れても、結構日数が経ってから面談をするって感じだったんですけど、週1で連絡を取り合ってると、「1週間どうでした」って話をずっとしてくださって、その中で『ちょっとした小さな心配事』みたいなのを結構拾い上げる事ができるんです。それを、実際に調整が必要な事があるかどうかなどを整理して、月に1回の面談の中でそのお話が出てきたら企業さんとかとやり取りをする、みたいな事はあるかなって思いますね。

腕を組んでいる立っている笑顔の中島さん

メンバーサポーター制度や、チャレンジプログラムについて

どんはれ:メンバーサポーター制度やチャレンジプログラムについてお聞きします。

メンバーサポーター制度やチャレンジプログラムが始まってから、実際に関わっているメンバーさんの変化を感じられるのは、どのようなことでしょうか。

チャレンジプログラムの方とは、本部の仕事をお願いしたりとかっていうのもしていただいたりとかしていて結構関わってるんです。お一人、もう就職されちゃったんですけど、凄い印象が変わった方がいました。

メンバーさんで来られてた時に作業しに来られてるから、もちろんお顔と名前と挨拶してる様子っていうのは知ってますし、ちょっと雑談とか、面談したりとかのことはあったんですけど、なんかですね、雰囲気が全然違って。

そこまで凄くカチッとしたわけではないんですけど、そのお仕事をしてるイメージみたいなのが、凄く見えるようになった方がいました。それは、なんか凄いなって思ったんですよね。

 ご自身が苦手だったこととか多分あると思うんですけど、色々受け入れるとか、自分から声かけるとか、苦手なところをなんとかやっていこうっていう姿勢が見えて、凄く成長されたなっていう印象はあります。

どんはれ:チャレンジプログラムで数々のメンバーさんが卒業されましたが、卒業されたメンバーさんを見てどこが大きく成長したなと思いましたか?

やっぱり「A型にいる間に、ちょっとA型だからっていう思いがあったけど、チャレンジャーになったらそうじゃないからっていうような気持ちでやってます」ということを、ご本人達がおっしゃられてたっていうのは、平野先生から聞いたんですよ。

やっぱりA型の良いところって、支援を受けながらお仕事をしていくっていうところだと思うんですけど、どうしても福祉就労っていうところなので、お仕事よりも支援を受けるっていうところの印象が強くなりがちかなと思っていて。

それはそういう場所なので、そういう形がいいかなと思うんですけど、TANOSHIKAとしても、なるべく一般就労に近い形っていうのを業務の中で作りたいとかっていう気持ちはあります。

そこがチャレンジャーってなると本当に切り離されて、一般就労の場で、ちょっと支援がついてるみたいな感じになってるので、そこの良さというか、そこでこう、気持ちの切り替えみたいなのがしやすくて、成長されたのかなっていうのは凄く思います

どんはれ:自主性を育てるみたいなところですかね?

そうですね。自主性もですし、やっぱり「踏ん張らないと」っていうところ。そこがあんまり強くなり過ぎると、やっぱり体調面の問題がってなるんですけど、そこはフォローアップしながらとか、多分今までの関係性で相談しやすかったりとかいうところがあったのかもなっていう風には思いますね。

島川:今のでご準備させていただいた以上になります。他に何か中島さんからお伝えしたいことは?

そうですね……。前回インタビューしていただいた時も多分お伝えしたんですけど、みんな就職できると思っていて。タイミングとか、あとは相手方の環境とかっていうところによるなって、凄く思ってるんですよね。

 だから、選択肢を広げるっていうのが、就職では大切かなと思っていてですね。 皆さんの職種へのイメージみたいなのを、もっと豊かにしたいなと。

過去の経験で、「こういう職種は上手くいかなかった」っていう経験の原因が会社の人間関係だった、みたいな時があったんですよ。他の経験をしたりとか、もっとしっかりと受け入れが出来てるようなところに行くことで、その職種の作業ってよりも、『人との合わなさ』みたいなのからその仕事が嫌になってたとか、作業自体はそんなに嫌いじゃなかったかも、って事に気づいたりとかですね。 暑い寒いとかも嫌なんだけど、でもそれよりも、人が良くて皆で楽しく働ける環境だったら、慣れてきたら(作業)できるかもねとか。

なので、色んなことを検討してほしいなって思ってるので、どんどんそういったところを知れるようなものを用意したりとか、皆さんからも提案をいただいて、調整して、説明してもらって、みたいな機会を増やしたいなっていうのは凄く思ってます。

全員:ありがとうございます。

ビルの玄関前で笑顔の中島さん

ご協力いただきありがとうございました!

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