【体験談】幼少期のトラウマによるフラッシュバックに対処しながらA型事業所で働くということ【コラム】

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TANOSHIKAに入ってからずいぶん経ちました。
入社当時は、21歳だったわたしが、28歳になったので、本当にずいぶん経ったなあと感じます💭

居心地が良かったTANOSHIKAでしたが、ここ最近、わたしはとある変化に戸惑っています。

それはわたしにとっての、フラッシュバックのトリガーが増えた、ということです。

最初に言っておきますが、誰も悪くありませんし、わたしはこの記事で誰を責めたいわけではないということです。

そしてこれを読んだメンバーさんも、ぜひ「The piasuのフラッシュバックのトリガーになっているかも」と思わないでほしいということです。

それを望んでいるわけではありません。

 

最初は人数も少なく、自分にとっては居心地がいい環境でした。

ある意味で優しくあったかいところでした。

今も優しくあったかいのには変わりがありませんが、人が少し増えてしまい(喜ばしいことですが)、また施設内の、とある一定の状況がフラッシュバックを引き起こします。

最初は一箇所だったのが、最近は10箇所ほどに増えてしまい、収拾つかなくなってきました。


もちろん、いろいろなことを考え、具体的なことは書きません。(書けなくて申し訳ないですが、メンバーさんの誰をも傷つけたくないため、また会社もメンバーさんは誰も悪くないため。)

しかし、ある一定の環境になったり、状況になると「自分は愛されない」「ここは危険なのかもしれない」という状況に陥るようになってしまいました…。

幼少期のあの頃に状況が似ているからです。

あの時。何が起きたのか。

薄暗い不気味な空の下の公園の遊具

※ここからは、人によってフラッシュバックが起きる可能性のある描写があります。
見たくない方は見ることを避けることをお勧めします。

幼少期、親のとある事情で、とある場所に預けられておりました。

そこであろうことか、保育士のような支援者から、暴力を受けておりました。(小さなものですが)。

または、同級生の子から今も体に傷跡が残っているような傷をつけられたり、いろいろと苦しいことがたくさん起きました。

ずっと輪の中にも馴染めず、苦しかったです。

誰にもみて貰えないのかもしれない、そしてこのままでは死ぬのかもしれないな、という恐怖が当時ずっとありました。

フラッシュバックが起きた時どうするか

時計のおもちゃを触る小さいこども

フラッシュバックについては正直、今も勉強中です。

ただ、主治医からはこのようなことを勧められました。

ひとつは、

今は2025年の8月で、わたしはもう28歳。
3歳当時ではないです。
と唱える方法です。

わたしの場合、Macを使って仕事をしているのですが、Macのカレンダーを見たりしました。

すると不思議な感じがします。

え!今は2025年なんだ!2000年ではないの!?という感じです。

それくらい、3歳だった当時のあの頃に意識が集中しているということでしょうか。

もしくは体を触り、もうがっしりしているから、わたしは大人だ!と思い込んだりします。

またこれは自己流でもありますが「ここは安全だ」「もう大人だし、ここTANOSHIKAはいい人ばかりで、体を叩かれることはない」と唱えることもいいかなと思いました。

しかし正直効き目が悪いというか…あまり効果を感じないのが実際のところです。

主治医らからは頓服を飲むことを提案されて、個人的にこれが一番効果があるなと感じていて、騙し騙しやっているような感じでしょうか。

救ってくれた言葉

髭を生やした男の人の背中

とある同僚ライターさんに、フラッシュバックを打ち明けたことがありました。
当時、フラッシュバックがあまりにも辛く、半ば、やけになったのもありましたが同僚ライターさんにあろうことか「実はあなたなどがフラッシュバックの要因になっていて」と伝えてしまいました。

そのライターさんにはとても苦しい思いをさせてしまったなとずっと反省はしているのですが、その方が

「僕は、The piasuさんのことが人間として好きですし信頼していますよ」

と言ってくださって、初めて「あの頃のあの人たちとは違うんだここは!!」と心から思えました。

そのライターさんを傷つけてしまったことは本当に申し訳ないのですが、わたしは救われたというか、TANOSHIKAってやはり、温かい人が多いな、と思った出来事でした。

ライターさん、ありがとうございました。あなたの優しさに救われました。

支えてくれる支援員Fさんなど

テーブルの上で手を握り合っている人たち支援員Fさんにも支えられています。

Fさんは「何か状況的にフラッシュバックしそうだったら、その都度言ってください、一緒に整理しましょう」と言ってくれました。

大変お忙しいのにありがたい、と思います。

また、わたしがフラッシュバックが起きた時に、TANOSHIKAの支援員さんがフラッシュバックが起きた時用に、軽作業を用意してくださったことが忘れられません。

他にもここには書けないような素敵な対応をしてくださるTANOSHIKA。

ついついフラッシュバックが起きて、あの幼少期に置かれていた場所とリンクし、TANOSHIKAに対して批判する時もあるわたし。そんな自分が最低だなと思いますが、いつも温かく見守ってくれる。やっぱりTANOSHIKAっていい場所だなと思います。

フラッシュバックで仕事に集中できない

今のわたしの課題は正直、フラッシュバックで仕事に集中できない!!ということです。

フラッシュバックすると、当時の3歳だった自分の気分が乗りうつり、自分ではないような行動をしてしまいます。

行動した後にハッとなって、とても嫌な気持ちがするし、大事なメンバーさんたちを大事にしたいのにできなかったかもしれない、と悲しい気持ちになります。

課題に対処しなければどこに行っても一緒だと思っています。

今の事業所から逃げる、ということも正直考えました。しかし、この状況は、TANOSHIKAが悪いからおこるのではなく、どこに行っても起きるし、トラウマはついて回るし、それにわたしはやっぱりTANOSHIKAでとても助けられたし、会社さんに何かをもう少し残してからここを去りたいな、という気持ちもしています。

フラッシュバックに対処しながら働くということ

フラッシュバックに対処しながら働くということは、相当しんどいです。
でも、絶対にわたしは負けたくないですし、絶対にフラッシュバックを乗り越えて、仕事を頑張りたいです。そして、一般就労か夢を叶えたりして、本当の意味でTANOSHIKAや、社会のみんなに恩返ししたい!!そういう気持ちがあります。

トラウマとうまく付き合って働くために。わたしが読んだ本

最近は、トラウマとうまく付き合って働くために試行錯誤しています。主にトラウマ関連の本を読んで勉強することをしております🌼

わたしを救ってくれた本たちを紹介します🌷📕

赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア: 自分を愛する力を取り戻す〔心理教育〕の本

この本は、とてもよかったので、ぜひトラウマを抱えている方は読んでほしいです!

赤ずきんとオオカミの物語としてトラウマケアについて書かれていて、きつい描写も物語として柔らかく受け止めることができます。

負担も少なく、トラウマについて学べます。

それでも、人によってはどんな心の反応があるか保証はできないので、精神科に行かれている方でしたら、主治医に「読んでいいか」一応、聞いてみると、なおいいと思いました。

何故、赤裸々に書いたか?

 

パソコンのキーボードを打つ人の手元何故、ここまで赤裸々に書いたか?という疑問があると思います。

フラッシュバックについては、誰かが悪者になる可能性もあるため(そういう気持ちはないにしろ)、書くことは大々的には控えておりました。

しかし、AKARIのメンバーさんのとある統合失調症に関する記事などに助けられ、自分も赤裸々に書いたり、もしくは率直に書くことで誰かを救えるかもしれない、と思ったのでした。

この記事を読んで、フラッシュバックに対処しながら働くってこういうことかあとか思ってくれたら嬉しいし、こんな人もいるんだな〜とかわたしと同じ、と思ってくれる人がいたらそれだけで嬉しいです!!

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2 件のコメント

  • 記事を読ませていただきました。仕事中に起きるフラッシュバッグはきついですね。人が増えることに不安を感じたり、
    気づかない内にストレスを抱えやすくなったかもしれませんね。平常心でいられるようになったらいいですね。これからも記事を楽しみにしています。

    • パグさん、いつもありがとうございます🧡
      そうですね、きつい時もあります。
      今はみなさんの支えのもと、フラッシュバックのあったあの時と今は違うんだ!!と思い込んで、その上で行動することを頑張っている感じです。
      いつもあたたかな励ましのお言葉、大変嬉しいです。

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