「こども気温」。120cmの子どもと170cmの大人では、+7℃程度も体温が違う!

水筒のお茶を飲む、女の子と男の子

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

毎日、暑いですね。嫌になりますね。本当に暑過ぎて、嫌になります。

日本で今HOTスポットで、かつ熱中症対策が急がれているのが、大阪・関西万博です。

人気の高いイタリア館は、元々4時間待ちだと聞いていましたが、最近は5時間待ちだと言われています。

参照元:朝日新聞デジタル イタリア館は5時間待ち、市民参加は後退? 万博研究者とあるく会場(2025年7月13日公開)

万博は、西ゲートは予約している人しかバスに乗れませんが、訪れた方は帰り道、西ゲートに向かう人が多いといいます。

花火が打ち上がった6月28日は、万博協会から「タクシーで帰って下さい」と、約100名の方が言われたそうです。

参照元:朝日新聞デジタル 万博花火6千人滞留、100人バス乗れず 協会「タクシーで帰宅を」(2025年7月4日公開)

5月下旬には、熱中症の疑いで救護室に入っていた中学生が、20分で退出して欲しいと言われ、SNSを中心に議論となりました。

参照元:朝日新聞デジタル 万博で熱中症?の中学生、救護施設を20分で退出に 協会に対策要望(2025年6月27日公開)

10月13日まで開幕する万博は、折り返し時点となり、2025年7月12日現在で、来場者が1000万人を突破したとも言われています。

2025年7月11日には、レジオネラ属菌が出てきた水上ショーは指針値を下回り、約1ヵ月ぶりに再開され、ユスリカの再発生が、7月と9月に起こるかもしれない、と話題の欠かない万博。

この記事が上がる頃には、夏休みとなり、多くの家族連れが万博に行こうとしているかもしれません。

今回は、熱中症対策の1つとしてできそうな、「こども体温」という、1つのお子さんの予防策の目安を紹介したいと思います。

暑熱環境においてビルや地面からの照り返しが強くなると、体温が上昇し熱中症を起こしやすくなります。特に、身長が低いお子さんは、地面からの照り返しの影響を受けやすいと想定されています。

サントリー食品インターナショナル(株)は、気象専門会社の株式会社ウェザーマップとの共同検証実験から、地面やビルの照り返しの影響の差などで、子どもの身長の高さで計測した気温が大人と比べて+7℃程度になることが確認できました。

「こども気温」を計測するために、どんな共同検証実験が行われましたか?

こども気温のデータ

ウェザーマップ社立ち会い・監修の下、大人(高さ170cm)と子ども(高さ120cm)のマネキンを横並びにし、屋外にて地面の照り返しによる気温差と表面温度差を、黒球式熱中症指数計と赤外線サーモグラフィーにて計測。指数計は、それぞれの胸の高さ(大人マネキン:150cm、子どもマネキン80cm)に設置。

こども気温の測定データ

画像・文章引用元:SUNTORY 【サントリー×ウェザーマップ社共同検証】判明!真夏日、地面に近い子どもの高さの気温は大人より7℃高い!(※1)小さな子ども特有の暑熱環境「こども気温」を知ることが子どもの熱中症対策の第一歩!(2023年7月13日公開)

この記事を書く前日、最近の万博の映像をニュースで観ました。

すると、多くの人が椅子に座って、日傘を差していました。

物凄く暑いことで、コンビニやベンチなどに座って待機しているとは聞いていたものの、実際の映像を観ると、皆さん大変な思いをして、並ばれていることが分かりました。

小さいお子さんがいると、「早く入りたい」と親御さんにせがんだり、ジッと待っているのが嫌になったりすると思います。

ただ待つだけではなく、この暑さでは、体力もすぐ消耗してしまいます。

この記事で紹介した通り、お子さんは、大人より、身体に熱を持ちやすいことが分かりました。

日陰も少ない万博では、より一層、お子さんの熱中症対策が急がれます。

万博は興味のなかった人が一度でも行くと、何回も行きたいと言うほど、魅力的な場所だと知っています。

そのこともあって、この記事が小さいお子さんを連れて、万博に行こうとしている親御さんへの注意喚起になればと思っています。

私の身近な万博に行った方

TANOSHIKAでは、私が知っているだけで3名、万博に行っています。

そのお一人が、デザインの職業指導員さんです。

6月下旬に、万博に行きました。行くと聞いた時は、梅雨の時期で、『雨位なら、自分は心配していません』と言っていました。

実際に行った日は、梅雨明けしていて、「⚪︎さん、今頃、万博に行っているだろうけど、熱中症とか大丈夫だろうか?」と心配しておりました。

数日後、その方に会ったので、万博の思い出を聞きました。

行きたかったパビリオンは一部予約が取れなかったそうです。

ただ、フランス館のディオールだったり、サウジアラビア館だったり、リングの上に登ったりして、写真撮影ができたそうです。

万博は、手荷物検査があって、一人ずつ一列に並ぶことで、パビリオンに入るのに、時間がかかるそうです。

開演の10時前から、20時前まで会場にいたそうですが、その内に熱中症になったそうです。

次の日、大阪を観光する予定でいましたが、熱中症で、ずっと寝ていたといいます。

その方が、『絶対に日傘と折りたたみ式の小さい椅子は必要だった。後、1回行きたいけど、次は9月位で、夜に行こうと思う』と言われていました。

『とにかく暑過ぎて、夏は行けない』と言っていました。

この支援員さんの体験談から、万博は人も多いし、暑いので、行かれる方は気を付けて下さいと言いたいです。

本当に、救急搬送される人が多い中で、熱中症になっても、福岡に戻って来れるまで回復し、今も仕事をバリバリされている、この職業指導員さんは凄いなって感じました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。