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こんにちは、翼祈(たすき)です。
例えば、この記事をご覧の皆さんが高層マンションに住んでいて、災害が発生し、閉じ込められたら、どうしますか?
よく災害発生時に、運悪くエレベーターに乗っていた時、停電などが起きて、閉じ込められて救助を待つ方の話をよく耳にします。
エレベーターが止まると、空調も止まり、暑い中、ただ救助を待たないといけません。
真っ暗で不安、スマホを持っていても、いつ救助が来るか分からないので、充電の心配もしないといけない。
暗いだけでも怖いのに、いつ救助されるか分からない、時間も確認ができない場合、ただただ待つのも、とても心身共に辛くなってきます。
ただ、最近のエレベーターでは、食料や水が備蓄された椅子を搭載した、『防災チェア』の設置が進んでいるといいます。
今回は、その『防災チェア』の設置はいつから浸透したのか?また、どんな機能が他にもあるかなどを発信します。
南海トラフ地震では、全国で2万人以上がエレベーターに閉じ込められると想定されています。近年、マンションや行政施設などのエレベーターでは、食料や水などを備蓄した『防災チェア』の設置が進んでいます。
特に『防災チェア』に関連する統計はありませんが、一般社団法人「防災安全協会」によりますと、本格的に商品化され始めたのは2000年代からと推定されています。その後、2011年の東日本大震災をきっかけに注目を集め、2018年に発生した大阪北部地震を経て、新しい建物のエレベーターでは、設置が主流となっています。
『防災チェア』には、どんな機能がありますか?最初に画像と動画で、紹介
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画像・引用元:おどろき、快適、仕事と暮らし KING JIM エレベーター用防災チェアー
動画・引用元:キングジム公式YouTubeチャンネル エレベーター用防災チェアー 商品紹介動画(2023年7月19日公開)
『防災チェア』には、それ以外に、どんなことで役に立ちますか?
防災チェアは「防災キャビネット」とも呼ばれ、通常はエレベーターの隅に置かれている。普段は、高齢者らが腰掛けられる椅子や荷物置きとして機能しつつ、内部に水や紙コップ、非常食、ティッシュ、簡易トイレキットなどを収納。非常時に取り出せる。蓋を外すとトイレの便座代わりになるタイプもある。
引用元:読売新聞 エレベーター閉じ込めに備え「防災チェア」の設置進む…非常食や簡易トイレを収納(2025年6月18日公開)
この記事で思い出したこと
私が通院する病院のエレベーターの中に、椅子が置いてあります。
人工関節を入れるほど、両膝が変形性膝関節症で変に曲がるといった、足が悪かった母は、その病院に行くと、「足が悪いから、助かる」と言って、毎回座っていました。
私も、「便利だけど、何で椅子が置いてあるんだろう?」と思っていました。
この記事を書く時、『防災チェア』の写真を観ると、全く通院する場所のエレベーター内にあるものと同じでした。
「あ、これに間違いない」と思いましたし、その椅子がただの椅子ではなく、実は食料や水なども備蓄しているといった、災害用でもあることを初めて知りました!
この記事の引用元を観て、「トイレにもなるんだ!」と思いました。
食料と水以外にも、多くの災害備蓄品が常備されていることにもとても感嘆しました。
私にとって、当たり前の様に観てきた病院の椅子が、座る機能以外にも、誰かを助けている瞬間がある、それだけでも感慨深い話だと、とても記憶に残る、今回の記事でした。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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