『君の声を聞かせて』。手話をコミュニケーションとして愛を紡ぐ、恋愛映画。

君の声を聞かせて

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

私は聴覚障害を抱えていますが、それをテーマにしたエンタメを観たことがありません。

いくつかのサブスクに登録していますが、そこでどんな作品が配信されているのかあまり分かっていないので、聴覚障害を題材した作品で視聴できるものは、アカデミー賞で受賞したり、話題作ばかりになっています。

いつか当事者として、1つずつ、観る時間を作りたいと思います。

聴覚障害がテーマのものは、CODAという耳が聞こえない両親に育てられた健聴者の子ども達の題材も多いですが、手話も障害者がテーマのエンタメとして人気です。

日本でも手話を題材にしたドラマが大ヒットしましたが、韓国映画でも手話をメインテーマに、本編を飾る作品が、日本でも公開されます。

2025年9月26日(金)より、ホン・ギョンさん、ノ・ユンソさん、元IZ*ONEキム・ミンジュさん共演の、手話によって愛を紡ぐ、ピュアな初恋を描き上げた韓国映画【Hear Me:Our Summer】が、邦題を『君の声を聴かせて』で、東京都のTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開が決まりました。

本作は2009年に制作され、その年の国内興行収入第1位を記録した台湾映画[聴説]の韓国リメイク版です。

今回は、この映画のあらすじなどと、当事者の私が感じる聴覚障害者の可能性について、自分の意見を述べたいと思います。

あらすじ

君の声を聴かせて

ヨンジュンは大学を卒業したもののやりたいことが見つからず、就職する気になれずにいた。両親が営む弁当屋をしぶしぶ手伝うことになった彼は、配達のため訪れたプールで、手話で会話する女性ヨルムに出会い一目ぼれする。大学時代に習った手話を使ってどうにか彼女に近づこうとするヨンジュンだったが、ヨルムは聴覚障がい者の水泳グループに所属しオリンピックを目指す妹ガウルの夢をかなえるため、多忙な日々を送っていた。

画像・文章引用元:映画.com 君の声を聴かせて

ショート予告も公開中

動画・引用元:KDDI Pictures 映画『君の声を聴かせて』ショート予告/2025年9月26日(金)公開(2025年6月5日公開)

ここからは、『君の声を聞かせて』が手話で魅せる、この映画の良い部分を紹介します。

『君の声を聞かせて』は、手話が物語のエッセンスとなり、純度が増す‼︎

映画が話題となったもう一つの大きな鍵は、通常のラブストーリーとは異なる方法で描かれるコミュニケーション。聴覚障がい者が登場する本作において、会話の大部分は手話によって繰り広げられ、口で喋るセリフは極端に減らしている。通じているのは「言葉」でなく「心」だと素直に感じとれる繊細な物語が、単なるラブストーリーの枠には収まらない大きな感動と癒やしを与えてくれる。

引用元:クランクイン! 元IZ*ONEキム・ミンジュら出演! 青春ラブストーリー『君の声を聴かせて』9.26日本公開&超特報解禁(2025年5月16日公開)

また、新しい聴覚障害をテーマにした名作が生まれたと感じました。

韓国映画は、韓国映画にしか出せないテイストだったり、ポップさ、華やかさがあります。韓国でキュンと来る作品は、わざとらしさがなく、純粋に、いいな、元気貰えるなって思わせてくれる魅力もあります。

ちょっとコメディー色が強いのもあれば、シリアスな部分を混ぜたものだったり、本作もその1つである純愛モノと、恋愛映画と言っても、かなり幅広い種類があります。

あらすじなどを見てみて、ちょっと切なさもある、純愛モノの作品なのかな?と思いました。

韓国でもヒットしていますし、日本で手話を使うドラマが放送されてから、手話を学ぶ人が増えたり、本作も何かしら影響があると思います。

当事者としては、また1つ、聴覚障害をテーマにした映画が作られたことが、嬉しいです。

私が、凄いなと感じる、聴覚障害の方

私はインスタの方で知った方ですが、みわいさんという方です。

みわいさんは耳が聞こえず、手話を第一言語として、会話をされています。

手話イラストなど絵を描くのもお上手です。

手話の交流会にも参加されたり、聴覚障害をテーマにした大型イベントにも積極的に現地に赴き、レポートなど、生の声を発信し続けている方です。

私がみわいさんを最初に知ったのは、AKARIの公式インスタを更新した時に、いいねを頂いたことがきっかけでした。

その日以降、みわいさんをフォローし、会社のパソコンのストーリーで、休み時間、みわいさんのインスタの更新を、よく見ます。

聴覚障害を抱えていても、ここまで、幅広く、自身の声を、レポートなど含め、発信し続けている方は、みわいさんしか私は知りません。

みわいさんの中で、耳が聞こえないということも、個性の1つだと考えていると思いますし、聴覚障害のコミュニティに影響を与え続け、凄いなと感じています。

参考サイト

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。