世界統合失調症デー【統合失調症まとめ記事】

ラベンダー畑の少女

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はじめに

5月24日は「世界統合失調症デー」です。(テーマカラーはになっています。)

この日は、統合失調症についての理解を深め、患者さんやそのご家族を支えるための大切な日です。

統合失調症は、幻覚や妄想などの症状が現れることがある病気で、日常生活や人間関係に影響を及ぼすことがあります。しかし、適切な治療や周囲の支えがあれば、安心して社会生活を送ることができます。

「世界統合失調症デー」では、偏見をなくし、温かい支援の輪を広げることを目指し、世界中で様々なイベントや啓発活動が行われます。

患者さんが安心して暮らせる社会を築くために、一人ひとりが正しい知識を持ち、理解を深めることが大切です。

AKARIの中でも「統合失調症」当事者の声から、それに関連する記事が多数あります。

その中でも、特にみなさんに読んでいただきたい記事を集めました。

多くの人たちの理解につながれば幸いです。

紫の服を着た4人の女性

当事者の声

「私の病気は統合失調症です~統合失調症の症状と治療についてと私からのお願い~」

■統合失調症・当事者のゆたさんの記事です。

統合失調症の詳しい症状や治療法などが、当事者だからこその視点で描かれています。

「統合失調症とともに生きる~この障害と向き合ってどんはれが感じたこと~」

■統合失調症・当事者のどんよりと晴れている(どんはれ)さんの記事です。

服用しているお薬や、入院経験のお話、「オープンダイアローグ」との出会いが描かれています。

「病気を理由に諦めたくない。統合失調症と向き合いながら一般就労を目指す、私の話」

■こちらもゆたさんのお話ですが、一般就労の苦労やどうやってTANOSHIKACREATIVE諏訪野にたどり着いたのか、どうして一般就労をあきらめたくないのかが描かれています。

「統合失調症と子育て〜入院、休憩は必要?〜」

■現在は、TANOSHIKA FARMでお仕事をされているYUKAさんの記事です。

1児の母であるYUKAさんの出産から、子育て、統合失調症という病気について、詳細に描かれています。

「AKARIと私〜自分が癒されるために記事を書いているどんはれの告白~」

■統合失調症の当事者であることを記事に書かれた後日談です。

なぜ、当事者であることを公表されたのか?その葛藤が描かれています。

統合失調症に関する記事

「『シルバーリボン』。統合失調症の息子を持つ家族が始めた、精神疾患啓発イベント。」

■この『シルバーリボン』は、統合失調症を発症した息子さんを持つご家族が始められたものです。

「『統合失調症患者に起きているかもしれない世界』完全没入型イベント開催!~統合失調症になって思うこと~」

■統合失調症の主な3つの症状「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障害」について、患者の脳内で起きているかもしれない世界に「没入」し、体験することで、疾患と患者への理解を深めてもらうための空間です。

当事者である「ゆた」さんからのメッセージ

【ゆたさん】

統合失調症はかなり身近な存在になって、健常者も聞いたことあるよって方がかなり増えています。

私も当事者として、AKARIに自分の体験談や統合失調症の症状について記事にしてきました。

それでも、まだ、怖いイメージだったり、偏見もあると思います。

こういう機会に統合失調症とはどんな病気なのか、知ってもらえるきっかけにしたいです。

そして、自分が統合失調症になってしまっても焦らず正しい対処ができるよう、また周りの大切な人が統合失調症になっても対応できるように、頭の片隅に少しでもいいので何か、残しておいて欲しいなって思います。

統合失調症は簡単に治る病気ではないのかも知れない。

大切な人を傷つけてしまうかも知れない。

ですが、前を向いて生きていく当事者、そして周りの大切な人たちに少しでも皆様の優しさを向けてもらえると、本当に嬉しいです。

紫の絵具で顔を汚している少女

当事者である「どんはれ」さんからのメッセージ

統合失調症と一口に言ってもいろいろな症状の方がいらっしゃるし、その人自身の個性や性格によって考え方も違うので、あくまで私が体験したことをお話すれば、薬を正しく服用すれば普通の生活はできます。もちろん、働くこともできます。

統合失調症という病名を聞いて、その歴史を知るとなんだか怖い病気なのかなと思いますが、だましだまし付き合っていける病気だと思います。

若い世代がかかりやすい病気なので、病名だけいきなり告げられるとショックは大きいと思います。うつ病でさえ、気のせいで片づけられることもあるので、その理解はまだまだ課題があると思います。

けれども、孤立しないでほしい。誰だって一人で生きていかれないように、統合失調症患者は特に一人でいると被害妄想と幻聴の渦に閉じ込められてしまいがちになります。

言っていることはときどきおかしいかもしれませんが、まずはお天気の話やら、世間話などスモールトークをしてほしいです。

その話の延長線上に、正常な感覚が戻ってくることもあります。

支援する方々は大変だと思いますが、統合失調症患者と会話をしてほしいです。

本当になにげないもので大丈夫です。

世が世なら座敷牢に閉じ込められていた病気です。

今は効果的なお薬もあり、自由に行動できるようになりました。

まだまだ、解明されていない病気なのでオープンには言いにくい病気ですが、多くの人が安定して生活できているのも事実だと思います。

怖がらないで、病気とぼちぼちと付き合っていってください。

藤の花

さいごに

5月24日が「世界統合失調症デー」だとしったのは、5月19日でした。

突然思いついた企画に、快くメッセージを下さいました、ゆたさん、どんはれさんには感謝しかありません。

すこしでも、多くの人たちに統合失調症という病気を知ってもらう。

これが、今回の企画をどうしてもしたかった理由です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。