『シルバーリボン』。統合失調症の息子を持つ家族が始めた、精神疾患啓発イベント。

シルバーリボン

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

この記事をご覧の皆さんは、日本にはどれだけ精神疾患の患者さんがいると思いますか?

2025年1月に明らかになった、日本での精神疾患の患者さんの人数は推計603万人です。

国が長期入院から地域でのケアへの移行を推し進める中で、精神疾患を抱えている当事者の主な受け皿となっているのが、“家族”でした。

参照元:NHK WEB特集 精神疾患600万人 独自アンケートで見えた “家族の実情”(2025年3月14日公開)

私も精神疾患に該当する発達障害を抱えていて、20年近く精神科に通院しています。

精神疾患は本当に偏見や差別の多い疾患です。

心無い言葉がいつもSNS上で飛び交っています。

「生きづらいな…」と思っている時、『シルバーリボン』という精神疾患を啓発するリボンがあることを偶然知りました。

今回は、『シルバーリボン』の活動が始まるきっかけとなった、1つの精神疾患のことを取り上げながら、日本における精神疾患への考え方などを、話していきたいと思います。

『シルバーリボン』の活動が始まったきっかけは何の病気ですか?

シルバーリボンジャパンのトップ画像

シルバーリボン運動は、統合失調症への理解を求める取り組みとして、1993年に米国カリフォルニア州で産声を上げました。

その取り組みは年月と共に発展していき、現在では脳や心に起因する疾患(障がい)およびメンタルヘルスへの理解を促進する運動として、脳や心に起因する疾患(障がい)に対する誤解や偏見を和らげ、それらを抱えるご本人やご家族が生活(回復)しやすくなる社会の実現を目指し、世界規模で展開されています。

日本では2002年に福島県の浜通り地方(楢葉町)から開始されました。

画像・文章引用元:シルバーリボン運動公式サイト|脳や心に起因する疾患(障がい)への理解を促進するシルバーリボン運動|Silver Ribbon Japan シルバーリボンについて

悲しいことが多すぎる

誰だって、私だってなりたくなかった、障害者という立場ですが、特に世の中で偏見の多いのが、精神疾患です。

精神疾患は仕事の業務が忙し過ぎて、疲れ過ぎるほど働いて、うつ病などを発症し、休職後退職したりと、誰でもいつなるか分からない疾患です。

それにも関わらず、ネット上では『精神疾患とか、心が弱いからなったんだ』と、誤った考え方や偏見が根強いです。

精神疾患はそういう偏見もあって、自分から口にする人はほとんどいません。

私の抱える発達障害も精神疾患の括りに入ってますが、一人ずつ出現する症状も全く違います。

ある人にもこの薬が効いても、それが効かない人もいます。

よくネット上で精神疾患のことが多く呟かれていると、医師の方などがイラスト付きで紹介していて、幅広い症状が書かれていたりします。

それ位、精神疾患という中で、病気の併発もあって、さらに細分化されているということです。

ネット上には誤った情報もよくあります。

今問題になっているのが災害でのデマ情報ですが、精神疾患など病気でもデマが多く投稿されています。

精神疾患に限らず、病気などで目にしたデマだと、

「1歳児健診に来た子が予防接種も何も打っていなかった。お母さんに、『なぜ、打っていないのですか?』と聞くと、『YouTubeで打たない方がいいと書いてあったので』と言われました」

「はしかはかかっても、軽傷で済みます。皆さん、かかっても大丈夫ですよ」

これはデマです。はしかは重症だと、場合によっては命を落とします。はしかの人が一人でもいたら、その部屋に一緒にいた人は全員感染するほど、強いウイルスです。

世の中世知辛いなと思うのが、毎日同じ様にSNSで書いていても、ある日突然炎上し、ずっと攻撃対象になる。凄く怖いなと思います。

それ位、本題の精神疾患にしろ、ギスギスして、心に余裕を持って生活できないほど、物価高も毎月ですし、日本の生活力が落ちているんだろうなぁとも思います。

この『シルバーリボン』は、統合失調症を発症した息子さんを持つご家族が始められたものです。

精神疾患は、理解や支援がないと、どんどん心の状態が悪くなってしまいます。

生きづらい世の中ですが、私もこの仕事を通して、皆さんと手を繋いで、生きていたいなって思っています。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。