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読者が一人でもいるなら書く意味がある
私がAKARIのいうメディアで執筆してきて、2年半が経とうとしている。
AKARIを執筆してきて思ったことは、私は私自身を癒すためにAKARIを書いてきたと思う。
読んでいるみなさんには失礼な話かもしれないが、自分が普段思っていること、勉強したことを発表する場としてAKARIを利用させてもらっている。
そのAKARIだか、私の記事のpv数はあまり伸びておらず、大勢の人に読まれていないことになる。それを心苦しく思ってしまうときがある。
私だって大勢の人に記事を読んでもらいたい気持ちはある。評価されたい気持ちがある。
しかしその一方で、私の記事が一人でも誰かの励みになったり、役に立ったりすることがあるのならば、それはそれで意味のあることなのかもしれないと思うようになった。
現にAKARIiの過去の記事で私が励まされたものもたくさんある。
AKARIの歴史の中でどんはれというライターがいたことを覚えておいてほしいと思う。
自分の障害と向き合う
前回の記事で自分が統合失調症であることを書いた。
新しく入られたゆたさんが堂々と統合失調症であることを書かれていたので、それに触発されたこともある。
私は統合失調症であることを隠そうとしていた。
統合失調症であることを恥だと思う自分がいた。情けないことに精神疾患のスティグマの記事を過去に書いたくせに、セルフスティグマに悩まされていたのは私自身だった。
過去に社会福祉士の実習で養護老人ホームに行ったときに、そのとき付き合っていた彼氏から、病気のことは言っておいた方がいいと言われ、病院で診断書を書いてもらって、担当者に渡した。
そのときの反応がうわーと叫びながらまるで気持ち悪いものを見るように私を見たので、ひどく傷ついた。そのあとすぐ担当者は気を取り直して秘密は守りますと言ってくれたが。
養護老人ホームでたくさんの統合失調症患者を見てきたからの反応だったのだろう。私はそのとき、統合失調症ってこんな見られ方をされるんだとネガティヴに学習してしまった。
AKARIというメディアは以下の趣旨のもと、運営されているサイトだ。
AKARIは生きていく上で「社会」や「自分自身」に何らかの障害を感じている方の手助けになる情報を発信し、共有するサイトです。
AKARIの記事は、何らかの障害の当事者や支援者によって書かれています。
引用 AKARIとは?
この趣旨のもとに書かれているAKARIというサイトに自身の障害を隠すのは適切ではないと考えた。障害当事者として情報を発信をするべきだと考え直した。
私は統合失調症である。統合失調症でも自由に生きているし、ここTANOSHIKAでは差別されることもない。差別があるとしたら私は私自身にしている。
このAKARIというメディアで障害当時者として何が発信できるのか、何が読者の勇気づけになるのかわからないが、私は私の障害を告白したことで書くことが広がったと感じている。
最後に
私は自分のために記事を書いている。
自己満足かもしれないが、自分と向き合うことにより、他者とも向き合える気がしてきた。私の癒しが他の人にとっても癒しになればこれほど嬉しいことはない。
この記事もあまり読まれないかもしれないが私が私であることを知ってほしい。
そして、あなたもあなたでいていいこと、お互いが尊重できる関係でいられること、そんなことをこれからも発信していきたいと思う。
統合失調症は、現実とのつながりの喪失(精神病症状)、幻覚(通常は幻聴)、妄想(誤った強い思い込み)、異常な思考や行動、感情表現の減少、意欲の低下、精神機能(認知機能)の低下、日常生活(仕事、対人関係、身の回りの管理など)の問題を特徴とする精神障害です。
社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことを業とする者」とされています。
noteでも書いています。よかったら、読んでみてください。
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