DVの被害者=女性、ではない?男性のDV被害について~生きやすい世の中にしていくためには~

土下座する人を叱責する棒人間

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記事をお読み下さる方へ
※注意※

今回、このテーマで記事を書くにあたり、少し過激な表現やショッキングな内容があります。

もし、そういった情報を見たくない方や気分を害される可能性がある場合は、この記事を読まないで頂けると幸いです。

ただ、ある程度、事実に基づいて執筆しますし、私なりの意見も嘘偽りなく記事にしていくつもりですので、是非参考までによろしくお願いします。

こんにちは、どうも、ゆたです。

皆さんは結婚についてどうお考えでしょうか?

既に結婚されている方もいらっしゃるかと思いますが、独身の私にとって結婚は是非、経験してみたいなと思っています。

やはり、好きな人との生活をする上で結婚というのは、ある意味ゴールとスタートを意味するものだと思いますし、単純に幸せそうだななんて思っています。

ただ、それは理想の話なのかも知れません。

結婚してから育児に仕事、お互いの心情も含め、家庭を築くというのは並大抵なことではありません。

喧嘩や言い争いもきっとあるだろうし、残念なことに必ずしも一生一緒にずっと幸せ、なんてことはどんなに裕福であろうと、どんなに仲良しだとしても、難しいことだと思います。

ただ、そういった幸も不幸も乗り越えていく過程で絆が深まり、夫婦というものが出来上がり、家族になっていく、それは、とても綺麗で、尊いものだと私は思っています。

しかし、残念ながら、それが叶わない場合もあります。

どちらかが協力的でなかった場合、家庭や家族というものは崩れてしまうこともあるのです。

今回は、最近、話題になっているDVの現状についてです。

ただ、今まで話題になったものとは少し違うかも知れません。

今後の結婚生活で何かの役に立つヒントにもなるかと思いますし、結婚したい方にとっても大事な情報になると思いますので、是非、最後までお付き合いください。

男性のDV被害

DVを受ける女性と男性DV、と聞くと何となく、女性が被害者、男性が加害者、というようなイメージになりがちだと思います。

ですが、最近では、男性が被害者になるケースがかなり増えています。

厚生労働省のHPを見ていただくと、分かりやすいですが、男性が家庭の問題を理由とする自殺が2877人、女性が1831人となっています。

そして、「夫婦関係の不和(DV)」を理由とする自殺が、男性81人、女性12人となっていて、先ほど述べた通り、男性がDVの被害者となってしまい、追い込まれて、自殺という道を選んでしまう方がかなり多いことが分かります。

参考元:厚生労働省HP 自殺の統計:各年の状況

参考元:(PDF)厚生労働省HP 令和5年中における自殺の状況

また、男性のDV被害の内容には、女性のDV被害の内容とは少し異なる点があります。

全てを書いてしまうと、かなり残酷な内容になってしまうので、概要だけ話しますが、ひどい言葉を浴びせる暴言や家庭内で子どもに夫の悪口を吹き込み「家族VS夫」という対立を作り孤独に追い込む、夫の食事だけ作らない、洗濯物をしない、話を聞かないで暴れる、物を投げるなど、女性が被害者だった場合は暴力的な内容が目立っていましたが、男性が被害者だった場合はこのように精神的に追い込んでいくような内容になっています。

もちろん、一概には言えません。

男性だって女性を精神的に追い込むこともあるでしょうし、逆もあり得ます。

ただ、男性のDV被害での話でメインとなるのは、このような精神的な苦痛についてです。

詳しく知りたい方は是非、下記のURLから情報を読んで見てください。

参考元:リコネット 深刻な男性のDV被害。これまで目立たなかった理由とは? 2025年2月18日

女性のDV被害は?

この話を聞くと女性のDV被害が少ないような気がしてしまいますが、そういうことではありません。

実際、日本では女性は4人に1人、男性は5人に1人の割合でDV被害を受けていると言われています。

ただ、ここで問題になっているのは男性の割合はデータ上の数値よりはるかに高い可能性がある、ということです。

実は20年前に比べて、男性の警察への相談件数は170倍に増加しています。

これは決して、20年前は男性へのDVがなかった、という話ではなくて、当時の男性は仮にDV被害を受けていたとしてもそもそも被害申告をしていなかったというわけです。

可能性の話としては申告はあったけど、警察がその深刻さをあまり理解できていなかったのかも知れません。

どちらにせよ、男性へのDVという概念があまり世間に浸透していなかったのだろうと思います。

自殺を選んでしまう理由とは?

塞ぎ込んでしまった男性

男性は環境のせいか、それとも生物的な構造が理由か、そこは人によって個性があるかも知れませんが、人に弱みを見せたり、相談をすることが恥ずかしい、という考え方をすることがあります。

そのせいであまり相談ができない、また、相談をするという発想に至らないことがあります。

もう一つの原因は法律上、男性が裁判をするメリットがない、ということです。

少し法律的な話が絡んできて、難しい内容ですので、もし興味がある方がいれば、詳しくはこちらで詳細を確認してください。

参考元:リコネット 深刻な男性のDV被害。これまで目立たなかった理由とは? 2025年2月18日

相談する、ということそのものにハードルがあり、相談したとしても良い解決策がない。

八方塞がりの中、男性は疲弊し、最後には自ら命を絶ってしまうのではないでしょうか?

解決策はない、でも。

残念なことにDV被害の明確な解決策はありません。

特に男性へのDV被害は今の法律では守ることが難しいのが現状です。

ですが、少ないですが、対策する方法はいくつかあります。

これは決して、男性向けではなく、DV被害を受ける方を少しでも減らすためのものなので、男女共に知識としてあった方がいいのではないかと思います。

基本的なことでいえば、付き合ってから結婚までの期間を長く設けることです。

要はカップルである期間でちゃんと相手を知っていこうということです。

その際、同棲をすることももちろん、大事だと思います。

ただ、実際のところ、結婚すると急に変わってしまうパターンもあるようです。そこで全てを見極めることは難しいですが、長期間、一緒に生活しておけば、少しずつその人の本質が見えてくることもあるとは思いますので、互いが不安のない形で結婚できれば、このような被害を防げるのではないかと思います。

終わりに。

最近では男性が被害者になるDVについて、各地域でも対策をしています。

専用の相談ホットラインがある地域も少しずつではありますが、増えてきました。

ですが、それでもまだ、悩んでいる方々はたくさんいらっしゃいます。

DVの特性上、もしかすると、加害者側も苦しい思いをしている可能性もあります。知らず知らずのうちにDVをしてしまっている可能性もあるのです。

SNS上では「離婚すればいいだけでは?」というコメントを見ますが、離婚をしていますと、男性側にとっては子どもの親権も取れない可能性も高く、金銭的な負担も多い場合があり、離婚は簡単ではありません。

それに加え、DV被害を受けたとはいえ、元々は好きで結婚した人、離婚はメンタル的にもかなり擦り減っていくことは容易に想像ができます。

私は、今の世の中に合わせて、法律がもう少し整備されて行けばいいなと思いますし、子どもの親権もその場の状況に合わせてどちらが相応しいか判断できるルールがあればいいなと思います。

今回はここまでです、お相手はゆたでした。また、次回の記事でお会いしましょう。

noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨

まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!

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