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こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さん、寒い日が続きますね。2025年2月5日から、2月8日にかけて、襲来した最強寒波に、大丈夫でしたでしょうか?
2025年2月4日は、北海道帯広市で、120cmの降雪量という、全国過去最多の雪が降りました。新潟県新潟市では2025年2月7日23時までの6時間に降った雪の量が44cmとなって、観測史上最も多くなりました。
参照元:【4日】帯広の降雪量 全国過去最多 日本海側で積雪急増か NHK NEWS WEB(2025年2月5日公開)
参照元:顕著な大雪に関する情報 交通障害の危険性 立往生など注意 新潟 NEWS WEB(2025年2月8日公開)
雪の場合、車は立ち往生など、避難すると極めて危険で、ただ雪が降るのが落ち着くのを待つしかありません。
特に受験する日に最強寒波が重なって、積雪の中でも、受験に臨まれた受験生も皆さん、本当にお疲れ様でした。
災害で認知症を持たれている高齢者の方がいるご家庭では、デイサービスなどにも連れて行けず、認知症は人との交流が絶たれることで、悪化していく病気です。災害などが起きると、人と会えずに孤独で、著しく家の中で症状が悪化し、大変だと言われています。
かといって、余りに距離が近過ぎる人と接すると、人間関係が悪化して、人間不信になります。認知症の私の祖母が、そのことで、特養ホームに入寮する前、「勝手に冷蔵庫のものを捨てられた!」と、ヘルパーさんとの関係性で、本当に最悪でした。
この記事では、編み糸などさえあれば誰でも始められる、認知症の方の心の不安を手元を覆うことで、和らげる、『認知症マフ』というものを紹介します。
『認知症マフ』が認知症の方に与える、良い効果とは?
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認知症マフは、認知症特有の症状から手元に不安を感じる人が触れたり手を通したりして落ち着けるように、さまざまな飾りを縫い付けた円柱型のニット小物です。イギリスなど海外の高齢者施設や病院でも使われており、英語では「Twiddle Muff(トゥイドルマフ)」と呼ばれています。ボランティアグループや編み物好きの主婦たちが集まっておしゃべりしながら手作りして、地元の高齢者施設や病院などにプレゼントしています。
動画引用元:認知症マフの作り方 朝日新聞厚生文化事業団
祖母と編み物の思い出
少し本題と逸れますが、『認知症マフ』に近いなと感じたもので、私が最近映画館以来観た、大好きな映画の[夜明けのすべて]で、主人公の藤沢さんの、パーキンソン病を罹患しているお母さんが、娘のために、赤い手袋を編んでいました。
1回目は少し大きくて、藤沢さんと手を合わせて、「ちょっと大きかったね。この位かぁー。作り直すね」と言って、2回目、離れて暮らすお母さんが送る小包に、ぴったりの手袋も入っていました。
私の祖母も以前内職ではありますが、洋裁や和裁の仕事をしていて、着付けもしたり、それはとても何でも作るのが上手くて、飛び級する程、余りに上手いことで、仕事場の先輩から疎まれてたりしたそうです。
また母に対しては子どもの頃、よく洋服を作っていて、母は祖母から作って貰う、自分だけのオリジナルのレース柄のワンピースを着て、学校に行くのが嬉しかったそうです。特に、淡いグリーンのワンピースがお気に入りだったと聞きました。
祖母は和裁で、母は成人式の着物を、私の叔父さんは3歳の時、七五三のスーツを、私には大人になっても着れる様にと、総絞りの七五三の着物を作ってくれました。
私は服を作って貰ったことはほとんどないと思いますが、祖母は編み物も上手で、私には手袋やマフラー、セーターなどを編んでくれました。
その後、老眼など、手元が見えにくくなったことで、洋裁や和裁は勿論、編み物もできなくなりましたが、母は祖母が仕立てた着物を今でも、大切に持っています。
それだけ手作りって、温かみがありますよね。
この『認知症マフ』も編み物なので、これに手を入れているだけで、心が落ち着くと書いてありましたし、同じ様な効果だと思います。
私は祖母からその才能を受け継がず、編み物が苦手でした。
小学生の頃の家庭科の授業で作っていたマフラーを見兼ねた祖母が編み直し、それを学校で提出すると、担任の先生に、「とても上手ね」と言われて、凄く「編んだの私じゃないよ」と焦りましたが、私が編み物さえ何かできれば、認知症で特養ホームに入寮する祖母に『認知症マフ』を編んであげられたのになと思いました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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