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こんにちは、どうも、ゆたです。
皆さんは手話について、どの程度、ご存知ですか?
私が初めて手話に触れたのは、小学生の時。手話を教える講師の方が教えてくださいました。
当時は忍者の印みたい!と子どもの中でも盛り上がったことを思い出します。
ただ、手話は言語の代わりになるほどなので、覚えることもたくさんあります。
単純にひらがなにも一つ一つ、指の動きがありますし、単語ごとに特有の動きや表情や流れがあります。
手話を知らない人が手話を見ても正直、ほとんど意味が分からないと思うほど、手話は簡単なようで、難しいものなのです。
さて、そんな手話ですが、とある高校生がこんなアプリを開発しました。
それは手話を瞬時に翻訳するアプリです!
今回は手話と手話翻訳アプリとはどんなものなのかについて記事を執筆したいと思います!
Handy
手話翻訳アプリ「Handy」を開発したのは高校生の二人。
中高生がスマートフォン向けアプリを開発して競う「アプリ甲子園2024」にて、AI開発部門で準優勝しました。
「Handy」は手話をリアルタイムでテキストに変換するアプリです。
開発するうえで困ったことは、手話の多様性です。
手話、と一言で言っても国や地域で細かい違いがあったり、動きや速さや何回同じ動作を繰り返すかによっても意味が変わるといいます。
なので、手話を翻訳するということはかなり難易度が高く、実際、技術開発も進まず、関心度も低い傾向にあります。
また、カメラも特殊なものが必要になりますので、開発には時間的にも金銭的にも大変になるといいます。
そんな中、「Handy」ではメタ学習を採用していて、手話の新しい表現やスラングにも対応できるようになっています。
メタ学習についてはこちらを参考にしてください
メタ学習は機械学習を行う中の1つの分野として存在するもので、学習のやり方を学習することを指します。単にやり方を真似るのではなく、学習のプロセスなどを取り込んでいくことで、これまでのアルゴリズムなどに柔軟な対応が行えるようになります。
引用元:Generative AI Media GLOSSARY メタ学習とは?基本概念から最新の手法、転移学習との違いと具体的な活用事例について徹底解説!(2024年2月28日公開)
このアプリはZOOMなどでも使えるので、手話を使う人と手話がわからない人を繋ぐアプリになると思います。
参照元:日本の高校生を元気にする!! 高校生新聞ONLINE 「手話を瞬時に翻訳する」アプリを高校生が開発 きっかけは映画「聲の形」(2025年1月14日公開)
きっかけは「聲の形」
二人が開発をするきっかけになったのは映画「聲の形」です。
かなり有名なアニメ映画で、知っている方も多いと思います。
主人公の男子高校生とヒロインである女子高校生のお話ですが、ヒロインは聴覚障がいを抱えています。
アニメのワンシーンではヒロインとその妹が手話教室に通うシーンがあったり、主人公が手話を覚えるシーンなど、手話に関する話題が所々にちりばめられています。
私の個人的な感想ですが、見たことない人は是非、見ていただきたいアニメ映画です。
特に中学生、高校生には見ていただきたいのです。
この映画には思春期真っ只中の高校生たちの考えや生き方、失敗や挫折、葛藤や思いが描かれています。
聴覚障がいについて理解が深まる、ただ、それだけの映画ではなく、人間とは何か、人生とは何か、そういった漠然とした“何か”のヒントになるような映画です。
多少、過激なシーンもあります。
小学生低学年だと理解できないかも知れませんのでそこは気を付けてくださいね。
参考:映画『聲の形』公式サイト
終わりに。
話は多少逸れましたが、今回、開発した手話翻訳アプリ「Handy」について開発者は「ユーザーが使いやすいかどうか」という評価があまり高くなかったことに対し、「よりユーザーが使いやすいようなアプリをつくっていきたい」とコメントを残しています。
手話は一長一短で覚えられるようなものではないので、このような翻訳アプリがあると、手話に触れる機会も増えますし、手話を知っている人でも知らない人でもコミュニケーションを取ることができるようになります。
私は二人の開発を本当に素晴らしいものだと感じますし、聲の形をきっかけに手話に興味を持つ気持ちはめちゃくちゃ共感できます!
今後も二人の開発に目が離せませんね!
以上、今日はここまでです。
お相手はゆたでした、また次回の記事でお会いしましょう!
noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨
まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!
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