『フェムシップドクターズ』。性加害など、心身の問題に直面する女性を支える専門職。

フェムシップドクターズ

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

2024年12月、世の中を大きく揺るがす、性加害の報道がありました。

当人としては隠したかったのだと思いますが、今はSNS社会。誰かが異論を唱えて、その異論が大きな声になれば、世の中を動かす、壮大なパワーを持つ。

昔は、「そういうのが当たり前。それで人は売れていくんだから」という声もありましたが、今性加害などは特に、SNS社会でみんなが声を挙げます。

昔の様にもみ消すということが難しく、当時声を上げられなかった人が、数年経った今、声を挙げて、当時のことを赤裸々に話すことができる様になりました。

この記事では、性加害を受けた被害者を、医療の面から支えている、専門職『フェムシップドクターズ』の協会を紹介しながら、今の世の中には、どんなことで性犯罪に巻き込まれてしまうのか?などの私の考えを述べさせて頂こうと思います。

性暴力や望まない形での妊娠、性感染症(STD)など、心身共に甚大な問題に直面しても、ご主人が避妊薬代を出してくれないといった、経済的な理由などから治療を受けられない女性がいますが、

医療従事者として、女性たちをサポートする『フェムシップドクターズ』の活動が各地で浸透しつつあります。

『フェムシップドクターズ』は、どんな支援をしていますか?

フェムシップドクターズのロゴマーク画像引用元:フェムシップドクターズ一覧 女性支援 | フェムシップドクター | #femship|日本女性財団

女性が生涯を通じて健康で生きやすい社会を創るために、

課題となっている問題を解決、支援する努力をする医療関係者たちの活動です。

1. 女性の身体と健康に関する正しい知識、意識を育成し、性の知識や自己決定に関わるリテラシーの向上を助ける活動

2. パートナーなどからのDV、子どもへの性的虐待、性暴力(望まない性行為)などによる肉体的、精神的外傷、

望まない妊娠などによる社会的困窮、身心の不調などを抱えてアクセスしてくる女性たちへの支援

日本女性財団は、フェムシップドクターを任命し、その活動に必要な資金を助成しています。

引用元:フェムシップドクターズ一覧 女性支援 | フェムシップドクター | #femship|日本女性財団

SNS社会は、例えば、プライベートな写真が出回って、ファンがスマホケースのシールや、他の場所で着ていた服などで、その人を特定し、自粛することもある。

それとか、公式SNSで公開された、プライベートで撮った写真で、服やアクセサリー、バッグなどのブランドを特定する人がいる。同じものを持ちたいという声も20代の頃、そうだった時が私にもあるので、分からなくはないですが、時々それが怖くなります。

それでも、性加害など、決して許してはいけない出来事を、世論の声で動かすことに関しては、とても前向きに捉えています。

どんどん怖い世の中になっていると感じている瞬間

私が数年前に、「怖い」と感じたことは、何気なく、家で撮影した写真をSNSで投稿した女性の瞳に映った景色から、家を特定し、家に押しかけ、性加害を加えたというニュースでした。

あれは今から数年前、あの頃でも「凄く怖い。外で撮影する時には、気を付けなきゃ」と思いましたし、今はスマホの性能もその当時より上がっています。あの当時より気を付けなければいけないと感じています。

最近観た、「これは、観た場所や、誰かが悪用した場合、性犯罪に巻き込まれるな」と感じた内容がありました。

1つ目は、「ゾーニング」の問題です。

簡単に説明すると、普段何気なく、インターネットを使っている子ども達が、サイト上に表示される性にまつわる広告を目にし、心身的に悪影響を与えるというものです。

これらのネット広告は過激なものが多く、性犯罪スレスレのものも多くあります。

詳細は、下記の記事を読んで頂きたいと思います。

参考元:WEB特集|性的なネット広告が子どものスマホに…対策求める声 NHK(2025年1月9日公開)

このことで私が気になる点がありまして。

私の家では、家族全員、3年位前にスマホに機種変をしました。ガラケーの時は相当観れないサイトが多くそういうこともしなかったですし、スマホにして、いかに不便だったかも感じましたし、両親も検索や動画を観ることも増えました。

両親はスマホへの機種変の時、私と違って、「そんなにネットを見ないから」と言い、ネット見放題のプランは選びませんでした。

ですが、3年近く経つとあの頃と違って、両親は検索をしたり、動画もかなり見る様に。母は自宅でしか基本使わないので、Wi-Fiがあればギガは減りませんが、父は仕事で休憩時間にスマホを観ることで、低プランだったこともあって、毎回ギガが0になっていました。

父はスマホを酷使した結果、ある異変が起きていました。

それはスマホを触っていない時間帯でも、永遠に広告が入って、それを消すために、誤ってアプリがインストールされて、相当重たくなっていました。

ギガがない、重たいこと、それでもスマホを酷使することで、一人だけスマホがかなりボロボロでした。

「もしかしたら危ない広告に引っかかっているかもしれないし、早く機種変しなきゃ」と思い、この間両親のスマホも機種変しました。

また、スマホ代は高くなってしまいますが、両親とも見放題のプランに変更しました。

最近の広告は✖️印がかなり小さく、サイトが見れないから煩わしくてイライラして、変なボタンを触ってしまう。

私も確かに鬱陶しくてイライラします。それを考えると、いかに性に関する広告も子ども達の様に大人であってもクリックし兼ねないなと思います。

2つ目は、「シェアレンティング」の問題です。

こちらも簡単に説明すると、いずれは公開しないけど、ある程度の年齢まで、親御さんがお子さんの顔出しした写真をSNSで投稿するものです。

「シェアレンティング」は、「シェア(共有する)」と「ペアレンティング(子育て)」に由来する造語だといいます。

詳しくは、下記の記事を読んで頂きたいと思います。

参考元:SNSで「娘の顔出し終了します」 広がるシェアレンティングの懸念 朝日新聞デジタル(2025年1月13日公開)

このことにも私が懸念していることがありまして。

確かに子どもの成長記録を発信したい、誰かと共有したい。その気持ちも分かります。同じ様な年のお子さんがいる他の人にとって、癒しの写真となる。

ただ、今はSNS社会。穏やかそうに成長を見守っている見知らぬ人もいれば、悪用しようとする人もいるのも事実。

私が懸念していることは、2025年の元旦に公開された記事の中でも触れた、ディープフェイク

あの記事を書いて以降、ディープフェイクを取り上げる媒体もかなり増えました。

ディープフェイクで性的に加工されて、ネットに出回って、結婚間近だった女性が、結婚するはずだった男性から、「これ、君だよね?」と写真を見せられて、結婚は破談となるなど、自分でしたわけでもないのに、生活に支障が出ている人もいます。

「シェアレンティング」はよく有名人の方がSNSでされていますが、児童ポルノだったり、年齢を問わず、性被害は誰にも起こり得るもの。

有名人の方は、自分で顔出しなど投稿していないのに、お子さんを勝手に盗撮されて、それがネットに顔も隠さず投稿されていて、デジタルタトゥーでネット上に永遠に残って、かなり大変だと思います。

これだけ観ていても、何気ないところで、性加害に巻き込まれる落とし穴は幾つも潜んでいる。

私は性加害などナイーブな話を支援するNPO法人があることは過去に記事も書きましたし知っていましたが、『フェムシップドクターズ』という、医療従事者の方が支援してくれるということは驚きました。

どんなところにリスクが潜んでいるか分からないし、意図せず巻き込まれた人は、一生消えない心の傷になる。

PTSDも発症してしまうこともあるでしょうし、それを考えると、医療的な知識を持つ『フェムシップドクターズ』という専門職の人は、絶対に必要な存在だと思います。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。