先天性難聴の赤ちゃんは、1000人当たり1.62人!その半数強が遺伝性。信州大学発表。

先天性難聴

この記事は約 5 分で読むことができます。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

先天性難聴とは、生まれつき難聴を持っている状態のことをいいます。片耳の難聴については明確には明らかになっていませんが、両耳の難聴を合算するとさらに多いと想定されます。

難聴の程度は、全く聞こえないものから少し聞こえづらい程度まで十人十色と言えます。

先天性難聴の主に発症する原因では、遺伝子の異常以外にも、お母さんが妊娠中にサイトメガロウイルス感染症トキソプラズマ症風疹などの感染症を発症した場合や、出産時に胎盤の異常や早産等で新生児仮死などのトラブルがあって、耳に障害を残る場合が挙げられます。

先天性難聴は早期発見し、補聴器や人工内耳などを使って適切な療育を受けると、言語の発達などに期待が持てます。生まれた直後に産院で、赤ちゃんが寝ている時などに音を聞かせ、耳や脳の反応を確認する新生児聴覚スクリーニング検査を行なっています。

私は後天性ではありますが、左耳に感音性難聴があります。難聴を持っている私にとって、興味深い記事を最近読みました。

生まれつき耳が聞こえづらい「先天性難聴」の赤ちゃんの割合は、1000人当たり1.62人とする調査結果を、信州大学の研究グループが総括しました。長野県の新生児15万人超を対象にした大規模な実態調査で、両耳難聴の原因では「遺伝性」が半数強を占めたといいます。

この研究成果は2024年4月12日に、国際医学誌[International Journal of Epidemiology]にて発表されました。

今回は信州大学の研究で明らかになった、先天性難聴のことを取り上げます。

先天性難聴になる赤ちゃんの原因の多くは?

画像引用・参考:出生児(153,913名)を対象とした先天性難聴の大規模疫学調査結果を発表 信州大学|医学部(2024年)

信州大学の研究グループは、2009~2019年に長野県で生まれた15万6038人の赤ちゃんの中で、新生児聴覚スクリーニング検査を受けた15万3913人の赤ちゃんを対象に、先天性難聴の割合と原因を解析しました。精密な聴力検査を経て、普通の声の大きさの会話が聞き取りづらい「中等度以上」の先天性難聴と診断を受けた赤ちゃんは249人(1000人当たり1.62人)でした。

画像や遺伝子、難聴を引き起こすウイルスの検査で原因を解析すると、両耳が難聴の赤ちゃん130人(1000人当たり0.84人)では56%が遺伝性でした。片耳が難聴の赤ちゃん119人(1000人当たり0.77人)では、40%が聴神経の形成不全でした。

新生児聴覚スクリーニング検査は厚生労働省が公費での実施を自治体に要求しています。2022年度のこども家庭庁の調査では、全国で95.2%の赤ちゃんが検査を受けました。

吉村豪兼・信州大学医学部講師は「先天性難聴の原因が明らかとなれば最適な時期に適切な治療を受けることが可能です。全国で先天性難聴の原因を実態調査を行なって頂きたいです」と述べました。

参考:「先天性難聴」の赤ちゃん、1000人あたり1・62人…両耳難聴の半数以上が遺伝性と判明 読売新聞(2024年)

国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科診療部長の女性は、「先天性難聴の割合と原因が実測値で判明したことで、お子さんの難聴の状況を家族に説明しやすくなります」と語りました。

聴こえるが故に

悩むこともあります。私はこの記事を書く前日、母と大喧嘩しました。

私は口が達者というか、人にハッキリと言う性格です。それはただ間にハッキリ言うのではなく、口は災いのもと、という言葉がある様に、特に母が激怒しやすい言い方をします。

この日もあることに対し、強く拒否をし、止めたら、火に油を注ぎ、母の怒りが止まりませんでした。

母がどうしようもなく激怒してくると、私は心機一転、「言い過ぎたよ、ごめん、謝るよ」と謝罪しても、母の怒りの沸点は最高点に達していて、静まることはありません。

母の怒りが収まるのは、寝て次の日になるまでです。

母は私のせいで、非常に怒りやすく、年々短気になっています。それだけ私が余計なことを言っているのでしょう。

母が落ち着くまで、私は「私が聞こえなくて、話せなかったら、こんな喧嘩もしなくても、済むのかな?」とさえ、思ってしまいます。

どうして母があんなに激怒するまで、言い過ぎてしまうのか、私はどうしたら良いか、分かりません。

ちょっと話がズレました。

この記事では先天性難聴について取り上げましたが、数が多いなと思いました。

聴力はある日、意図しない形で落ちて、聞こえなくなったりします。それはストレスだったり、ヘッドホンやイヤホンを使って、大音量で聞いているとなったり。それが少しずつ落ちて来るので、「あれ?何か変だぞ」と気付いた時には、相当聴力が落ちている時なんですよね。

最近は治療しても、聴力が回復せず、歌を歌う芸能人の方は、療養した後、ヘッドホンを着けて、歌う人も多くなってきました。

そうした後天性も含めると、聴力障害の人は、かなり多くなると思います。

先天性難聴は、人工内耳など、治療を受けると、聴こえる様になるとも調べていて書いてありました。

この記事が、先天性難聴の赤ちゃんが生まれて来ても、重度にならず、改善する助けとなれます様にー。

noteでも書いています。よければ読んでください。

→HOME

先天性難聴

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。