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こんにちは、どうも、ゆたです。
私は人より影響を受けやすい傾向にあると思います。
例えば、ホラー映画を見たとき、痛々しいシーンが流れるとそのシーンと同じ場所が痛んだり、感動的なシーンで涙を流したり、兎に角、影響を受けやすいんですね。
周りに不幸そうな人がいれば、自分も不幸に思えてきたり、逆に幸せな空間ではテンションが高くなったりします。
そんな風に周りに影響されやすい私ですが、今回、精神疾患を抱えた人の妄想が周りの人に伝染する、そんな不思議な精神病があったので、ご紹介します!
フォリアドゥ
皆さん、フォリアドゥという言葉をご存知ですか?
10月11日より公開した、ジョーカー フォリ・ア・ドゥ。
それでこの言葉を知った人も多いのではないでしょうか?
もし、まだ見てない人はフォリアドゥとは何か知っておくとより一層、映画を楽しめるかも知れません。
フォリアドゥとは、フランス語で「二人狂い」を意味する精神疾患の名称です。日本では感応精神病などと呼ばれています。
もともと精神疾患のある人が抱く「妄想」が、恋人や家族など「気持ちが強く結びついている人」に伝染していく病気で、社会の中で孤立しがちなカップル・家族や、当事者間のパワーバランスが支配的だった場合にも起こりやすいといいます。
引用:メ~テレ 妄想が伝染する 「フォリアドゥ」とは? 精神科医が「社会で孤立しがちな人」へ警鐘鳴らす 2024年10月12日
仮に最初は「いやいや、ただの妄想でしょ」と思っていたとしても、一緒に過ごす中で親密な関係になると気づかないうちに「やっぱり本当にそうなんだ」と意見が180度変わることさえあります。
こんな実例もあります。
『奥さんが心霊的なものが見えると言い出し、旦那さんはまさか、と思っていたが、少しずつ旦那さんにも見えるように感じ、日常生活で周りを遮断したり、攻撃しだしたりし始め、社会生活が成り立たなくなった』
『恋人である女性が妄想を口にするようになり、健常者だったはずの男性も同じ妄想を話すようになった』
このように、パートナーや大切な人が話す妄想が伝染してしまい、生活ができなくなることがあるのです。
フォリアドゥはそれだけではない。
妄想が伝染するフォリアドゥ。
先ほども言ったようにパートナーや距離感が近い人に起きやすいと言われていますが、それ以外でも引き起こる可能性はあります。
それが、カリスマの存在です。
ここでいうカリスマとは、アイドル、芸能人、配信者などある一定数の知名度がある方を指します。
例えば、配信中に大好きな推しが好きなアイスを紹介していたから、私も買いに行こうとか、今月、金欠だけどグッズが出たから買おうとか、そういった経験はありますか?
これらの行動は全くもって問題ありません。
純粋な推し活と言えると思います!
ですが、その大好きな配信者が霊が見えるようになった、と話したとしましょう。
あなたはそれまで全く霊を信じていなかったのに、その日から霊を信じるようになりました。
すると、以前まで何も感じなかったのに、夜、家に一人でいると、窓のほうに人影が見えるようになったのです。
こういった場合は、フォリアドゥ、感応精神病に近い状態になっていると言えます。
好きな推しの根拠のない妄想のような話を真に受けてしまい、日常生活にも支障をきたすとなれば、もしかしたら、あなたもフォリアドゥかも知れません。
フォリアドゥになってしまった場合は?
フォリアドゥになってしまうと当事者で気づくことはかなり困難です。
周囲が介入していくことで状況は改善していくといいます。
一番の解決策は、当事者と距離を取ることです。
精神疾患で妄想を語るような症状の場合、直ぐにでも入院が必要な場合もあります。
そうなると半強制的に距離を取ることができます。
すると、フォリアドゥで妄想を語っていた人も徐々に症状が治まっていくようなのです。
フォリアドゥは心の距離が近ければ、症状に陥りやすいと言えますが、物理的な距離が開くことで、過剰に反応することがなくなり、普段通りの自分を取り戻すこともできます。
もし、近くの人がフォリアドゥだ、と思ったら、一度、距離を取ることを提案してみたらいかがでしょうか?
今回はここまでです。以上、お相手はゆたでした。また次回の記事でお会いしましょう!
noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨
まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!
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