〜熱中症、本当に怖いんです‼️身近な人が発症してみて皆さんに伝えたいこと〜

40度の高温を指し示す温度計

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〜誰でもなり得る熱中症!経験談〜

こんにちは!makoです。

今年の夏もすでに日本各地で猛暑日が続いています。それとともに”熱中症”についての報道をあちこちで聞かれることかと思いますが、今日は、人ごとではない!誰でもなり得る熱中症の怖さをみなさんにお伝えできればと思います。

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今から10年ほど前の夏の日。私の夫は建設関係の仕事をしていて、30代の従業員さんと共に出張で、小学校の建て替え工事関係の仕事をしていた頃のことです。

小学校は夏休みで、学童保育の子どもたちが元気にグランドで走り回って遊んでいました。

その日は校舎の陰での作業で、それまでは直射日光があたる場所での作業でしたので、今日は、”陽に当たらず良かったな。”と思いながら、その日は仕事も順調に進み、1日仕事を終えて車に乗り込みました。

帰る車の中で、従業員さんが“なんか手がつるんですよね…。“と言い、“大丈夫か?病院に行こうか?“と夫とのやり取りの中で、従業員さんが“いや、大丈夫です!“と言い、その言葉で2人は宿泊先のホテルに戻りました。

しかし❗️これが、怖い熱中症の症状の始まりだったのです❗️

夕食の際、ビールを飲みながらいつものように食事を摂っている際に、従業員さんがまた今度は“足がつってきた!”と言いましたが、また大丈夫です!と言い、いつものように食事をしっかりと食べ終え、それぞれの部屋に戻りました。

ところが!5分も経たずにドアを叩く音がして、夫がドアを開けると、彼がなだれ込むように部屋に入ってきて、ふりしぼるような声で、”身体がおかしい”と言いながら、倒れ込みました。その時の様子は5分前とは違い、全身が痙攣を起こしていました。

夫は慌てて、その従業員さんを抱えてフロントまで行き、救急車を呼んでもらうようにお願いしたところ、すぐ近くに病院があるので、救急車を待つよりも早いからと言ってホテルの車ですぐ近くの救急病院へ連れて行ってもらいましたが、病院に着くまでの間も刻々と症状は強くなっていて、夫は病院まではわずかな距離でしたが、病院までに到着するまでの時間がとても長く感じられたと言います。

医師の診断は”熱中症“でしたが、こんなにひどい症状は見た事がない!と言われ、もしかして、従業員を亡くすのでは?という不安に襲われ、夫は、自宅にいた私にも電話をかけてきました。

直ぐに治療を行なってもらいましたが、ますます痙攣はひどくなり、治療方針を変えるので、ご家族にご連絡を取って了解をとってください!と医師から言われ、夫は直ぐに従業員さんのご家族である母親へ連絡をしましたが、連絡は取れず、治療を変えないと危険な状態にあると医師から言われ、責任者の立場で治療の方法を変えてもらうことを決断しました。

その時、夜中の12時頃でした。
1時間後の午前1時にようやく落ち着いて寝息をたてて寝始めた、との連絡を受けましたが、夫も私もその晩はほとんど眠れませんでした。

翌朝8時ごろにはすっかり回復したとの連絡を受け、夫ともに私もほっと胸をなでおろしました。その日は念の為入院して大事をとってもらい、医師に相談してその次の日から仕事に復帰してもらいました。

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その時の経験を振り返り、熱中症は決して侮ってはいけない病気である事をお伝えしたいと思います。

その日のことを振り返ってみました。
良かったと思う点
*外での作業でしたが、その日は建物の陰での中での作業であったこと。
*いつも通りにこまめに休憩をとりながら、水分補給を行なっていたこと。
*その日は仕事がはかどり、早めに帰ったこと。

しかし❗️従業員さんが命に関わる重度の熱中症になり、そのことに対し、反省があります。
反省点‼️
*早めの症状が出た時点で病院に受診すべきだった。
*夏場は必ず、熱中症対策として、水分とともに梅干しを仕事場に持って行っていたが、従業員さんは塩辛いものが苦手で、あまり口にしなかった。
*すでに、熱中症が疑われる状態で、更に利尿作用のあるビールを飲んだ。

その日の出来事は、さまざまな要因が重なったと思われます。
①日陰での作業で、いつもより楽だと思っていたこと。
②水分はこまめに摂っていても、塩分摂取量が足りていなかったと思われる。
③体を使っての仕事なので、手や足がつる事はよくある事なので、本人が”大丈夫!”という時点で油断していたこと。
④熱中症の症状が出ていたにも関わらず、利尿作用のあるビールを飲んでしまったこと。
⑤前日までの暑さで、疲れが溜まっていた可能性があったこと。

まさに、熱中症になって然るべき⁉︎だったのかもしれません。
それからというもの、作業中従業員さんも梅干しを積極的に摂るようになり、夫も更に
熱中症に対して気を配るようになりました。

しかし、今回記事を書くにあたってネットなどで調べていると、熱中症は重症化した場合、死に至るだけでなく、まれに後遺症が残る場合があることを知り驚きました。改めて、従業員さんがその後何事もなく、日常生活にも支障なく仕事に復帰できたことは、とても奇跡だったと感じています。

次に熱中症の後遺症について述べます。

〜熱中症の後遺症?〜

熱中症はかかっても治療を受ければ、元のように元気になる!そのように思っていた私ですが、重度の熱中症を発症した患者さんに、中枢神経障害の後遺症が残ることがまれにあると知り、そのことについて触れたいと思います。

【後遺症の症例について】

*高次機能障害:脳が損傷を受けることで、記憶力・注意力・感情をコントロールする能力などに問題が生じます。

*嚥下障害:食べ物の飲み込みが出来なくなる症状です。

*小脳失調:体がふらついたり、歩行障害が起きたり、呂律が回らなくなったりといった症状が出ます。

*失語症:会話や文章が理解できなくなる症状です。

*パーキンソン症候群:動きが遅く、筋肉のこわばり、手の震え、歩行姿勢が保てられないなどの症状が出ることがあります。

以上、“熱中症の後遺症”について書きましたが、まずは、熱中症にならないためには、また重症化させないためにはどうしたら良いのでしょう?

次にご存知の方も多いかと思いますが、予防法について述べたいと思います。

〜熱中症にならないために気をつけること〜

〜熱中症にならないために〜

1、暑さを避ける!

・エアコン等でこまめに温度を調整する。

・吸湿性・速乾性のある通気性がいい服を着る。

・外出時は帽子や日傘を利用する。

・遮光カーテンやすだれを利用し、打ち水をする。

・天気の良い日は、日陰を利用しこまめに休憩する。

・保冷剤等を利用し、体を冷やす。

2、こまめに水分を補給する!

・室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても小まめに水分を摂る。

※ビールなどのアルコール飲料や利尿作用があるものを飲むときは、別の水分も摂るように心がけてください。

3、汗をかいた時は、塩分補給もお忘れなく!

〜熱中症の症状について〜

熱中症の症状としては、次の症状があります。

めまい、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉のこむらかえり

         ↓

《病状が進むと…。》

頭痛、嘔吐、倦怠感、判断力・集中力低下、虚脱感、等の症状が出ることがあります

★熱中症が疑われる時は…。

次の応急処置を試してください!

1、エアコンが効いてる室内や風通しの良い日陰など涼しい場所に移動する!

2、衣服を緩めて、体の首周りや脇の下、足の付け根などを冷やす!

3、経口補水液を飲む!

改善が見られない時は医療機関への受診をお勧めします!

*参考:厚生労働省〜熱中症を防ぐために知っておきたいこと

*参考:ヒロオカクリニック:熱中症はまれに後遺症を残す・脳の病気に進むことも

〜終わりに〜

熱中症については、皆さん毎日のようにテレビなどの報道で目にされているかと思いますが、地球暖化の影響もあり、年々、暑さは厳しくなってきていてそれに伴って熱中症のリスクも高まっています。以前は子どもや高齢者、何らかの病気を抱えている方が特に気をつけるようにと言われていましたが、今は誰がかかってもおかしくない環境です。実際に私の身近な人が熱中症になってみて、その怖さをひしひしと感じています。

もしかして、熱中症かも?と思ったら、まずは早めに応急処置をして、それでも改善されないときは、すぐに病院への受診をお勧めします!

日傘については最近、メンズの物もお店でよく見かけるようになりました!大きいサイズもあるのでぜひ試してくださいね。熱中症にくれぐれも気をつけながら夏を楽しみましょう!

それではまた!makoでした。



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