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こんにちは、どうも、ゆたです。
皆さんは日頃、映画を見たりしますか?
「気になる映画があれば見に行くよ」「映画館には行かないけど、サブスクなら」「映画はあんまりかな」
色んな方がいらっしゃると思います。
私は最近は頻繁に行くようになったのですが、それまで映画はハリー・ポッターぐらいしか見ていませんでした。
そんな私が映画にハマったきっかけの一つでもある「最強のふたり」という作品をご存知でしょうか?
有名な作品なので、知っている方も多いかなと思います。
なので、簡単な概要だけお話ししますと、車椅子生活を送る大富豪の男性とそのヘルパーをすることになったスラム街出身の黒人男性の友情を描く実話を元にした作品です。
この作品にもモデルになった人物がいますが、今回ご紹介するのはまるで最強のふたり?日本人と外国人男性のお話です。
バズり中?黒人男性と日本人の「最強のふたり」
今回、ご紹介する男性は「近藤佑次」さんです。
彼は頸髄損傷により、胸から下がまひしている状態です。
なので、日常的に電動車椅子を使用しています。
そんな近藤さんですが、実はインターネットではかなりの有名人なんです。
ショート動画を中心に投稿できるサイトTikTokにて、外国人のヘルパーさんと共に撮影した動画が大変人気なんです。
実は私自身もTikTokで何度か拝見したことがありましたが、ヘルパーさんとの掛け合いが面白いので、ついつい、何度も動画を見てしまうんですよね。
近藤さんはその動画の撮影だけではなく、編集もしています。
鼻の頭に銀紙を装着して、赤外線のカメラを使用し、マウスをのようにカーソルを動かして、編集をしています。
動画の編集は試しにしたことがありますが、正直、両手を使っても難しいです。
なので、マウスが動かせるからといっても、相当難易度は高くなると思います。
しかし、実際の映像を見てみると慣れた様子で素早く操作していました。
凄いですね、感服致します。
動画の投稿を始めたきっかけは「自分の介護のやり方が分かるような動画を作ろう」という思いからでした。
15秒という短い時間で介護の重要なポイントを日常の場面から抜き出した動画はその思いが強く伝わってきます。
下記のURLから近藤さんが編集したTikTokの動画を見ることができるので、是非、チェックしてみて気に入ったらフォローの方もよろしくお願いします!
近藤さんの過去。
近藤さんは幼い時からスポーツ万能だったと言います。
特に自転車競技であるBMXやスノーボードなど、スリル満点なスポーツを好んでいたと言います。
そんな中、24歳の時、初めてトランポリンに挑戦した際、バランスを崩し、頭から落下してしまいます。
その時、首の骨を折り、胸から下をまひしてしまいます。
近藤さん曰く「怪我は慣れていたけど、24歳でまひしてしまうのは早く感じた。まだ、24歳なのに」と思ったそうです。
スポーツ大好きな青年から一転、重度の障害者になった近藤さん。
もちろん、平気なわけがなく、かなり絶望したと言います。
そんな状況を変えてくれたのがヘルパーステーションでの出会いです。
「事故の後からずっと、入ってくれていたヘルパーステーションが重度の障害者を地域に出そう、自立させようという思いが強い団体だったので、そこの所長さんが家に帰る前に病院に面会にきてくれたりとか」
その所長さんというのが自分自身も重度の障害を持っている入谷忠宏さんです。
入谷さんは絶望に打ちひしがれていた近藤さんをご飯に誘いました。
そこで美味しい焼き鳥を食べた近藤さんは希望が生まれ「自分の人生はまだ終わったわけではない」と考えるようになったと言います。
ただ、両親は一人暮らしをする近藤さんをかなり心配していたようですが、それでも実家には帰らず、相方のヘルパーさんと一緒に暮らしています。
近藤さんは「自分の人生は自分で決めて、決めたことに責任を持って生きていくことが大切だと思う。誰と住むかどんなヘルパーさんを入れるかどういうお付き合いをするか全てにおいて」と信念を持って、話しています。
そのためにも近藤さんは重度障害者について色んな人たちに知ってもらう必要があると思い、ホームページを作成しました。
それが今のTikTokに繋がっているのです。
ヘルパーについて。
近藤さんのヘルパーは13人体制でいますが、動画に良く登場するのはイブラヒムさんです。
イブラヒムさんが介護の仕事を始めるきっかけは親の介護ができるようにと言うものでした。
両親は他界していますが、それでも人の役に立ちたいという思いはなくなりませんでした。
日本語を勉強する傍ら、重度訪問介護従業者の資格を取得しました。
そして、近藤さんのヘルパーとして仕事をしています。
「リアル最強のふたり」
実は当時、一番最初にバズった動画はイブラヒムさんではなく、エリックさんという別のヘルパーの方でした。
「リアル最強のふたり」
そんなコメントが沢山溢れました。
近藤さんはそんな状況でも思いは変わっていません。
「(重度障害者にも)自分自身が自分の人生を本当に楽しんでいくってことを実践してほしくて、後は介助、こういうお仕事に携わってくれる人が増えてほしい。本当に自分のやりたいことをバカバカやって、いいことも悪いこともそれは自分の責任でそういう当たり前のことを当たり前にしていきたい」
終わりに。
二人を見ていると、本当に最強のふたりを彷彿とさせるようでワクワクします。
これからも楽しい動画を待っています!
近藤さんのように重度な障害を抱えていても前を向いてしたいことするぞ、と思える人が一人でも増えてくれることを私も願っています。
あ、後、蛇足ではありますが、是非、最強のふたりも見てない人は見てみてください! きっと、笑顔になれると思いますよ!
ということで、今回はここまでです。
また次回の記事でお会いしましょう。お相手はゆたでした!
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