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皆さんこんにちは。Pinkです。私には「適応障害」「双極性障害」と2つの「障害」があるのですが、それゆえの「悩み」というのは後を立ちません。
何かしらの「障害」がないとしても、現代において「悩み」がない人はいないのではないでしょうか。
「悩み」から解放されたい、でもどうすればいいのか。ライター業務を始めて、色々な記事を読む中で、対処法を学んだりするのですが、なかなか思うようにはいきません。
そんな時に読んだ、東洋経済オンラインに下記の記事が掲載されていました。
『医師が指摘「悩みから解放されにくい人」3つの特徴
不安、イライラ…日々のストレスが認知症を生む』
です。「悩みから解放されにくい人」という言葉を読んでふと腑に落ちました。私自身、まさしくその通りだからです。「3つの特徴」も気になります。
今回は、このことについて書きたいと思います。
「悩みから解放されにくい人」の3つの特徴
ある医師によると、特定の悩みからすぐに解放される人と、なかなか抜け出せない人の違いには、以下の「3つの特徴」が挙げられるとのことです。
また、このようなことを少しずつ変えていくことにより、悩みが軽くなっていく経過を見てきたと言われています。
以上となります。
「3つの特徴」その1-マインドセットについて
個人が受けてきた教育や経験などから構築される、価値観・先入観・信念・物事の見方のことで、多くは後天的に、無意識に形作られていくとのことです。
出来事などにおいて、見方の違いを生むのは、次の2点になるそうです。
①「硬直マインドセット(物事は変わらない)」という考え方
②「成長マインドセット(物事はどんどん成長する)という考え方
以上となります。これによって「ストレス」にかかる時間・総量が変わるとのことです。
また、「ストレス」をどう認識するのかによっても、体への反応が変わってきて、自分の「対処能力」を超える周囲からの要求を判断した時、その状況を自分にとっての恐れと考えた結果起こるそうです。
自分の中で起きている感情は「マインドセット」の結果起こるということ、そして「マインドセット」を変えることが出来れば、感情やそれに応じて体の反応を変えられるということをまず認識することが大事なようです。
迷った時、前向きな意見を受けられるような、コーチやカウンセラーをつけるか、常に前向きな考え方をする人の近くにいる環境を整えることによって、「ストレス」に対する考え方を変え、体の反応を変えていくことができるとのことです。
また、「ストレス」を受けやすいと感じている人は、この状態を克服することが自分にとっていい結果をもたらす兆候だと「肯定的」に捉えるようにするといいようです。
「3つの特徴」その2-思考の執着の癖について
後ろ向きな考えは、今からどんどん悪くなっていくのではないかという考えとともに、その考えをいつも考えてしまう、いつも気がついたら浮かんでしまうという執着が多くなるとのことです。
その、固定してしまった考えがいつまでもつきまとってしまう状態を「反芻思考」、別名を「ぐるぐる思考」と呼ばれ、後ろ向きに考えてしまうため、自分を責めたり落ち込んだりして弱きになるそうです。
「反芻思考」は、否定的な考えが途切れることなく浮かんでくることが多いため、さらに別の症状を引き起こすとのことです。その代表的なものは「痛み」と言われ、「反芻思考」を繰り返すことにより「痛み」を感じやすくなる傾向が見られるとのことです。
また、「痛み」が止まって欲しいということばかり考え、「痛み」が消えるかどうか、いつも気にしてしまうなどの「反芻思考」を持つ人ほど、事実、第三者的に測った「痛み」の度合いより、疼痛の度合いを強く感じてしまうことが特定されてされているそうです。
いつも痛みのことを考えてしまうため、「ストレス」を解消することができず、「うつ病」などに発展する例もあり、繰り返し起こる否定的な「反芻思考」を止めることは難しいとされ、どのように治療するべきなのか、どのような治療が役立つのか色々試されているとのことです。
「反芻思考」が原因で、日常生活が送れないような状態では、「認知行動療法」と呼ばれる、専門的なカウンセラーや医師による治療が行われるそうですが、多くの人は心配な考えが繰り返し浮かんでくるものの、そこまでの程度ではないはずだと言われています。
ぼんやりすると「反芻思考」に陥りやすい 人が生きているときの脳活動には、下記の3つのパターンが存在するそうです。
以上となります。
「3つの特徴」その3-腸内環境について
食生活の変化や「ストレス」、抗生物質などの影響を受けると、腸内で色々な生理活性物質、神経伝達物質、脳に影響を与えるアミノ酸を産出している「腸内細菌」の生理機能が変化し、直接または自律神経を通して脳に合図を送ることになるとのことです。
また、「腸内細菌」の変化は、下記の2つを壊してしまうそうです。
① 腸から細菌や毒素などが入り込まないようにするための「腸のバリア機能」
② 脳に安易に血液中の物質を入れないようにするための「脳のバリア機能」
以上となります。
その結果、腸から色々な炎症を引き起こす物質が血液内に入り込むことにより、免疫細胞が活動的になり、炎症性物質が大量に体内に産出され、体内に起こった炎症性物質は、脳のバリア機能も越えて脳内に入り込むため、脳も炎症状態が引き起こされるそうです。
「不安」や「うつ」などの「精神症状」の原因は脳の慢性炎症と関連があることが示されているそうなのですが、脳内炎症は腸の炎症からも誘導されるとのことです。
また、「不安症」の患者の「腸内細菌」を調査した研究では、「腸内細菌」の多様性が低く、特に腸の炎症を抑える作用のある短鎖脂肪酸を算出する菌種の割合が低下していることが示されているそうです。
同じく「うつ病」を発症している患者でも「腸内細菌」の多様性の低下、真菌のカンジダアルビカンスの増加を認めており、「腸内細菌」の乱れと「精神症状」の関係性は、多くの研究で確認されているとのことです。
さらに、「ストレス」にさらされてもうまく適応する能力である「レジリエンス」と「腸内細菌叢」の関連が研究されていて、「うつ病」や「不安症」の患者で関係が認められたように、「腸内細菌叢」の乱れがストレスフルな出来事に対する心理、感情、認知のコントロールに深く関わっていることを示す研究が増えているそうです。
「ストレス」を受けると「腸内細菌」の形成に多くの影響を与えることが示されていて、どのような「腸内環境」がストレス耐性により良いのかについては、さらなる研究が進んでいるとのことです。
「腸内環境」を健全に保つことが「ストレス」に対する抵抗力につながり、将来の「認知症」を予防していく上でのヒントであることを理解し、運動・食事などの「生活習慣」を心がける必要があるそうです。
参考サイト:医師が指摘「悩みから解放されにくい人」
最後に
私は、悩みから解放されにくい人の3つの特徴の中に、「腸内環境」があることは意外な気がしたのですが、内容を知ることでとても勉強になりました。
これからは、他の2つの特徴も考えながら、「悩み」から解放される人になりたいと思います。
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