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こんにちは、翼祈(たすき)です。
小さい頃は、色んなものを口にすることができない赤ちゃん。食べる物によって将来に関わって来る身体の環境になりますが、親御さんが赤ちゃんにする食べ移しなんかも、虫歯になるかも?とか言われて、色々難しいものだなと感じております。
1歳6ヵ月未満の赤ちゃんの口腔細菌叢が、あることをすると将来に関わって来る、そんな研究成果が先日発表されました。
歯の健康などに関わるとされる口の中の細菌のバランス、口腔細菌叢は、生後1歳6ヵ月までの食習慣で変化することが九州大学大学院歯学研究院の影山伸哉助教、⽵下徹教授、⼭下喜久名誉教授などの研究グループの研究で明らかとなりました。
研究グループは口の病気などの予防に結び付けたいとしています。
この研究成果は2023年10⽉11⽇付けでアメリカ微⽣物学会が発⾏するオンライン学術誌[mBio]にて発表されました。
今回は、九州大学大学院が発表した口腔細菌叢の最新の研究について特集します。
口腔細菌叢で起きるバランス異常って?
画像引用・参考:⽣後1歳半までの口腔細菌叢の変化を⾼精度に同定 九州大学(2023年)
口の中には、100種類以上の細菌が存在し、これらの細菌のバランスが崩れることによって歯周病や虫歯以外にも、消化器や呼吸器などの病気の発症にも関連する可能性が懸念されています。
九州大学大学院歯学研究院の研究グループは、福岡県福岡市東区にある健康診断を受けた216人の乳幼児に関して、生後4ヵ月の赤ちゃんの時と、1歳6ヵ月の時の口の中の細菌バランス、口腔細菌叢などを解析しました。
すると、口の中の細菌バランス、口腔細菌叢は▽1歳6ヵ月になるまでに大人に近い状態になることや、甘いお菓子や飲み物を摂取する回数が多いお子さんほど「バランス異常」と呼ばれる健康に害を及ぼしかねない状態に陥る傾向があることなどが確認できました。
研究成果を受けて、九州大学大学院歯学研究院の研究グループは、1歳6ヵ月までの食習慣の管理が「バランス異常」の予防に直結する可能性を示唆しているとし、口の中の細菌バランス、口腔細菌叢と食生活などの関係性に関して研究を継続することにしています。
参考:口の中の細菌バランス 生後1歳6か月までの食習慣で変化 福岡 NEWS WEB(2024年)
九州大学大学院歯学研究院の影山助教は「小さい赤ちゃんの食習慣に適切なアドバイスを提唱するなどといった、新しい口腔細菌叢の予防医療に結び付けたいです」と説明しました。
私、実は、
最後の感想を考える時に、ふと思い出したことがありました。
私はこの様な疫学調査に参加したことがあります。
どちらも糖尿病ですが、1回目は恐らくの話ですが、私がジプレキサという薬で、薬剤性で糖尿病を発症した20代の頃、最初の入院で退院した後、主治医が自宅に電話して来て、「ジプレキサが糖尿病を発症した起因になったかもしれないから、調査して、学会で発表させて欲しい」と、言われました。
多分私一人ではデータとして弱いですし、他の人でも疫学調査が行われたかもしれません。それから暫くして、学会で発表し、「ジプレキサを精神障害の薬として出す時には、糖尿病には十分注意が必要」と、表記される様になりました。
2回目は、2023年11月の通院の時ですね。
主治医の先生から、「色んな病院と連携して、研究成果を発表したいから、参加して貰えないか?」と言われて、その疫学調査の概要の書類を貰い、署名を求められました。
2回目の疫学調査のでしくったと思うのが、私の名前は出なくても、丁度糖尿病が悪化していた時のデータになることです。
今なら身体に気を付けてバランスの良い食事を摂っているのに、通院したタイミングでその様なことを言われて、今にしても、良い方で発表されないでしょうし、不覚です。
この記事を書いて、たまたま通院していた病院で、そういう疫学調査が行われるということです。疫学調査も、2回参加して、それが誰かの役に立つなら、悪いことではないなとも思っています。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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