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どうも、ゆたです。
昔から、度々起こる現象があります。
それが『フラッシュバック』です。
夜寝る前が一番多いですが、本当にふとした時に思い出します。
今更、どうしようもないし、もっと、砕けた言い方をすればどうでもいいことなのに、当時の後悔や恥ずかしさが鮮明に戻ってきて、物凄く苦しいです。
とはいえ、幻覚や混乱の時のように長期的なものではなく、私の場合は、1週間に一度の数分だけのことなので、他のことで気を紛らわせれば、大したことはありません。
ただ、できれば回数が減っていってほしいし、過去に縛られたくない! みたいな漫画のキャラクター(誰とは言いませんが)的なことを思うのです。
なので、今回は自分で調べたフラッシュバック対処法を記事にしていきます。
フラッシュバックはなぜ起きる? メカニズムを紹介!
参考:これって病気?嫌な思い出を突然思い出す|発達障害との関連性や対処法
上記にあるサイトを基本的に参考にしていますので、こちらを一読してもらった方がわかりやすいと思われます。よければ、合わせてお読みください!
フラッシュバックのお話の前に、まず、『PTSD』のお話をしなくてなりません。
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)とは心的外傷後ストレス障害といい、過去の経験で大きなショック(トラウマ)を受けていて、それと類似した出来事が起こったり、過去のショックを受けた経験を思い出した時に不安や緊張が高まったり、現実感が無くなって恐怖にさいなまれる状態になることを言います。
フラッシュバックはPTSDの原因となる過去のショックな出来事が、突然、鮮明に蘇り、その時の心身状態に陥る事を言います。
私は勘違いしていましたが、フラッシュバックはPTSDの中の一つの症状であるということのようです。
実は、PTSDは起こりやすい人にある特徴があります。
PTSDの人は側頭葉の内側にある不安などの感情をつかさどる偏桃体が活性化していることが多く、脳の中心にある感覚の記憶を司る海馬という器官がダメージを受けているのが見られます。
偏桃体と海馬は隣接している場所に位置していて、偏桃体が不安などの感情を海馬に伝えています。
偏桃体が活性化されて抑制が効かないと、海馬にその感情が大きくなだれ込み、長期記憶として保存され、トラウマになりPTSDとなります。その記憶された情報と似たような出来事や情報が起こると、当時の記憶が突然思い出されて、身体反応として現れフラッシュバックを引き起こしたりします。
つまり、偏桃体が活性化している人はPTSDになりやすく、フラッシュバックを比較的起こしやすいといえます。
もう一つはASDの方は比較的、PTSDになりやすいと言われています。
ASDの方はどうしようもない出来事が起こった時に深く考えて、それでも、どうしようもできないという状態になり、解決ができず、その結果、自分の精神にダメージを受けてPTSDとなってしまうことがあるようです。
このような特徴がありますが、私はASDではないですし、仮にASDの症状がある方でもPTSDが起こらない人もいます。なので、絶対ではないということで、参考までにお願いします。
PTSDは成長とも言える?
ここまで聞いていると何やら難しい話で、わかりにくい部分もあったので、PTSDは悪い症状だ、と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、一説によれば、PTSDは「心的外傷後成長」と言われており、ある種、そのトラウマを乗り越えることで心が成長すると言われたりもしています。
ただ、そのトラウマに対して自分が何もわからず、何もできないと結論付けてしまっている状態がPTSDの症状を発現させているというわけなのです。
なので、PTSDの対処について、一番オーソドックスなのは「トラウマの出来事を自分自身がどのように扱っていいかがわからない不明瞭なものからどういうものか理解し、どういう風に扱えばよいのかわかる明確なものに変える」ということが、解決策になります。
どんなトラウマでも「こういう時はこうすればいい」とわかっていれば、それはもはやトラウマですらなくなるというわけです。
そして、極度に緊張したり、不安に襲われず、適切なエネルギーで対処することができます。
それこそが、心的外傷後成長となるのです。
トラウマに対し、理解するために頭の中で考えているだけでは難しいと思います。
なので、どんなに曖昧でもいいので、「紙に書き出す」とよいと言われています。
これはトラウマだけではなく、嫌なことが起こった際でも有効だと言われていて、紙に書き出すことで、心のモヤモヤを吐き出せると言われています。
このように対処していくことが好ましいでしょう。
また、PTSDで既にフラッシュバックが複数回現れる場合は「医者・医療に頼る」ことを推奨しています。
抗不安薬、SSRIなどの薬の頓服。カウンセラーによるカウンセリングを受けることで改善されていく事例はたくさんあります。
医療だからできることもありますので、今、つらいのであれば、時間を作り、お近くの病院まで行かれてくださいね。
終わりに。
フラッシュバックはかなりテンションが下がります。
今現在では何も起こっていないのに、当時の気持ちを呼び起こされ、人によっては涙を流して、体が動かなくなることだってあります。
しかも、何がトリガーになるか、本人でもあまりわかっていないので、対処するのも一苦労します。
ただ、PTSDは、心を成長させるためにある、ということを知りました。
そして、紙に書き出し、トラウマに対して理解を深めることで、フラッシュバックを克服することができるみたいなので、早速試してみようかなと思います。
もしかしたら、経過報告をするかも知れません。
その時は是非、記事を覗いていってくださいね。
以上、相手はゆたでした。
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