国内2例目の「赤ちゃんポスト」、東京都に2024年秋頃設置に向け準備中! 

赤ちゃんポスト 国内2例目

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

東京都内で小児科や内科、皮膚科など5院を経営する医療法人社団「モルゲンロード」が、2024年秋頃に、東京都江東区で新たに開設する産婦人科に『赤ちゃんポスト』を設置する準備に入っていることが明らかとなりました。『赤ちゃんポスト』の設置が実現すれば、医療機関では日本国内で2例目です。

今回は2024年秋設置予定の、東京都江東区の『赤ちゃんポスト』について、お知らせします。

2024年秋、国内2例目の赤ちゃんポストを東京都に設置の構想

東京の医療法人社団では、ご両親が育てられない赤ちゃんを匿名でも一時的に預かる『赤ちゃんポスト』を、東京都内に設置する構想を進行していることが2022年9月29日、明らかとなりました。『赤ちゃんポスト』の設置に携わる医療法人社団は、東京都内に小児科や内科、皮膚科など5院を経営している「モルゲンロード」。2024年秋にも開業される「モルゲンロード」内の産婦人科医院に設置する方針です。

『赤ちゃんポスト』は2007年、熊本県熊本市西区の慈恵病院が[こうのとりのゆりかご]として日本国内では初めて設置に至りました。『赤ちゃんポスト』の設置が実現されれば、日本国内2例目、関東では初となります。

新しい「モルゲンロード」の産婦人科の開院と一緒に、駆け込んだ病院の一部関係者だけに身元を明かして出産に至る「内密出産」も受け入れる意欲も示されました。

日本国内の『赤ちゃんポスト』に関しては、慈恵病院が設置した[こうのとりのゆりかご]の1例に留まったままです。

「モルゲンロード」の小児科専門医の理事長の男性によりますと、『赤ちゃんポスト』設置の理由について、乳幼児の置き去りなど赤ちゃんの虐待事件を減少させたいとのことです。2020年3月には18床、2024年秋頃には東京都江東区内で18床の産婦人科の新設の承認を獲得し、東京都江東区で関係のある医院の隣接地に建設予定のビルの中に新たな「モルゲンロード」が入る方向で協議を重ねています。

『赤ちゃんポスト』の具体的な方針や経営方法、児童相談所など行政機関との連携はこれから詰めていくとのことです。内密出産に関しても、国が近く発信するガイドラインに沿って内容の検討を重ねていきます。今回「モルゲンロード」の『赤ちゃんポスト』設置計画に関わって来た江東区の区議の女性はコメントで「近く江東区側に伝え、協議を進めていきたい」と話しています。この江東区の区議の女性は2022年10月下旬、熊本市の慈恵病院の『赤ちゃんポスト』の視察へ行きます。

参考:東京都内に「赤ちゃんポスト」構想 2024年秋にも設置へ 医療法人「置き去りなど虐待減らす」「議論に一石投じたい」 熊本日日新聞(2022年)

熊本県熊本市の慈恵病院が設置している『赤ちゃんポスト』の[こうのとりのゆりかご]では、2022年3月までに161人の赤ちゃんが一時的に預けられました。2019年末にスタートさせた内密出産は、これまでに5例を行いました。

以前設置しようと考えたNPOが、医師を常駐させるための費用面のハードルなどもあって断念した例もあるそうです。そういう意味でも医療機関が設置することの意味合いは大きいと思われます。

ただし、内密出産には医療機関が関わっていない中での孤立出産の急増や、誕生した赤ちゃんが自分の出自を知る権利を無くなるなどの課題も浮き彫りとなっています。

『赤ちゃんポスト』に行き着く前に、誰かに相談できる環境の整備もまた必要です。

背景は私には想像が付かないけど、

以前私は特定妊婦の記事を書きました。その時は貧困や病気、DV、予期せぬ妊娠、若年妊娠などで、育児に困難をきたす恐れがあり、出産前から支援が必要とされる妊婦さんの話でした。この『赤ちゃんポスト』に乳幼児を預けに来る方も、もしかしたらこの様な特定妊婦の方だったのかもしれません。

慈恵病院の内密出産は今年2022年に入ってからよくニュースで耳にする様になりましたが、これは私の推測ですが予期せぬ妊娠で家族にも言えず、家族も誰も妊娠を知らない様な方、内密出産をする為に、まだ国内で1ヶ所しかない『赤ちゃんポスト』のある慈恵病院まで、大きなお腹を抱えながら、本州など遠いところから出産に来た方もいらっしゃったのではないか?とも思いました。

『赤ちゃんポスト』に関しては、まだまだ社会の偏見や差別も多いと思いますが、どうしても複雑な事情で赤ちゃんを育てられないご家庭もあるかと思いますし、ニーズは高いと思うので、何とか国内2例目の『赤ちゃんポスト』の設置に漕ぎ着けて頂きたいなと思います。

関連記事

「赤ちゃんポスト」検討の東京の医療法人 熊本市慈恵病院視察 熊本 NEWS WEB(2022年)

東京の医院関係者らが慈恵病院を視察 「赤ちゃんポスト」開設を計画 毎日新聞(2022年)

熊本の「赤ちゃんポスト」を東京の医療法人社団などが視察 読売新聞(2022年)

「赤ちゃんポスト」東京に設置目指し視察…受け入れ環境整備にハードル「行政との連携不可欠」 読売新聞(2022年)

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。