子どもの浮き指が増加。〜コロナ禍での運動不足が原因?予防策を検証〜

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

足の指が地面に上手く着かない「浮き指」という症状をご存知でしょうか?浮き指は大人だけでなく、子ども達にとっても重大な問題です。特に子どもの浮き指は、コロナ禍での外出自粛による運動不足など、複合的な理由で増加傾向にあると言われています。

今回はそんな今子ども達に増えていると言われている浮き指について、浮き指のチェックの方法、原因と予防策について、検証していきたいと思います。

心配する必要がない場合が多い、子どもの“浮き指”

足の指が地面に上手く着かない「浮き指」。大人の場合、歩き方や猫背などの姿勢に影響があると一般的に言われて来ました。

環境省が2021年5月に実施した、13歳以下の子どもの健康と環境についての大規模な実態調査「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)によると、山梨県内の396人の8歳児の足の「浮き指」の傾向は96.7%に上りました。

ただ、目を閉じらせると爪先を無意識に地面に着けて姿勢を安定させようと試みる子どもの割合が多かったことから、7~8歳児の足の浮き指は、立ったままの姿勢での安定性は身体の成長に悪影響はなく、疾患的なものではないと想定されるそうです。

「浮き指を心配するご両親もいらっしゃるかと思いますが、足の痛みなどを抱えない場合は特に心配する必要はないかと思います」と大規模な全国追跡調査に関わった山梨大大学院(山梨県中央市)整形外科講座の特任助教は話していたそうです。

浮き指のチェック方法

ここでは浮き指のチェック方法について、画像でご案内します。

気になる方は、A4用紙や下敷きなど薄いものを用意し、セルフチェックしてみてください。

画像・引用:TENTIAL

いかがでしたでしょうか?

子供の浮き指の原因

長年足の研究を続けている橋間(はしま)診療所(大阪府府岸和田市)の院長によれば、浮き指の原因は幾つかあり、サイズが合わない靴を長年履いている小さい頃から歩行距離が短いゲームのし過ぎなどによる長時間の猫背などが挙げられるそうです。

「浮き指」の子供たちが増加してる原因については、運動不足による足指の筋力低下などが起因とされていますが、新型コロナウイルス感染拡大で元々減っていた外出の機会がさらに減り、今後も「浮き指」の増加の可能性が指摘されています。

少し古いデータとなりますが、平成23年に東京都品川区の小学校で児童全員の足形を調査した結果、「浮き指」がある児童は81・7%でしたが、先述の山梨県の実態調査で出た96.7%と比べて考えると、地域こそ違いますが、データ的には悪化していることがわかります。

小さい頃に「浮き指」のくせが足につくと、大人になってもその状態は定着し続けます。若い頃は日常生活に支障が出ることはほとんどないので見過ごされがちですが、30~40年以上の年月を経て膝関節の変形、腰痛などにつながる事例があります。

参考:増える「浮き指」の子供、コロナで拍車も AIで改善へ 産経新聞(2022年)

こうした状況に危機感を覚えた院長は、上半身をストレッチしながら足指を開いたり閉じたりする「足指エクササイズ」を考案し、小学校2校で導入。2022年度からはAI骨格分析システムも導入し、エクササイズによる改善データを蓄積していくつもりだそうです。

浮き指の治療法・トレーニング

画像・引用:TENTIAL

上記のように、足の指の筋肉を使う動作を繰り返すことで、浮指の解消を目指すことができます。

また、歩行の際に後ろの足にいつもより少し体重を残すように、「足を残す」という意識で歩くことで、浮き指を予防できます。

後ろの足に体重を残そうとすると、自然に足の指が地面に接して力を加えようとします。

その結果足の指に力が入り、浮き指の予防になります。

また、五本指の靴下に変えることで、靴の中で指先が動きやすくなります。

参考:TENTIAL

浮き指の解消に役立つ商品の紹介

ここでは浮き指の解消に役立つ靴を2つ紹介します。

1つ目は株式会社ランプラス(広島市)が2020年から販売している、「足指を鍛える」事を目的としたシューズ、「GRIPDROP ORIGINAL#01」です。

GRIPDROP ORIGINAL#01

こちらは日本の伝統的な履物である足半(あしなか)をシューズで再現したものとなっており、足袋のような形をしています。足指で地面を捉える習慣づけを行い、「浮き指」の改善を目指します。

特殊な形のインソールのおかげで、通常のスリッパと履いた際の長趾屈筋の活動量を比較すると、1.5倍~2倍近くの差がありました。

かかと部分に地下足袋で使われる馳(はせ)が採用されており、これによりシンプルなデザインとフィット感が両立されています。さらに前後のサイズ調節も可能になり、左右のくるぶしの高さが違う独特なデザインをしています。創業100年の老舗地下足袋メーカーが製造しています。

メーカー希望小売価格は15,800円(税抜)です。
【URL】https://gripdrop.runplus55.com/

画像引用・参考:日本の伝統×最新素材が融合。「足指を鍛える」という全く新しい概念の靴が誕生。 PR TIMES(2020年)

TENTIAL INSOLE Business Lite 

こちらは革靴に入れる薄手のインソールになっていて、特徴としては、特許技術のキュボイド理論が採用され、足裏の立方骨を支えることにより足の安定性と運動性の両立を実現しています。「内側縦アーチ」「外側縦アーチ」「横アーチ」の3つのアーチを正しく形成する技術により、浮き指が招く身体の不調や悩みを根本的に解決へと導きます。

価格 8,778円(税込)

画像引用・参照:「TENTIAL」の身体の不調を解決する革靴用専用インソールから、機能はそのままにお求めやすい価格のLiteモデルが新登場 PR TIMES(2022年)

RECOVERY SANDAL

また、こちらは同社から7月7日から予約販売が開始されている「キュボイドバランス理論」を用いたサンダルです。特許技術の効果が最大限発揮される固さにすることで、姿勢矯正による全身のリカバリーを実現したそうです。下記の二つの価格帯の商品があります。

Conditioning Flip flop:10,780円

Relax Flip flop、Relax Slide:7,480円

画像引用・参照:【履くだけリカバリー】特許技術で全身をととのえるサンダル。「RECOVERY SANDAL Conditioning」の予約販売開始

HiCool

こちらもキュボイドバランス理論に基づいた、正しい姿勢に導くためのインソールです。こちらは他の製品よりも底の厚い商品になっていて、身長を高く見せる効果もあるとのことでした。

◯ 商品価格
HiCoolインソール1足:6,850円(税込)

画像引用・参照:【日本初】開始わずか5日でクラファン1200%達成。特許技術を用いた厚底インソール『HiCool』販売開始! PR TIMES(2022年)

私の場合はどうなんだろうか、、、?

私は足のサイズが身長に対して大きいです。仕事に行く時なんかの荷物も多いです。足も靴屋さんで観て頂いた事がないので、よく自分の足の事も分かっていません。

前は合うサイズの靴を履いていて、急に足が痛くなって履けなくなったりしていましたが、最近はずっと同じ靴だからでしょうか、靴の中の元々付いている薄い中敷き?が自然とズレた為に、それで歩き辛くなる時があります。

浮き指は今凄く多いんですよね。私は足の疾患は膝痛しか抱えていないのですが、浮き指と膝痛は関係あるんでしょうか?とりあえずこの記事を書き終わったら、私もセルフチェックしてみます。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。