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こんにちは、翼祈(たすき)です。
近年、様々な人が一緒に暮らす社会の実現の為に、障害のある子でもない子でもみんなが一緒に遊べる、『インクルーシブ遊具』を設置した公園などが、日本各地に増えています。
今回はそんな『インクルーシブ遊具』の魅力を発信していきます。
インクルーシブとは?
インクルーシブは「包み込むような」「包括的」を表す英語です。障害や年齢、身体能力などが問題ではなく、みんなが一緒に参加出来るように工夫されたインクルーシブ公園は近年、全国で普及し出しています。
東京都立砧公園(世田谷区)の「みんなのひろば」にできた遊具の1つは、背もたれがあるブランコで、同じ遊具で遊ぶのが難しい子どもたちも安心して一緒に遊ぶことができます。
今回は佐賀、石川、熊本、富山、埼玉の5県の取り組みをご紹介します。
インクルーシブ遊具。in佐賀県
神埼市の桜の名所「日の隈公園」に2022年3月19日、障害のある子もない子も楽しめるインクルーシブ遊具を取り入れた公園がオープンしました。神埼市は「年齢や性別に関係なく楽しんでほしい」と話しています。
複合的な遊具には、障害に配慮した工夫がみられます。車椅子でも登れる様にスロープが付いていたり、日光アレルギーに配慮して遊具に日よけを整備したり、滑り台は人工内耳への影響を悪影響を減らすべく、静電気の発生を防ぐためにステンレス製にしたり――。子ども達に人気があるのは、「レッドスピン」と呼ばれる直径2・3メートル、高さ0・84メートルの赤い円盤状の遊具です。円盤の上に座って回して遊べ、初めて会う子ども同士でも楽しく遊んでいました。
また、大人向けの健康遊具エリアや、6~12歳を対象にした大型複合遊具エリアもあります。
参考:だれもが楽しくインクルーシブ遊具 神埼市の公園に導入 朝日新聞デジタル(2022年)
佐賀市金立町から6歳と4歳の孫娘2人と遊びに来た男性は、「誰でも遊べるというのは素晴らしい。子どもの数も多すぎず少なすぎず、遊びやすいみたい」と孫娘たちを見守っていました。
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【動画】インクルーシブ遊具、日の隈公園に完成 佐賀新聞(2022年)
障害ある子も楽しんで インクルーシブ遊具 読売新聞(2022年)
インクルーシブ遊具。in石川県
障害があるかないか関係なく、子どもがみんなで遊べる公園「インクルーシブプレイグラウンドのみ」が2022年5月8日、石川県能美市泉台町で開設されました。心身共に多様性を認め合って成長できる公園にしようと能美市が整備しました。
石川県内でも、昔からある公園では更新で遊具を新しくする例はありますが、公園全体が多様性のある市民を想定して整備されたのは初です。
公園は旧温泉保養館クアハウス九谷の跡地に開設されました。広さ7929平方メートルで、同じく芝生で整備された遊具広場と運動広場が連携しています。ブランコ(三人用)には前への転倒防止で背もたれが付いたいす型など、車椅子を使用する子ども達も安心して遊べます。
滑り台の斜面は幅1.8メートルで、親子や子ども同士数人が横一列で一緒に滑れます。開口部があるドーム形の遊具も整備し、ドームの上に登れるほか、中に入って一人や少人数で感情を落ち着かせることも可能です。園内には、細かく砕いた瓦の廃材を使用した約300メートルの遊歩道や多目的トイレも完備しています。夜間は22時まで利用可能です。
参考:「障がいのある子もない子も一緒に」 石川・能美市にインクルーシブ公園が誕生 MRO北陸放送(2022年)
4歳の長女を連れてきた同泉台町の女性は「安心して子どもを遊ばせやすい。遊具同士の距離も離れているので、子どもが密集してぶつかる心配もなさそう。これからも利用したい」と話しました。
インクルーシブ遊具。in熊本県
「インクルーシブ遊具」が、熊本県熊本市南区の平成中央公園内にオープンしました。南区土木センター維持課によると、「インクルーシブ遊具」の設置は九州初です。
公園の近くに駐車場が無いので、「インクルーシブ遊具」の近くに身体障害者用駐車場(1台分)が新設されました。公園の周辺に保育園や小学校があり、遊具の更新時期を迎えたことから平成中央公園を選択しました。
ブランコは、3つある座板のうち、1つに背もたれや体を固定する補助器具を整備して、幼児や障害を抱える子が安全に利用出来る様に完備しました。複合遊具は、車椅子を利用する子どもでも安心して遊べる様に、なだらかなスロープと多くの手すりを完備。手すりや段差など注意が必要な場所を黄色、それ以外の場所では青色にして弱視の子どもでも理解しやすい様に考慮されました。
参考:障害ある子も一緒に遊ぼう! 九州初「インクルーシブ遊具」 熊本市・平成中央公園にお目見え 熊本日日新聞(2022年)
同南区土木センター維持課の課長は「障害の有無にかかわらず、みんなで協力し、助け合いながら遊んでほしい」と話しました。
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手すりにスロープ…インクルーシブ遊具が公園に 「一緒に遊んで」 朝日新聞デジタル(2022年)
インクルーシブ遊具。in富山県
富山県高岡市佐野にある高岡おとぎの森公園では、障害を抱える子ども達も楽しめるインクルーシブ遊具「ウードルスイング」を、2022年4月28日に新たに設置しました。富山県によれば、『インクルーシブ遊具』の常設は富山県内で初のことです。同高岡おとぎの公園の所長は「大勢の人が訪れて、楽しんでほしい」としています。
「ウードルスイング」はアメリカ製で、身体に障害を抱える子どもも一緒に遊ぶことができる『インクルーシブ遊具』の1種で、幅は4・1メートル、高さは2・89メートルで、奥行きは1・27メートルです。おとぎの森広場の南側に配置されました。くぼんでいる円盤形のシートに乗って楽しめるブランコの1種で、1〜5人まで一度に乗れます。主に6~12歳の利用を予想しており、姿勢の保持や座ることが難しい子どもでも寝そべって楽しむことが可能です。
2021年9月下旬から1ヵ月間、同高岡おとぎの公園に子ども達に新しく導入する遊具のアンケート調査を実施しました。『インクルーシブ遊具』には入っていないトランポリンやロッククライミングを含まれた導入予定の7つの遊具の写真を、同高岡おとぎの公園内で告知して、最も人気のあったウードルスイングに決定しました。
2022年4月28日は好天に恵まれ、同高岡おとぎの公園を訪問した親子連れは、子どもを「ウードルスイング」に乗せたシートを揺らし、声を上げ楽しんでいました。
参考:新ブランコ楽しんで 高岡おとぎの森公園 北日本新聞(2022年)
園内には、もともと10台ほどの遊具があり、同高岡おとぎの公園の所長は「インクルーシブ遊具にも注目し、今後遊具を増やしていきたい」と話しました。
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新ブランコに歓声 高岡おとぎの森公園 北日本新聞(2022年)
「インクルーシブ遊具」が人気 障がいの有無にかかわらず楽しめ…誰もが利用しやすい公園に【富山発】 FNNプライムオンライン(2022年)
インクルーシブ遊具。in埼玉県
障害の有無にかかわらず全ての子供が使える「インクルーシブ遊具」の設置が埼玉県内の公営公園で進んでいる。秩父市の県営公園で3月に整備されたのに続き、今後、熊谷市の県営公園や三郷市営公園にも設けられる予定だ。多様性を尊重する風潮も後押しとなり、導入は拡大しそうだ。
秩父市では、豊かな自然が楽しめるテーマパーク「秩父ミューズパーク」内の県営公園にある「展望ちびっこ広場」に、インクルーシブ遊具の滑り台が登場した。
車いすでも利用できる緩い勾配のスロープと広めの踊り場を併設し、車いすが遊具から飛び出すのを防ぐパネルを設置するなど安全面にも配慮した。
私の子ども時代。
最近出て来た遊具なので勿論ありませんでした。私は運動が全く出来ないので、外遊びをせず、当時友達だった人が一緒にいても教室から出ず、昼休み1人の時は図書館に行って本を読む、そんな子でした。
公園の遊具においても得意なのはなかったですが、こういう遊具があの当時からあれば、こんな私でも楽しく遊べたかもしれません。本当に何回も言いますが多様性の社会になったからこそ出来た遊具ですし、私の子どもの頃と違って今はかなり気温が高いので、熱中症に気を付けながら、子ども達には元気にのびのびと遊んで貰いたいですね。
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noteでも書いています。よければ読んでください。
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