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こんにちは、翼祈(たすき)です。
2021年からニュージーランドでは、現在14歳以下の子供達は、15歳になるまで煙草が買えない法律を作りました。社会問題であるがんの原因を減らす為です。
今回は家族に身近な喫煙者がいるので、家族の話を出しつつ、この問題について深掘りしていきたいと思います。
ニュージーランド、「今14歳以下にタバコを吸わせません」と断言 その社会的背景とは
今14歳以下の若者は、永遠にタバコを購入出来ません ―― タバコのない社会を実行するために、ニュージーランド政府が思い切った政策を打ち出ました。
副保健相のアイシャ・ヴァーラル氏は2021年12月9日、現在14歳以下の若者が、永遠にタバコを買うことを禁ずる法律を導入すると発表しました。
この政策は新たなタバコのない未来計画で、法律でタバコを吸うことが可能な世代が年々上がっていくことで、タバコの吸えない世代を作っていきます。
計画には、タバコのニコチン量を大幅に減らすことや、タバコ販売店の削減、魅力的に見えないようにするためのデザインの制限や、依存症から抜け出すための支援なども含まれます。ベイプ(電子タバコ)の販売は制限しないといいます。
ヴァーラル氏によると、ニュージーランドでは喫煙率は減っているが、特に、マオリや太平洋諸島の住民の喫煙率は高いといいます。
「ニュージーランドで、喫煙は予防可能な死の主な原因の一つで、がんの4分の1の起因になっています。タバコに関連した大病は特に、マオリや太平洋諸国、収入が低いコミュニティで広く見られます」
「喫煙率は下がっていますが、目標に早く到達するために、さらにやらなければいけないことが早々にある」とヴァーラル氏は述べ、政府の対策の必要性を説明しました。
さらに、政府が掲げたタバコの税率引き上げによる禁煙政策は一定の効果がありましたが、効果が薄いとも強調。
これ以上の税率引き上げは、タバコを止めようと苦しむ人たちをさらに罰するだけであり、タバコフリー世代を作る新たな政策を導入すると述べました。
「若い人々がタバコを吸い始めないようにするために、新しい世代にはタバコを売ったり提供しないことにします。法律が施行されれば、14歳の人々は永遠に、法律でタバコを買えなくなります」
新しい販売基準にタバコを販売する店が対応出来るように、法律は一定期間を空けてから実行される予定といいます。
参考:「一生たばこは買えません」 09年以降生まれの人、NZで法案可決 朝日新聞デジタル(2022年)
煙草と糖尿病
たばこを吸うと糖尿病にかかりやすいことが国内外の多くの研究によって明らかにされています。わが国の7つの研究を含めた25の追跡調査を統合した研究によると、たばこを吸う人は、糖尿病に関係する他の要因(BMI・身体活動・飲酒など)を調整しても、2型糖尿病に1.4倍かかりやすいことが報告されています。また喫煙本数が多いほど糖尿病になりやすく、禁煙した人ではリスクの低下がみられています。
喫煙すると糖尿病になりやすいのは、喫煙が「交感神経を刺激して血糖を上昇させる」ことと「体内のインスリンの働きを妨げる」という2つの作用が関係していると考えられています。
引用:e-ヘルスネット
COPD
私たちが吸い込んだ空気は、気道から気管支を通り、肺の奥にある「肺胞」という組織まで運ばれます。そして肺胞には、吸い込んだ空気の酸素を体内に取り込み、二酸化酸素を体外に出す仕組みが備わっています。この仕組みを「ガス交換」といいます。
しかし、長年有害物質を吸い続けていると、気管支が炎症を起こして狭くなったり、肺胞が破壊されたりすることで、空気を取り込みにくくなります。すると、ガス交換の効率が悪くなり、十分な酸素を体内に取り込むことができず、少し動いただけでも息切れしやすくなります。
COPDは、タバコを吸い始めて20年目くらいから危険領域に入るとされています。例えば20歳からタバコを吸い続けている人は、40歳くらいからCOPDの症状が出始めると考えてください。
そして50~60歳くらいになると、風邪などがきっかけで、咳や痰、息切れが急激に悪化する「増悪(ぞうあく)」という状態に陥り、入院治療が必要となることがあります。増悪のたびに肺の機能は低下し、持病がある方は、そちらも併せて重症化することがあります。
COPDによって体内に酸素が少ない状態が長く続くと、心臓にかかる負担が大きくなるため、心不全を引き起こしやすくなります。ほかにも、骨粗しょう症や胃潰瘍、肺がんをはじめとしたがんとのかかわりも指摘されています。
受動喫煙
たばこは吸っている本人だけではなく、煙にさらされる周囲の人たちにも害をもたらします。たばこから出てくる副流煙には、本人が吸いこむ主流煙の何倍もの有害物質が含まれています。右のグラフは、主流煙に含まれる有害物質の量を1とした場合、副流煙に含まれる量が何倍となるかを示したものです。ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍、そして発がん物質として最も強力なものの一つであるニトロソアミンという物質は、なんと52倍も含まれています。
とくに、副流煙は妊婦さんや子供に対しての影響が大きく、妊婦さんの場合は、流産や早産、胎児の発育障害、子供の場合は、乳幼児突然死症候群や小児がん、喘息、気管支炎、中耳炎、発達障害、言語能力低下などといったさまざまな病気のリスクが高まるので注意が必要です。
画像・引用:函館五稜郭病院
私の身近な喫煙者
私の父です。若い頃からずっと煙草を吸っています。父は入院してた時は煙草は吸えなかったのですが、退院し帰って来たその日に煙草を又吸い始め、止め切れません。COPDでしょう、よく咳もしています。
前は「ここまで煙草の値段が上がったら止める」と言ってて、結局値段が上がっても止め切れず。入院してた時、「煙草止めるなら死にます」とか、私達が退院後吸うんじゃないかと心配して先生に相談したら、「そんなに俺の事が信じられないのか?離婚するしかないな」とか言ってた父です。
父は長年の煙草の吸い過ぎで、かつケアもろくにしない為自分の歯も抜けていったりもしています。
私も子供の頃、私を自転車を後ろに乗せ、父がたばこ屋で煙草を買っている時に、私が動いて自転車が車道に倒れたり、父が出かけていた時煙草の吸い殻をジュースの缶に入れ、私が誤って飲んでしまい、吐き出したから良かったものの死にかけたりと、私にとって煙草は良いことは全くありません。
最初に受動喫煙が騒がられた時も、「お前が俺の後ろじゃなく、前を歩けば大丈夫」とか意味不明な見解を言ったりと。
なので私はニュージーランドの政策はとても良いと思いました。いつどんな時に健康じゃなくなるなんて分からないですし、防げる害は防いだ方が良いからですね。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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