『シング・ア・ソング!』と《Triangle》。〜反戦を掲げた映画と歌〜

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

今ロシアによるウクライナの軍事侵攻が世界を揺るがしている中で、2022年5月に軍人の妻たちが愛する人の無事を願いながら合唱団を結成という、笑いあり、涙あり、そして名曲あり。さらに多くの名曲が登場する本編の感動を約束してくれるイギリスの実話から生まれた映画が公開されます。また今再注目されている2006年リリースのSMAPの《Triangle》という曲についてもお話ししていきます。

[フル・モンティ]のピーター・カッタネオ監督最新作【Military Wives(原題)】が、邦題『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』として2022年5月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開されることが決定しました。併せて、ポスタービジュアルと場面写真が解禁されました。笑って泣ける、観るものをハッピーにする感動のハートフル・ストーリーです。

今回解禁となったポスタービジュアルは、主人公ケイトとリサのふたりを中心とした合唱団の飛び切りの笑顔が印象的な1枚になっています。また音楽に関連するデザインの中に印象的に配されているヒマワリとヒナゲシは、「軍は私たちに、謙虚なヒナゲシであることを望む」とこぼすケイトと、「私たちヒマワリになってやろう」と笑顔で前を向くリサのやりとりに由来しています。

あらすじ

大切な人の無事を願いながら、英軍基地に暮らす軍人の妻たち。謙虚に静かに、普段と変わらぬ生活を送ることを求められる彼女たちは、共に苦難を乗り越えるための活動として“合唱”を始める。熱意が空回り気味の大佐の妻ケイトと、思春期の娘に頭を悩ませるリサが中心となり、バラバラだったメンバーたちの心と歌声は次第にひとつに。そこへ思いがけない大舞台への招待状と、恐れていた最悪の知らせが舞い込む。

画像・引用:“軍人の妻”が合唱団を結成、全英で話題の実話を映画化『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』5月公開 cinemacafe.net(2022年)

私は軍人の妻ではありませんが、通信が不安定で電話や呼び鈴が鳴る度に、戦況にいる夫の事が心配になる、愛する人の事が気になる、凄く気持ち分かりますー。

登場人物

2009年、イギリス軍基地で暮らす女性たちが合唱団を結成しました。この活動はメディアにも取り上げられ、やがて全英中、そして世界各地へと広がるムーブメントとなりました。BBCの人気テレビ番組[The Choir]でも特集された“軍人の妻”合唱団の実話を、ピーター・カッタネオ監督が映画化した本作。合唱団結成を主導したふたりの妻ケイトとリサを、米アカデミー賞ノミネート&英国アカデミー賞(BAFTA)受賞のクリスティン・スコット・トーマスと、BAFTAノミネート経験者のシャロン・ホーガンが熱演しています。

予告編も解禁

 

予告編には、“軍人の妻”合唱団のメンバーが戦没者追悼イベントのステージに向け練習するさまや、リサが「いい音楽が生まれるのは完璧なときじゃない。誰かを想うときよ」と仲間たちを鼓舞する姿が収められています。
 

「時計の音を聴きながら ベッドであなたを想う」という、予告に流れて来るこのフレーズが気に入りました。

劇中80年代の有名ポップ・ソングが数々登場

劇中で合唱団が歌うのは、80年代を中心とした有名ポップ・ソングの数々。曲を知っている人も知らない人も、思わず一緒に口ずさみたくなるようなメロディやリズムはもちろん、 “いつも、何度でも”支えると、遠く離れている愛する人へ愛を呼びかける「タイム・アフター・タイム」(シンディ・ローパー)や、愛する人との別れを寂しく囁く「オンリー・ユー」(ヤズー)など、軍人の妻たちの心情にリンクした歌に注目です。

また、“叫べ、叫べ、すべて吐き出せ!”と拳を突き上げて「シャウト」(ティアーズ・フォー・フィアーズ)を歌い、物語のクライマックスでは、戦地の夫やパートナーとやり取りされた手紙から歌詞が作られた劇中合唱団のオリジナル曲「Thoughts From Abroad」が感動を盛り上げます。ちなみに実在の“軍人の妻”合唱団のメンバーたちの手紙から作られた楽曲「Where You Are」は、当時同じくテレビ番組から生まれたガールズ・グループ、リトル・ミックスの新曲とチャートを競い、全英1位を奪取するという快挙を成し遂げています。

「歌って笑って 強くなる」、良い言葉ですね。私も歌が昔から身近だったので、歌にそれ位のパワーがあるの分かります。

今ロシアによるウクライナの軍事侵攻でSMAPの名曲《Triangle》が光に当たるー。

「この歌がこんなに痛く強く心に響く日がくるなんて」「とりあえず今聴いてほしい。私の言いたいこと詰まってる」

「この歌」とはSMAPの《Triangle》を表しています。

ロシアによる侵攻でウクライナの国民の厳しい状況が刻一刻とニュースで報道される中で、SNS上では17年前に発売された《Triangle》についての内容が相次ぎ、再び注目されています。

今月2022年3月、日本国内の音楽ソフトの売り上げを統計しているオリコンが発表するデイリーデジタルシングル部門で3位に急浮上しました。

何故《Triangle》が再注目されているのか?多くの人に共感を呼んでいるのはその歌詞にあります。

「破壊でしか見出せない 未来の世界を愛せないよ」

「大国の英雄(ヒーロー)や戦火の少女 それぞれ重さの同じ 尊ぶべき 生命だから」

戦争による破壊への批判や命の大切さがつづられています。

参考:SMAP「Triangle」ウクライナ侵攻で再注目 広がる反戦への思い NHK NEWS WEB(2022年)

子どもの頃、理解が難しかった《Triangle》

私が子どもの頃は既にSMAPは国民的スターで、どちらかと言えばまだ私自身小さかったのもありましたし、青いイナズマやダイナマイト、SHAKEの様な聴くだけでハッピーになれるそんな楽曲が特に好きでした。

なので《Triangle》という楽曲が出て来た時、今までのSMAPの曲とは全然雰囲気が違って、印象的な歌詞が並びますが、難しいなというのが第一印象でした。この曲を歌っているSMAPもテレビで観ていて、いつもと違い精悍な顔つきで、この曲と真摯に向き合って歌っていたのも印象に残っています。

今この曲が注目されているのも、歌詞を読み返してみてよく分かります。この曲が今ウクライナの人々に向けて、世界中の多くの人にカバーされているのも、検索してみて分かりました。

ウクライナ側は5月には戦争は終結すると言ってたり、避難した人の中には祖国の為にと、17000人がウクライナに戻るという報道を観ました。テレビで流れて来るウクライナの現地の状況を観る度に心が痛い。早く戦争が終わって欲しいと強く願います。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。