ジプレキサ剤が引き金で…薬剤性糖尿病になった当時の話

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

翼祈(たすき)が、10年以上前に、精神科の薬を飲んで、その後薬剤性糖尿病になった経緯をお話しします。

飲み始める前の病名と、その時の主治医の話。

私は色々あって14年以上前から精神科に通院する様になりました。1番目の病院の診断名は適応障害。薬は確か出なかったはずですが、状態が良くならないので2番目の病院に。その時は最初統合失調症と言われ、最終的に今の発達障害と診断を受けました。

2番目の病院の主治医は当事者である私の話は聞かず、両親の話だけを聞き、私が話そうとすると「喋らないで‼︎」と言っていました。よく最後の患者が私だったら、顔だけを向け片付けながら診察し、診察終わると同時にすぐ帰っていた先生でした。母が「穏やかに暮らしたい」と言っても、「そういうのが高望みなんですよ‼︎」と言っていたそうです。

後から知った話ですが、この主治医は精神科医であっても、発達障害の専門医ではなかったそうです。

エビリファイ剤の投与

発達障害と診断された前後は、とにかく私は1日中毎日毎日毎日寝ていました。母がその時の主治医に、「ずっと寝ていて、どうしようもないから、体を起こしておける薬を処方して欲しい」と言って、エブリファイ剤が投入されました。

エビリファイ剤を飲み始めてからの変化

この薬を飲んでから眠る事は少なくなりましたが、とにかく家の中で暴れる様になりました。私の場合で例えを上げると、

二階の壁に足で穴を2回空ける、雨戸を蹴って小さな穴を空ける、液体洗剤を踏んで柱を駄目にする、玄関のドアに生卵を何個も投げ付ける、二階のベランダから物を外に投げて壊す、暖房機を回し蹴りで壊す、油性マジックで壁に落書きする、など。

後この頃はよく家出をしていました。1番最初は精神科に通院もしていない、まだ発達障害とも分かっていない時です。通院し始めてからは、冬にロンTと長いパンツ、サンダルだけで飛び出したり、自転車で飛び出して川に寝ていたりとか、何回も家出していました。

エビリファイ剤を止め、ジプレキサ剤を飲んでからの変化

母が「とにかく家で暴れて、どうしようもないから薬を変えて欲しい」と主治医にお願いし、エビリファイ剤を止め、ジプレキサ剤を飲む様になりました。確かに暴れなくはなりましたが、その代わりに……

ジプレキサ剤を飲んだ代償

甘い食べ物、甘いジュースを飲むなど、暴飲暴食が薬の副作用で止まらなくなりました。今思うと私はずっと食べたり、飲んだりしていました。

母が「娘が余りに暴飲暴食が酷いから採血して欲しい」とお願いしても、主治医は「貴方が娘さんが余りに暴れるから薬変えて下さいって言ったんでしょうが‼︎」と、押し切られ、飲み始めてから1年半も採血もして貰えませんでした。

その後主治医が母に「貴方があんまり言うから、仕方なく採血しますから」と言われて、ようやく採血をしました。

結果、異常値で緊急入院が必要な程の、糖尿病に…

普段は全く自宅には電話して来なかった病院から、採血の2日後「今すぐ病院に来て下さい」と言われて、次の日かなんかに病院に行きました。

結果は、「【血糖値450以上、HbA1c 15•9 】とかなりの異常数値。緊急入院が必要なレベルです。何処かに転院して今すぐ、入院して下さい」と言われて、転院して現在に至ります。

1回目の入院して退院してから、その時の担当医から自宅に電話があり、「このジプレキサ剤を研修医で治験したら、確かに血糖値などの急激な上昇が見られた。この事を学会に論文として発表しても良いか?」と言われたので、私は了承し、それが学会で発表されてから、その後ジプレキサ剤に、

『この薬を精神科の患者さんが服用すると、血糖値が上昇し、糖尿病になるケースがある』

と注意書きが添えられる様になりました。

最後に、

私は20代前半で糖尿病になり、この病気になった事で、強く世の中を、人を恨みました。

ですが、この病気になってから特に、人に優しくなれ、優しくしたいと思う様になりました。

何より転院してから、いい人達、いい主治医、いい職場に恵まれました。それに関しては、感謝しています。

この文章を読んで不安に感じられてしまった方もいらっしゃるかもしれません。自己判断で薬を止めるのは大変危険なので、不安な事があればまずは主治医にご相談して下さい。

後採血は私の経験上で2〜3ヵ月に1回、最低でも半年に1回される事を、強く推奨します。

私は今は2型糖尿病ですが、血糖値などが劇的に改善した方法を、又違う記事でご紹介したいと思います。

noteでも書いています。よければ読んでください。

TANOSHIKA 翼祈|note

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。