「続 危険だけど精神安定剤を断薬してみた!」うつ病viviの体験談

精神安定剤

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「続 危険だけど精神安定剤を断薬してみた!」うつ病viviの体験談

はじめに

これは前回の手記「危険だけど精神安定剤を断薬してみた!」の続編です。

前回では、安易な理由でコントミン糖衣錠を断薬し離脱症状を恐れながらも挑戦してみたいという内容でした。

コントミン糖衣錠には体重が増加するかもしれない副作用があり、最近増加してきた体重をこの薬が原因だと思い込み断薬することにチャレンジ。

しかし、断薬をするにあたっては主治医の許可も得ておらず、また止めたことで離脱症状が起きるかもしれない不安がありました。

だけど、頓服薬としてたまに飲むこと以外は断薬に成功。

心配していた離脱症状も起きませんでした。

このことを主治医に話さなければならない。

でも、話せるだろうか?

話したことで主治医との信頼関係をなくすのではないか?

だとしたら、話さない方がいいのでは?

そんな心の葛藤を書きました。

イライラと発作

よりによって、断薬を始めてからイライラすることが増えてしまいました。

viviのイライラは今更始まったことではなく、若い時からつきものでした。

また、なんともいえない発作は歳を重ねるごとに酷いものに・・。

なんらかのストレスを感じると途端に襲ってきます。

イラっとした途端にモワっとしてウワーとなり胸がしめつけられ、頭を抱えて倒れ込む。

はじめは具体的な理由はまだありません。

だいたい、事が起きてしばらくすると、その光景その言葉が頭をよぎります。

そして「薬、薬」と手が伸びるのです。

薬を飲んで一旦落ち着きを取り戻すと、またその光景その言葉が再び頭をよぎり理由が具体化して言葉になります。

そして、イライラしてクーとなって、また発作また薬。

自暴自棄

「何もかもが嫌。生きていることも嫌。もう疲れた」

無気力・脱力感・ネガティブ思考。鉛様麻痺で身体が固まり動けない。

どうにもこうにもいかず仕事にも何にも手につかない。

そんな時にこんな日記を書いています。


なんか、とにかくイライラする。

なにもかもに腹が立つ。

更年期だろうか?とも、ちょっと思うけど、こうなるのは今更始まったことではない。

あれも嫌。これも嫌。どこかの誰かに言われた。

「嫌、嫌ばかり言うね」

ただの、わがままなんだろうか?

でも、私がこう「嫌、嫌」と言うのには理由があると思う。

納得がいかない。しょうもない。つまらない。

人がすること言うことが、つまらなく感じる。

どうして私は、みんなと違うのか?

「普通じゃない」

普通というものが、どういうものかはわからないけれど、多分、私以外はみんな普通なんだと思う。

効かない薬は飲みたくない。

きついけど飲みたくない。

飲んでも効かないなら飲んでも無駄。

身体のあちこちがかゆい。決まって仕事が終わるとかゆい。

仕事中でもかゆい。ストレスを感じるとかゆくなる。

ストレスに効く薬はないのか?

何もかもにストレスを感じる。これが嫌嫌病。

耐えられない。我慢できない。逃げ出したい。

 

受診日前日

受診日は月曜日。前の前の土曜日から休んでいました。

仕事を休んで仕事から離れ、仕事を忘れることで少しずつ気分が落ち着いてきました。

ゴロゴロして一日一日を過ごし何もしない何も考えない。

そうしていても、ふと頭に浮かぶのは、明日主治医に話す内容。

薬のこと言えるだろうか?

主治医と向き合うと・・

受診日、当日になりました。予約は午後2時30分。

午前中は細かい用事をすませ一旦帰宅。

お昼をとって、いざ病院へ。

診察受付機に診察カードをを通して受付完了。番号は131番。

缶コーヒーを買って診療科へ。待合室でドキドキしながら待っていました。

番号がテレビ画面に表示されました。

主治医のいる診察室に入り、まず、きつかったことを話しました。

繰り返し襲ってくる発作、頓服のコントミン糖衣錠が効かず8錠飲んだ日のこと。

相変わらず、一日にリスパダール内用液0.5mlを10本ぐらい飲んでいること。

そこまで話すと主治医は「コントミン糖衣錠は量を多く飲める薬だから大丈夫」

「リスパダール内用液も、それほど多くは飲んでいないから、もう少し多くだしておきましょうね」

「前飲んでいた、エビリファイ内用液が欲しいのでしょうけど、それは出せませんよ」

そう言われて、言い出せなくなってしまいました。

苦難を乗り越えて

「今が一番大事な時」だと言われました。

「ここを乗り越えないと、元に戻ってしまいますよ」と・・。

「今は、とても苦しいかもしれないけれど、ここを乗り越えるための、いいチャンスがきたのだと思いましょう」

この苦難を乗り越えるために必要な事。

それは「休養」そして「書く」「話す」

休むことも大事、話すことを増やす。そして書く。とにかく書く。

ここのところ受けていない訪問看護を再開して、もっと話すこと。

だけど思いました。

誰にでも話せるわけではない。

心を許せる人にしか話せない。

いら立ちは次から次にviviに襲いかかる。

おわりに

翌日、火曜日まで休みをとっていたので、ここはゆっくり心を休ませることにしました。

しかし、どうにもスッキリしません。いら立ちと自分の不甲斐なさ。

再び何もかもが嫌になってしまいました。

そして迎えた水曜日。

仕事を始めようと思っても手につかず、それでも「書く」ということをしようとしていたのですが、それもできず何もしないまま一日を終えようとしていました。

そんな折「話す」機会がありました。

戸惑いながらも、淡々と話しをしていると心がスーっとして軽くなってきたのです。

そして「話す」をしたことによって「書く」こともできました。

心の中を整理することで気分も落ち着いてきました。

viviにとって、いかに「書く」「話す」ということが重要なことかが改めてわかりました。

道に迷ったら、とにかく書いてみる。話してみる。

書き下手でも話し下手でもいい。今の気持ちを伝えること。

viviは主治医にコントミン糖衣錠を飲んでいないということを言えなかった。

それどころか、もうこの薬は飲みたくない他の薬が欲しいということも・・。

こんなことを考えていた自分の不甲斐なさに再び嫌気がさしました。

コントミン糖衣錠は、まだ頓服以外は飲んでいません。

どうして飲んでいないのか?

それは、わからないけれど多分飲まないことに慣れたのでしょう・・。

今は、「生きる」「生き抜く」「生きぬいてやる」と思っています。

なぜなら、それがviviに与えられた道だからです。

「苦しい」「耐えられない」「もう嫌だ」「逃げ出したい」

だけど、これを乗り越えなければ「明日」は来ない。

だから、あなたにも伝えたいのです。

あなたが抱えている試練について。

簡単に頑張りましょうとは言えないけれど、それは与えられた「試練」です。

一人で乗り越えるには難しい試練も、誰か支えてくれる人がいれば乗り越えられる。

乗り越えることが、出来ない試練は与えられないのです。

きっと出来ると信じて歩いて行ってほしいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

うつ病と闘うアラフィフ。おまけに、腰部脊柱管狭窄症!踏んだり蹴ったり。のんびり穏やかに毎日を送っていきたいと思ってます。