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昨年末に最初の感染例が確認されて以降、各地で猛威を奮い続けている新型コロナウイルス。日本でも感染の不安からマスクをつけて歩く人が増え、市販の使い捨てマスクや消毒液の需要が非常に高まっています。
しかし、需要が上がった影響で各地では買い占めや転売が相次ぎ、マスクを必要としている人が多いにも関わらず十分に供給が行き渡っていない状況が続いています。
そこで現在注目されているのが、ガーゼやウレタン製の「繰り返し使えるマスク」や身の回りの物で作る「手作りマスク」。欲しくても買えず、かといって法外な価格の転売品にも手は出せないために市販のサージカルマスク以外のマスクが求められているようです。
ということで、今回は簡単な手順で作れる手作りマスクを紹介します。
キッチンペーパーで作る「簡易マスク」
今回紹介するのは、「KOBE防災ポータルサイト」で公開されている簡易マスクの作り方。
災害時に倒壊した建物などから飛び散る塵を吸引するのを防いだり、大勢の人が集まる避難所で咳やくしゃみの飛沫が飛び散らないようにするためのものなので抗菌効果は期待できませんが、咳エチケットの一環や口元、喉の保護として役立ちます。
キッチンペーパーマスクの作り方
簡易マスクを作る時に必要な物は、以下の3つです。
・キッチンペーパー
・輪ゴム
・ホッチキス
①キッチンペーパーを広げて置く
まずはキッチンペーパーを取り、テーブルなどの上に広げます。
キッチンペーパーはロールタイプとティッシュのようなボックスタイプがありますが、1枚取って広げた際に正方形になって、かつ口元を十分に覆えるだけの幅があればどちらでも問題はありません。
②端まで均等に山折り・谷折りにする
なるべく折幅が均等になるように、交互に山折り・谷折りにして蛇腹状にします。
先にキッチンペーパーを折りたたんで目安となる折り目をつけておくと、均等に折りやすくなります。
③両端にホッチキスで輪ゴムを留める
耳にかけるゴム紐として、輪ゴムを1組ずつ両端に留めます。
大人用なら輪ゴムを2つ結んで繋げて長くしたものを使いますが、子供用なら輪ゴムは結ばず左右に1本ずつで大丈夫です。
また、ホッチキスの針でゴム紐を留めるのが難しいならキッチンペーパーの両端を折り込み、輪ゴムを通して端を留めるやり方もあります。
④完成!
輪ゴムをしっかり留められたら出来上がりです。
折り曲げた部分を広げると、きちんとプリーツマスクの形になっています。
作ったマスクを実際につけてみると、このような感じになります。
作ったマスクの大きさが合わない場合は、輪ゴムの長さを調節して顔に合わせましょう。
また、マスクの作り方はYoutubeでも公開されています。
手作りマスクはあくまで「代用品」と考えて
今回作成したキッチンペーパーマスクは防塵・飛沫の飛散防止として使うことはできますが、ウイルスを完全に通さないわけではありません。
また、材料がキッチンペーパーなので耐久性にも難があり、一日中使い続けることは難しいでしょう。
一方で、繰り返し使える布製のマスクもウイルスを防ぐ効果はなく、衛生面も考えると「自分の感染リスクを下げる」目的で使うのにはあまり向いていません。
キッチンペーパーなどで手作りしたマスクと布製のマスクはあくまで「他人にウイルスをうつして感染を広げないための予防策」「市販の使い捨てマスクが手に入るまでの代用品」と割り切った上で使いましょう。
参考元:KOBE防災ポータルサイト
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