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神経症(ノイローゼ)について「心の病との向き合い方」うつ病viviの悩み
はじめに
「神経症」という病をご存知ですか?
いわゆる「ノイローゼ」のことです。
生きていくにはいろんな出来事があります。
そんな出来事を毎回悩んでいては神経が持ちません。
だけど、どうしても不安に感じて、それが苦痛になってしまいます。
苦しくて苦しくて、そのことで胸がいっぱいになり最終的には気分が滅入って立ち直れなくなってしまいます。
こんな時あなたはどうしていますか?
同じような悩みを抱えている方や身近にこのようなことで悩んでいる方はいませんか?
心の病と向き合うための第一歩。
一緒に考えてみましょう。
今回は、神経症(ノイローゼ)について 家庭の医学シリーズを元に、この病について学んでみたいと思います。
状況次第で誰にでも起きうる神経症(ノイローゼ)
心の病気の中で、神経症いわゆるノイローゼは比較的よく聞く言葉です。
しかし、実際には病気そのものを理解した上で、その言葉が使用されることは、非常に少なく、もしかすると躁うつ病や分裂症であるかも知れない精神障害全般が「ノイローゼ」の一言で片づけられる傾向にあります。
つまり神経症そのものの概念が、一般的にはかなり不明瞭であるといえます。
また、神経症(ノイローゼ)になる原因は主として我々が受けるストレスにあると言われておりますが、全ての動物は生きている間中、なんらかのストレスを受けていると言っても過言ではありません。
我が国に限らず、特に現代社会は過大で数えきれないほどのストレスを吐き出しています。
マクロ的に言うならば、世界総神経症時代と表現してもおかしくわないわけです。
そして、その傾向は増え、減ることはないでしょう。
まさに我々はこの状況下に生きているわけです。
誰でもなりやすい神経症。
しかし、それは不明瞭で、まだ一般的には理解されていないのが現実です。
ストレス社会と言われる現代社会。
viviもまた、そのストレスに弱い体質です。
現代社会の中で、いろいろなストレスを感じてきました。
「すぐに結果がわからない」「人と人が行う流れ作業的な事務作業」「忌み嫌うようなふるまいをされた時」「気味の悪い出来事」「視線」「物音」「話し声」「大きな笑い声」「身体から発する音」など。
viviは、うつ病のほか神経症とも診断されています。
今は軽度になってますが、それでも時折その症状がでます。
どんな症状かというと、頭の中がぐちゃぐちゃになり薬を飲まなければ立っていられなくなったり、床の上で、のたうち回ったりといったものです。
どんな時にその症状がでるのかというと、「何かを感じたりした時」「突然フラッシュバックに襲われたりした時」「ストレスを感じた時(上記)」「いじめに近い出来事が起きた時」または「そんな出来事があった日の夕方から翌朝の間」に起きます。
「いじめに近い出来事」とは、陰口を言われたような気がした時です。
例えば、「ひそひそ話」「圧力さえ感じる屈辱」「存在の否定」
これには特に酷い症状とストレスを感じます。
または、母親などにあれやこれやとまとめて仕事を頼まれた時にも「ストレス」を感じます。
一度に言われると、頭が真っ白になって何も考えられなくなり、思考や身体が固まります。
それらを今日まで「ノイローゼ」と呼んでいました。
だけど、この文献をみて、初めて「神経症とノイローゼは同じである」ことを知りました。
つまり、すでに診断されていた「神経症」の症状であったのです。
これにより、いかに知られていないことかがわかりました。
ノイローゼと神経症は同じものであったのですね。
「不安」が神経症の発生源
神経症の概念が混乱しているのは、専門家の間でも時代や国によって神経症の概念がまちまちであること、あるいは、その原因や症状が心身両面にわたって、実に複雑であることが関わっています。
その原因や症状が複雑で多彩であるといっても、その現れかたに幾つかの共通点があり、その共通点によって神経症は、幾つかの種類に分けられます。
そして、最も大きな共通点は、その症状の中心が「不安」であるということです。
どんな人でも状況によっては不安な気持ちを持つのは当然のことです。
しかし、不安を感じるだけで、神経症の症状になるわけではありません。
神経症の場合にはこの不安が本人にとって非常に苦しいものであり、時には耐えがたい苦痛を伴うものなのです。
更には社会的にも職業的にも、その苦痛のために、何らかの支障が起こってくるようなレベルの不安なのです。
しかも、その不安が、ある程度の期間以上続いているというのも特徴です。
viviにとっての不安も、耐えがたいもので苦痛を感じます。
これゆえに、社会生活にも支障が起こってきます。
例えば、いろいろな「過去の失敗談」などがフラッシュバックしてきて、それが知られるのではないかと不安に感じたり、誰かのうわさ話を「過去の体験」と重ねてしまい不安に感じてしまうといったところです。
また、「将来に対する不安」「漠然とした不安」もあります。
「将来の不安」とは、母親を失ったら一人で生きていけるのかという不安。
「漠然とした不安」とは、死ぬことへの恐怖やこのまま死ぬのではないか?と思わせるような、身体で感じる痛みを想像した時の恐怖からくる不安。
具体的に言うと、乗り物に乗った時やデパートなどの施設にいる時、また、車の行き交う道を歩いている時に、ふと、もしや事故にあうかもしれないと思った時。そうなった時に感じる身体の痛みを想像してしまった時などに、身体が萎縮して、そのまま固まり動けなくなります。
そして、それらは幼い時から、時折起こり、そのたびに不安の度合いが増してきています。
なんとか乗り越えたいのですが、一人では乗り越えられないのが現実です。
神経症には必ず原因がある
神経症には幾つかの特徴があります。
まず、神経症は原因がはっきりしない内因性の分裂病や躁うつ病などと違って、必ず精神的な悩み、それも悩みぬいた葛藤のようなものが原因となって引き起こされることです。
神経症は、ある出来事や人間関係など、本人にとってかなり精神的に葛藤を引き起こすようなことがあって、それがもととなって引き起こされる病気です。
ですから、もし、その出来事がなければ、当然その神経症は起こらなかっただろうと、他の人も納得できるような原因があるものなのです。
これを読んで、全くその通りであると思いました。
「あれ」がなければ、「あの経験」がなければ、不安になり神経症は起こらなかったのではないかと思います。
仕事に大きな穴を開けてしまった時の記憶。またミスをしてしまった時に感じた冷ややかな視線、あざ笑いをされた時の記憶の数々。
でも、過去には戻れません。
とりかえしのつかない失敗や辛い体験はこの心に焼き付いて離れないのです。
神経症は体に異常はない
パニック障害(エピソード性発作性不安)という神経症があります。
これは比較的新しい障害で、突然、発作的に大きな不安を生じる病気です。
同時に頻脈や動悸が起こったり、息が詰まったり、めまい感、しびれ感、発汗などを伴い、時には「このまま死んでしまうのではないか」というくらいの恐怖感に襲われます。
救急車で病院にかけつける人も少なくはありません。
ところが、病院でいくら検査しても、身体的には全く異常はありません。
身体的に全く問題がないのに、身体症状までも訴えられるというのも神経症の特徴です。
ここを読むと、パニック障害では?と思ってしまいましたが、どこか違うようです。
viviの場合は不安発作を伴う「不安神経症」と診断されています。
先にも話しましたが、今はこれは落ち着いてきています。
今では「抗不安薬」の頓服をあまり飲まなくなりました。
なぜかというと、ここでは不安を感じる回数が減ってきたからです。
たまに神経症的症状を起こすことはありますが、ほとんどの時間は落ち着いて作業ができています。
ありがたい環境です。
神経症になりやすい性格とは?
神経症には原因があると言いましたが、同じ出来事が起こっても、神経症になる人とならない人がいます。つまり、その出来事を受け取る側の人によって、不安の度合いが違い、それが病気の発症につながっていくわけです。
その受け取る側の違いとは、本人の性格が元になって表れるというわけです。
神経症になりやすいタイプ
1.神経質な人
2.感じやすくて傷つきやすい人
3.心配性な人
4.完全主義な人
5.自分に自信のない人
6.少しの汚れも気になる潔癖症な人
7.戸締りなど何度も確認しなければ気のすまない確認癖のある人
8.依存的な人
9.引っ込み思案の人
10.内気で小心な人
11.融通のきかない人
12.すぐ感情的になりやすい人
13.自己中心的な人など
おわりに
ここまでまとめてみてわかったこと、
・一般的にはまだ不明瞭で概念が国や時代によって、まちまち。
・神経症(ノイローゼ)は誰にでも起こりやすい。
・神経症の症状には、「不安」という共通点がある。
・神経症には原因があり、それは精神的な悩み、悩みぬいた葛藤のようなものが原因となって引き起こされる。
・もしその出来事がなければ、当然その神経症は起こらなかっただろうと、他の人も納得できるような原因がある。
・身体的には病院でいくら検査しても全く問題はないのに身体症状はあるのが特徴。
・同じ出来事でもなる人ならない人がいて、その症状も様々。
つまり、神経症になりやすい人は上記項目(神経症になりやすい人は?)のように性格が元になっていて、また過去の体験から不安感を感じてしまうのではないかと考えられます。
viviに当てはめると、どうしても過去の体験が、その時起きていることと重ねてみてしまい「不安」を感じてしまうというわけです。
過去の体験がなければ、その神経症は起きなかっただろうと思います。
過去の体験を消すことはできません。
だけど、これでは、らちがあきません。
なんとか、過去の体験を引きずらず生きていくことはできないのでしょうか?
何か手立てはあるはずです。
viviは考えて考えて、考えてみました。
viviだけではなく、同じような神経症を患っているあなたにも有効な方法は?
それは、神経症を起こすような出来事が起きた時に、
「これは、あの時とは違う」
「大丈夫、大丈夫」
と思い目を閉じてゆっくりと深呼吸をする。
単純な方法のように思えますが、これしかないのです。
viviにとって、過去の経験は前に進みたくても、これが後ろ髪を引っ張って一歩も踏み出せないのが現実。
結局、薬を飲んで対処する方法を選んでしまいます。
しかしながら、ここ数か月くらいでしょうか?
あまり薬を飲まなくなり、また飲み方も変わってきました。
環境が変わってきたこともそのひとつ。
薬を飲む時は「予期不安」が起きる前や起きそうなときに薬を飲んでいます。
そうすることで神経症の症状が出るのを最小限に抑えています。
完全に神経症の症状を抑えることはできませんが、症状を最小限に抑えることはできます。
あとは、じっと「これは、あの時と違うのだ」「大丈夫、大丈夫」とおまじない。
それぞれに患っている神経症を乗り越えるには、それぞれの神経症の原因と向き合うこと。
決して逃げない。なすがままにしない。
どうして、こんな症状が起きるのか?
自分なりの原因を探ってみると、わかってきます。
例えば、紙に書き出してみるのもいいと思います。
書き方としては、「どんな時に、どんな症状がでるのか」
きっと、これだけでも症状は最小限に抑えることはできると思います。
そう信じて神経症と向き合っていきましょう。
怖がらないで。ゆっくりでいい。
どれだけ時間をかけてもいい。
試してみませんか?
viviも、あきらめずに何度もチャレンジを続けていきたいと思います。
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メール読みました。正直そうできたらと何度も思っていますが簡単にはいかないけどきっかけに繋がっていけたらいいと考えました。ありがとうございます
おはようございます。ダックスフンドさん。
簡単にはいかないですよね
ゆっくりゆっくり歩いていきましょう。
返信ありがとうございます。