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こんにちは、どうも、ゆたです。
皆さんは、リベンジポルノ、という言葉をご存知でしょうか?
交際相手や元交際相手から性的な画像や動画を要求され、インターネット上に拡散されることをリベンジポルノといいます。
インターネットが普及し、スマホで撮影が簡単に行える時代だからこそ加速的に増えた犯罪です。
リベンジポルノは、立派な犯罪行為です。
様々な法律で禁止されていますが、リベンジポルノ防止法でいえばこのような内容になっています。
リベンジポルノ防止法では、第三者に公開することを承諾していない、性的な動画や画像をインターネット上に公開するなどの行為を禁止しています。
これらをインターネット上で公開すると「公表罪」が成立し、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。
また、上記の動画や画像を拡散する目的で第三者に提供した場合には「公表目的提供罪」が成立し、1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられます。
それ以外でも、名誉毀損罪や児童ポルノ公然陳列罪など時と場合によって、罪はより一層重くなることが予想されます。
ただ、リベンジポルノ、と聞くと、どうしても、女性が被害者、男性が加害者というイメージがあると思います。
年々、被害件数は増え続けていますし、実際に女性の被害者8割強と言われています。
参照元:弁護士JPニュース 相談等件数7年連続増“リベンジポルノ”被害の8割超が女性…交際期間に「撮影同意」した相手に罪を問える?【弁護士解説】
こういった被害者は女性が多いので、女性を守ればいい。
そういった考え方をする人もいますが、残念なことに男性であっても、こういった犯罪に巻き込まれる可能性は十分にあります。
それが『セクストーション』です。
今回は、今、急増しているセクストーションの被害について、私なりの意見も交えながらお話しようかなと思います。
セクストーションとは?

皆さんは、セクストーション、という言葉をご存知でしょうか?
セクストーションは「Sex(性的)」と「Extortion(恐喝)」を掛け合わせた造語で、性的な画像や動画を送った相手に脅され、金品を要求されることをセクストーション(性的脅迫)といいます。
リベンジポルノと違うのは、インターネット上へ投稿し、拡散することが目的ではなくて、それをネタに恐喝し、金銭や金品を奪い取ることが目的になっています。
この説明で、もしかすると、既に理解されている方もいらっしゃるかも知れませんが、セクストーションの被害者は女性だけではなく、多くの男性も被害者になる可能性があるということです。
性暴力の被害者を支援するNPO法人「ぱっぷす」への被害相談の件数をみても、
23年度が約640人
24年度が約1800人
25年度は6月末時点で約900人に上る。
総相談件数の68%が男性である。
更に相談をする多くの人が若者です。
18歳未満からの相談が多く、相談者の最年少は小学5年生だった。25年6月は相談者の44%が高校生、7%が中学生だった。
被害は深刻化しており、海外の犯罪グループが関与している場合も少なく、被害者が心身ともに病んでしまい、自殺に追い込まれてしまうこともあります。
なので、昔のように性犯罪は女性が被害者だから男性は大丈夫だ、みたいな、いわゆるステレオタイプ的な思考は、もしかすると、尊い命を犠牲にする考え方なのかも知れません。
手口と法律。
ここまでで、男性も被害者になることが理解頂けたかと思います。
ですが、実際にはどのような被害に合うのでしょうか。
一例をご紹介します。
自動翻訳機能がある交流サイト(SNS)などを介して知り合った海外の女性と自慰行為を見せ合った後に、「録画をした」「インスタグラムのフォロワーに録画をばらまく」などと脅され、電子マネーを要求される――といった被害が確認されているという。
このようにSNSで海外とも簡単に繋がることができるので、このような脅迫を受けることもあります。
もちろん、このような被害にあっても金銭を振り込んでしまうようなことは絶対にしてはいけません。
もし、家族や周りの人に相談が難しいのであれば、こちらに相談してみてください。
参考元:PAPS ぱっぷす 相談窓口
ただ、問題はそれだけではありません。
セクストーションに関して、法整備があまり、整っていないというのが現状です。
たとえば、許可なくインターネット上に動画や画像を投稿する、そういった行為は禁止されています。
(リベンジポルノ防止法)
また。刑法では相手の同意なく性的姿態を撮影する行為を罰する「撮影罪」が新設されました。
ただ、問題なのが、同意のある撮影画像を用いた脅迫行為を明確に処罰対象とする法律はないという点です。
国外で日本国民以外が行った場合も処罰の適用外なので、海外からのこういった問題を法律で解決することは難しいのです。
時代の流れと共に法律も新しく改正されますが、現状、十分ではないと言わざる負えません。
終わりに。
性被害を受けたものは精神的にも肉体的にも、また、金銭的にも追い込まれてしまう危険性があります。
決して、許される行為ではないでしょうし、周りも軽視してはならないと思います。
そこに男女間の差別もあってはならないでしょうし、被害者を追い込むようなことをしてはならないと思います。
今回の記事で少しでも、リベンジポルノやセクストーションについて知ってもらえれば幸いですし、興味をもって頂けたらなこの記事を書いた意味があったと思います。
今回はここまでです。
以上、相手はゆたでした。
noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨
まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!
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