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こんにちは、翼祈(たすき)です。
私の家で飼っていた愛犬が死んで、もうすぐ4年となります。
丁度自宅で、白と赤のハナミズキが咲き誇っていた頃に、旅立ちました。
晩年は色々病気を抱えて、「脳に腫瘍があるかもしれない」と入院した時、誰にも最後を看取られないまま、眠る様にそのまま死にました。
愛犬が亡くなった次の日は、元々TANOSHIKAへの見学を控えていた日でもありました。
この季節になると、「愛犬の死と同じ年に、私のTANOSHIKAでの人生も始まった年ではあるんだな…」とよく思い出します。
愛犬に会うことはもうできませんが、これから紹介するものがあれば、いつでもMR(複合現実)の中とはいえ、会えるのではないか?と思います。
2024年7月23日(火)より、東京都千代田区にあるレメディ・アンド・カンパニー株式会社は、日本で初めて介護現場に特化したMR(複合現実)アニマルセラピー『いつでもワンちゃん』の販売をスタートしました。
実際の動物と同じアニマルセラピーの効果が期待され、今までの常識を覆し、介護業界へ新しい可能性と選択肢を導いています。
今回は、『いつでもワンちゃん』ができる高齢者の方にとって良いこと、関西大学出身の男性2人が開発しているアプリについても、アナウンスします。
『いつでもワンちゃん』でできる選択肢の多さとは?
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2) ワンちゃんは3犬種より選択可能
「ラブラドール・レトリバー」「柴犬」「ポメラニアン」の中からお好きなワンちゃんの選択が可能です。
3) 声に反応
「こっちおいで」「おすわり」「ふせ」などの言葉をかけると、自分のペットが反応してくれます。
4) ハンドサインに反応
「まて」「ごろん」というハンドサインを認識し、自分のペットが反応してくれます。
5) 高い安全性
VRゴーグルを装着しながら、ワンちゃんだけでなく周囲の人や物も見ることができるので、セラピー中の安全性にも配慮しています。
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画像・文章引用元:レメディ・アンド・カンパニー株式会社 PR TIMES 国内初*MR(複合現実)アニマルセラピー「いつでもワンちゃん」販売開始(2024年7月23日公開)
関西大学出身者の男性2人が開発している、デジタルセラピー犬とは?
まだリリースされていませんが、ぴちぴち株式会社が開発したデジタルセラピーペット【たっぷ】が近日中にリリース予定です。
詳細は下記にリンクを貼っておきますので、リリースまで待っていて頂きたいと思います。
参照元:【公式】ぴちぴち株式会社
寂しさと感謝を感じたこの4年間
愛犬は病気知らずの元気な子でした。母には上目遣いで、よくうるうるしたり、父には散歩に連れて行って貰ったり、私とは姉妹みたいな関係性です。
愛犬は私が両親にして貰って、自分ができないことを凄く悔しがったり。私たち家族が出かけて、自分だけ置いてかれると、肩を落として、向こうに行ったりとか、人間臭さを感じる様な子でした。
死ぬ前は、色んな病気にかかって、走馬灯の様に、人生を駆け抜け、あっという間に13歳で居なくなってしまいました。
特に母にとって、死んだ時には受け入れられないほどでした。
愛犬が死んだ時、みんなガラケーで、画像を写真屋さんで写真にして貰いましたが、『この写真を観ると、元気だった頃を思い出して寂しくなるから』と言って、涙ぐみました。
ガラケーからスマホにする時、写真や動画を移すことが1枚もできず、特に愛犬の動いている姿は、ガラケーの中でしか観ることができません。
愛犬がずっと横たわっていたことで、染み付いた壁のシミも薄くなって、あんなに愛犬の匂いが立ち込めていた敷きパットなども、すぐに愛犬の匂いは消えてしまいました。
愛犬がよく遊んでいた場所も、何かが建とうとして整備されていて、月日が経過したことを感じます..。
愛犬が死んだ時、「家族が寂しくない様に」と、色んな愛犬グッズを作って頂きました。
着せ替え人形を作って貰ったら、『全然似てないよ、可愛くない』と言われたりしました。
中でも母のお気に入りが、私が愛犬グッズを作って頂く時に、提供するガラケーの中の写真を現像したものをさらにスマホで撮影し、ハンドメイドの先生に送るのですが、ある日母が、『○』と呼んだ時、ふと顔を上げた瞬間を捉えたものです。
愛犬は写真を撮られるのが嫌で、すぐ顔を背けていたのですが、この写真はカメラ目線をしています。
ハンドメイドの先生によってチョークアートと、リアルな愛犬を描いて頂き、母にとって1番お気に入りの写真だったことで、母は眠る前、いつも愛犬グッズを1つずつ触っていき、『今日もありがとう。うちのことをこれからも見守って欲しいし、明日も宜しくね』と挨拶して回ります。
愛犬のシミが薄くなって、匂いも消えたことには、4年という年月が経ったんだなとよく思います。
こちらで紹介したデジタルセラピー犬で、愛犬などは登場しませんが、もし自分が飼っていた愛犬をそれにも置き換えられるなら、母は愛犬にスマホの中でも会えたと思うし、また違う心の穏やかさがあったと思います。
元々高齢者の介護現場向けで開発されている、このデジタルセラピー犬。特養ホームに入寮する人たちにもかつて愛犬を飼っていたかもしれないし、もしかしたら入寮したことで、会えない人もいるかもしれませんね。
飼っていた愛犬ではなくても、このデジタルセラピー犬で、穏やかな晩年を過ごせます様にー。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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