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こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんの周りには発達障害の人はいますか?私は全タイプ持っていますが、大体ASDとADHDを両方持つ方が多いイメージがあります。同じ特性を持つ人でも、性格とか行動とか全然違っていて、「発達障害ってこんなに1人として同じ人がいないんだな」と改めて思うことがあります。
そんな中で、発達障害を抱える子どもに寄り添う映画が上映されていることをご存知ですか?
千葉県銚子市で、小中学生に演技指導をしている[銚子キッズ映画演劇塾]の8期生が出演した、発達障害をメーンテーマに制作された映画『発達障害ばかったれ』が2023年2月26日、同千葉県銚子市三崎町二のイオンシネマ銚子で上映されました。[銚子キッズ映画演劇塾]の代表で脚本を手がけた監督の根本保夫さんは「『発達障害を理解する助けになりたい』との願いを込めました。多くの人に観て頂きたいです」と話しています。
今回はこの映画の魅力と、私が最近感じる発達障害についてをお届けします。
予告編も公開中
動画・引用:発達障害ばかったれショートムービー
映画『発達障害ばかったれ』ができた経緯
主人公は自閉スペクトラム症を抱える小学4年生の男児です。周りの友達と上手にコミュニケーションができず、同級生にいじめられるといった、母親と一緒に悪戦苦闘を重ねた末に、いつしか生きる希望を見出せるストーリーです。2019年10月〜2020年3月に[銚子キッズ映画演劇塾]で演技指導を受け、同千葉県銚子市や茨城県神栖市在住の、現在小学4年〜中学1年の子ども達6人がキャストで出演します。
根本さんは東京を拠点に映画制作に関わり、銚子に帰郷した後の2012年、[銚子キッズ映画演劇塾]を立ち上げました。在籍期間ごとの塾生が成果を発揮できる映画、演劇作品を送り出してきました。
『発達障害ばかったれ』は2020年春に完成して、2021年5月に銚子市民センターホールで初めて上映されました。同2021年12月には東京都杉並区で上映されて評判を呼び、コロナ禍で延期されていた地元映画館でようやく上映できる運びとなりました。
塾生が演じた映画の今までのテーマは、戦争や認知症などです。根本さんは「今回の発達障害という、特にメーンテーマは思い入れがあります」と打ち明けます。2002年に根本さん自身が映画監督デビューを飾った作品で出会った塾生がきっかけでした。「デビュー作の映画の出演女優が、発達障害を抱えるお子さんがいる母親でした。悩みなどを聞いていく間に、いつか自分の作品で発達障害を世に問いかけたいと、発達障害に関する勉強や取材を継続して来ました」と説明します。
『発達障害ばかったれ』には、根本さんが聞き取りや取材で初めて理解した発達障害を抱える当事者やその親御さんたちの苦悩、親戚を含めた周りの理解の足りなさ、学校の不十分な対応の仕方などの実態を組み込みました。
根本さんは「2002年当時と比較すれば、発達障害への社会認識は向上したと思います。ですが、発達障害を抱える本人が希望を持って暮らしていくことをサポートするため、もっと理解を深めていきたいです」と言葉に力を込めました。
画像引用・参考:銚子キッズ映画演劇塾 – Jimdo
実際に発達障害の題材は増えました。
他の障害よりまだ少ない題材かもしれませんが、特に医療関係のドラマや映画などのエンタメで、だいぶ話が進んでから登場人物が、「実は私、僕、発達障害なんです」と話し出す内容が増えた様に感じました。
私が発達障害の診断された頃には、今みたいに発達障害の専門医も専門外来もなく、一般的な精神科の先生が診るという感じでした。今は専門家もいて、それほど発達障害の人が多いということなんでしょうか。
私もこうやって記事に書き始めてから、「もっと発達障害について知りたい!」と感じる様になりました。これからも当事者として、発達障害の記事も書き続けていきたいと思いますので、またその時も宜しくお願い致します。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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