発達障害の「女の子」ならではの苦しみ

発達障害

この記事は約 10 分で読むことができます。

私は発達障害の自閉スペクトラム症を持っています。
そして、私は「女性」です。

私は長い間、「発達障害」という壁のせいで「女性性」に対して葛藤がありました。

「女性性」というものは「男性性」より色々なスキルが必要な性なのかなと私は勝手に思っています。

そんな「女の子ならでは」のスキルを「発達障害」を持っている女の子はなかなか身に付けるのが困難な人も少なくないようです。

今回は自分の体験も交えつつ、発達障害の女の子ならではの困りごとについて調べて書いてみました。

読んでみると「発達障害を持った女の子」の気持ちが分かるかもしれません。

最後まで読んでくれると嬉しいです。

洋服を上手に選べない

発達障害の女の子は身だしなみが苦手な子が少なくないようです。

こんな資料も見つけました。

発達障害の子どもは、他人からどう見られているのか意識しにくいので、身だしなみに関心が向かないことがあります。服装や髪形が乱れていても、人に言われなければ気づきません。

また、手先が不器用で、髪を整えたりひもを結んだりするのがうまくできない子どももいます。

触覚が過敏な子どもは、服の素材にこだわったり、身体を締めつける服や下着が苦手だったりすることがあります。

引用元:場や相手に応じたふるまいかたがわからない

またこんな記事もあります。

発達障害のある人の中には、他人から見た自分の見た目の印象や、場面に応じて望ましいとされている服装や振る舞いなどを想像することが難しく、服装選びに困ってしまう人もいます。また、限定的・反復的なパターンがある方が安心するため、同じ服や同じ色の服を好んで着る場合もあり、そのため、様々なパーツを組み合わせたり一部のパーツを柔軟に変えてみたりといった複雑なコーディネートが難しいこともあるようです。

引用元:どんな服を着たらいいのかわからない:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト

女の子にとって「おしゃれ」は重要ですよね。

学校のクラスではおしゃれな女の子がスクールカーストで高い位置にいたりします。
つまり女の子にとって「おしゃれ」かそうでないかは学校生活全般に関わってくるのです。

小学校低学年まではみんなお互いに相手がおしゃれかなんて気にして無かったと思います。

中学年くらいからでした。

「ダサい」

私の事をちらほらそういう風に言うクラスメイトが出てきました。

だんだん私は「地味」な女の子としてクラスのみんなにぞんざいに扱われるようになりました。

とても辛かったです。

しかし当時の私にとっておしゃれは本当に難しかったのです。

雑誌を読むのですが、内容がさっぱり頭に入ってきません。
全体的に揃っていないレイアウトが頭を混乱させました。

あとは何が難しいかはうまく伝えれませんが、とにかく難しい!といった感じでした。

今でも、髪の毛の整え方、複雑なメイク方法、ファッションのブランド名、コーディネートの基本がいまいち分かりません。
また脱毛などの身だしなみがめんどくさく、そのままにしてしまっている時もあります。

対処法

調べてみると対処法としては、

  • シンプルな読みやすいファッション雑誌を読む
  • 身だしなみについての手順書、チェックリストなどを作る
  • 買い物の際に店員さんに聞く
  • 洋服のパターンを作る
  • 子どもさんなら着せ替えゲームなどでファッションについて勉強する

などを見つけました。

参照元:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/20035/1219017_4409368_misc.pdf
    どんな服を着たらいいのかわからない:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト

ファッション、身だしなみが苦手で困っている方は参考にしてみるのも良いかもしれません。

私の場合は、いくつかの努力をして人並みのファッションはできるようになりました。
その事を書いた記事もありますのでよかったらご覧ください。

おしゃれが苦手な発達障害の方におすすめのメイクや服選びの方法

ガールズトークが苦手

小学校の低学年まではかくれんぼ、鬼ごっこといった単純な遊びばかりですよね。

それが高学年になると話が変わってきます。

「恋バナ」「先生、友人の悪口」「おしゃれの話」「好きなアイドルの話」…

そういったものが主な女子の話題になり、そういった話題で女子は結束力を高めていきます。

しかし、発達障害の女の子はガールズトークが苦手な子も少なくないようです。
こちらの記事にもそんな事が書いてありました。

発達障害の子どもは、興味の偏りやこだわり、想像力の欠如により、同年代の女子と話題が合わないことがあります。また、あいまいな話や暗黙の了解がわかりづらいので、会話の流れについていくのが大変です。

 女子同士の他愛のないおしゃべりの場で、居心地の悪さを感じている子どもがいます。そのために、人と関わること自体を避けるようになって、教室や学校に行けなくなる子どももいます。

引用元:女子グループに入れない – 発達障害情報・支援センター

私もこれらの女子特有の会話がとても苦手でした。
苦手だし興味も湧かないのです。

私はまだまだかくれんぼや鬼ごっこを楽しみたい!と思っていました。
発達障害と関係があるかは分かりませんが精神年齢の発達が人より遅かったのかもしれません。

なので、そういう「ガールズトーク」をする時は苦痛でした。

そして「ガールズトーク」の中でも、曖昧な表現や表情、皮肉、ジョーク。
そんなものを見極めるのも本当に難しかったのです。

そんな事で誤解して、傷ついていつまでも悶々と悩む事が多くなりました。

ですから、思春期の学校は地獄そのものでした。

対処法

対処法としてはこんなのがあるそう。

  • 無理に周りに合わせなくてもいい
  • 聞き役にまわる
  • 会話があまり得意ではない事を伝える

参照元:女子グループに入れない – 発達障害情報・支援センター


私も思春期のあの時この対策達を知っていたら少し楽だったのかなと思います。
よかったら参考にしてください。

生理について

大きくなると生理が始まりました。

最初のうちは順調だったのですが…。
だんだん様子が変わってきたのです。

イライラ、悲しさ、怒り、涙。

生理一週間前になると暗い暗いトンネルの中にいるような、そんな気分になりました。
PMS、PMDDです。

調べると、発達障害の女の子はPMS、PMDDを患いやすいそうです。

女性の中には、生理前に気持ちが不安定になる方がいます。
 PMS( 月経前症候群 ) といって、これ自体は病気ではありません。
発達障害の女子の中に、PMSの症状を強く出す子がいます。
 身体感覚の過敏性を持つ子は PMS の影響を過度に受けますし、不安
になりやすい子は、理解できない感覚の変化に混乱するためです。

引用元:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/20035/1219017_4409368_misc.pdf

私の場合、発達障害のこだわりの症状と重なり本当に辛かったのです。

私は今はピルを毎日飲んで生理を完全に止める事でほとんどその症状は出なくなりました。

同じように悩まれている方は婦人科で一度診てもらう事をお勧めします。

対処法

対策としては

  • 基礎体温表をつける。
  • 合わせてその日の気分もメモしてパターンを知り対策をとる
  • 低容量ピルを飲む

などがあるそうです。

参照元:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/20035/1219017_4409368_misc.pdf

私もPMSについての記事を書きましたのでよろしかったら読んでみてください。

月経前症候群(PMS)とは?体験談・過ごし方など。

性について

これは今でも家族に注意される事なのですが、私は「屈んだ時に見える胸を気にしない」「短すぎるスカートを履く」「ブラジャーの紐が見えたままでも気にしない」「薄いTシャツを着て下着が丸見えでも何も思わない」などの困りごとがあります。

発達障害のある女の子は「胸」「お尻」などといった「プライベートゾーン」を隠す事が苦手な子が多いようです。

こんな記事も見つけました。

胸やお尻といった、身体の大事な場所を『プライベートゾーン』
と言います。
 発達障害の女子の中には、プライベートゾーンを
隠すのが苦手な子がいます。

引用元:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/20035/1219017_4409368_misc.pdf

私の場合、「なんだかめんどくさいなあ」といった感じで下着が見えていたりする事は分かっているのですが「恥ずかしさ」より「めんどくささ」が勝ってそのままにしてしまうのです。

もしかしたらこういう事が「性被害」などに繋がってしまうのかもしれません。

この事は友人が「さっき男の子がじろじろ見てたよ!」ときつく注意してくれたり、親が「やめなさい!」と言ってくれるお陰でなんとか最近改善しようと頑張っているところです。

対処法

対策としては

  • 周囲の人が「『大事な場所』だから守らなければならない」と本人に伝える
  • 「恥ずかしい」「だらしない」といった叱責は控えめに。(本人がプライベートゾーンを叱られる場所と認識するため)

などがあるそうです。

参照元:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/20035/1219017_4409368_misc.pdf

最後に

いくつかの発達障害の女の子だからこその悩み、困りごとについて書いてきました。

ここに書いてきたものは全ての発達障害の女の子に当てはまるわけではありません。

おしゃれが得意だったり女の子との会話を楽しんでいる発達障害を持った女の子もいるでしょう。

こんな人もいるんだな、という感じで思って頂ければ嬉しいです!

また、書いてきた通り、私も全てを解決できているわけではありません。

ただ、少しずつですがあれほど辛かった「女性性」についてうまく付き合えている自分に出会えてきています。

おしゃれ、女子同士の恋バナなどの女性だからこその「楽しい!」にも出会えてきています。

少しずつでいいので、自分の「女性性」をもっと楽しめるように、苦しみが小さくなればと思って頑張ってきました。

これからも無理せず頑張っていきたいです。

参照元:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/20035/1219017_4409368_misc.pdf
    女子グループに入れない – 発達障害情報・支援センター
    場や相手に応じたふるまいかたがわからない
    どんな服を着たらいいのかわからない:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト
    

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5 件のコメント

  • 大変な思いをしながら周りのサポートがあったから今に繋がっているのではないでしょうか。これからも生きていく力を身につけて頑張ってください。
    応援しています。

    • パグさんいつもありがとうございます。「周りのサポートがあったから今に繋がっている」という事を最近は忘れかけていたかもしれません。パグさんのコメントで改めて、周囲の人々に感謝の気持ちを持とうと思いました。気づかせてくれてありがとうございます。

  • 私の娘が4歳です。先日病院で自閉スペクトラム症と診断されました。
    今だに、しゃべる事ができず、私の両親、義理の両親から私が攻められ続け、障害があると報告したら、両方の両親から、切られました。目に見えない障害は、普通ってなんでしょう?と考えるようになり、ふっとこのサイトに目に入り、読むと、勉強になりました。ありがとうございます。これからも、頑張って下さい。

    • カフェオーレさん、コメントありがとうございます。

      私の記事が、勉強になったなんて本当によかった、と思いました。
      これからも、頑張って書き続けます。

      私は、信じていたらいいことがいつか起きると思っています。
      そんなことを信じれないほどの絶望もあったけれど、その日はやってくると思っています。

      カフェオーレさんも、今は辛いかもしれませんがいつか素晴らしい日々がやってくると思います。
      もう、たくさん頑張ってあると思いますが、応援しています。

      あたたかいメッセージ、本当にありがとうございます。

  • 読んでいると思わずうちの娘と一緒!と笑ってしまいます。本当におしゃれに無頓着なんですよね。すね毛も気にせず、教会に行くのに先週と同じ服を来たりしたため、家内から注意され少しは改善されてきました。貴方の赤裸々な体験と思いは本当に勉強になります。娘が表現できない性のことなどもなんとなくわかってきました。これからも支障ない範囲で女の子の本音を発信してください。

    カフェーレさん、自閉症児を持つ親の先輩から少しアドバイスです。まず、ネガティブではなくポジティブに考えましょう。4歳で診断されたのは早いほうです。自閉症を改善させるにはできるだけ早いほうが良いと言われますので、少しは親としての責務を果たしたと思うことです。

    自閉症を含めた障害児は英語でSpecial Child、特別な子供です。ピュアな心を持った子供です。そして、特殊な技能を持っている可能性も大です。そのピュアな心を保ち、才能を開花させれば異能、天才と言われる人材になる可能性もあります。普通の子がグレて重罪を犯してしまう事も多い昨今です。世間に顔向けできず自殺する親もいるのと比べれば、将来のリスクは低いわけです。今、日本でも多くのアーティストが知的障害をカミングアウトしています。自分の子供がどんな才能を持っているのかを探るのも、親の心理として負担が減ると思います。  

    両親には自閉症の参考書などを送り面前でも説明し、現状を理解してもらうようにしてください。もちろん、義理の両親は旦那さんのお役目です。どうしても理解してもらえず母親が悪いなど言われた場合は、さっさと連絡を絶ちましょう。両親が理解できなければ足を引っ張るだけです。

    これが一番大事かもしれませんが、同じ知的障害児を持つ親の会を見つけてください。子育てには父親が仕事に追われる日本では母親は最重要な役割を担っていると思います。カフェオーレさんはストレスの溜まらないような体制をとれていますか?ママ友会のような集まりは母親の意見・情報交換だけでなく気晴らしの場所でも有ると思います。私の子供達が通った自閉症専門学校では、同級生達の母親が子供連れで週一で集まりおしゃべり会を実施していました。おやつは各自持参でホストファミリーに負担がかからないようにします。その場でお互い不満や疑問など出して喋るだけの会ですが、ストレス発散には最適なんでしょうね。家内はこの集まりを楽しみにしていました。そして3ヶ月毎に奥様だけのドライブや買い物ツアーをやってました。その時オヤジたちは留守番でしたが、皆喜んでそのタスクを行ってました。だって、奥さん達が優しくなりますから。。

    自閉症の子を授かったのはもう貴方の天命です、逃避することはできません。旦那さんと二人で、どうやって娘さんの教育と訓練を進めていくか、話し合ってください。

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