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こんにちは、どうも、ゆたです。
皆さんは水族館に行ったとき、何を楽しみにして行きますか?
イルカショー、ライトアップされたクラゲ、大きなジンベイザメ。
魅力的な海の生き物がたくさんいるので、それぞれ楽しみにしているところは違いがあるのかなと思います。
その中でも昔から絶大な人気があるのが『ペンギン』です。
よちよち歩きのような歩き方やくりくりした目、とがったくちばしに何とも愛らしいフォルム。
老若男女問わず、大人気ですよね。
そんなペンギンですが、世界中から注目されたとあるカップルのペンギンがいることをご存じでしょうか?
今日紹介するのはオーストラリアの水族館に本当にいたカップルペンギンのお話です!
スフェンとマジック
オーストラリアのシーライフ・シドニー水族館。
ここで暮らすジェンツーペンギンのスフェンとマジックは、2018年からカップルとして暮らすようになりました。
ペンギンは両親が協力して育児をする動物としてとても有名ですが、この二羽は実は二人ともオスなのです!
二羽はペンギンのゲイカップルとして世界中で注目されて、二人の存在は平等のシンボルとして愛されていました。
二羽は本当に仲が良かったらしく、二羽連れ添って歩き回る様子などが度々目撃されています。
そんな時、二羽は協力して熱心に巣を作る様子が見られたのです。
しかし、彼らはゲイのカップル。どうしても子宝に恵まれません。
そんなペンギンの姿を見た飼育員はほかのカップルの間に生まれた卵を与えてみることにしました。
するとなんとマジックとスフェンは卵を温め始めたといいます!
同じコロニーの他のどのカップルより熱心に卵を温め、無事に羽化させることができました!
その結果ララが産まれ、2020年にはクランシーも誕生しました。
マジックとスフェンのラブストーリーはメディアでも度々紹介され、絵本や映画の題材にもなったといいます。
二人の姿に多くの人が勇気を貰い、感動しました。
私自身、動物のゲイカップルというのは初めて聞きましたし、凄く素敵なことだなと思います。
性別の壁は動物である以上、感じることがあると思います。
それは人間もペンギンも同じだと思うのです。
それでも愛し合い、結果として二人の子どもを育て上げたのです!
性別の枠ではなく、自分が相手をどう思っているかというシンプルで大切な何かに気付くきっかけになりました。
参考:世界で愛されたペンギンのゲイカップル、1羽が死ぬ。6年間のラブストーリーは、最後も感動的だった
愛は永遠に。
実はスフェンは11歳で亡くなっています。
スフェンの亡骸をみたマジックは歌うように鳴き声をあげた、といいます。それにつられて周りのペンギンも鳴き始めました。
パートナーの死を理解しているのでしょう、その姿に飼育員もひどく感動したようです。
彼らは同性カップルの象徴として、その生を我々に見せてくれました。
スフェンとマジック。
二羽のペンギンを知り、私たちは何を感じ、どう考えていくべきか、それが今、試されようとしています。
終わりに。
スフェンの亡骸を見て歌うように鳴き声をあげたマジック。
その悲しい歌声に同じコロニーのペンギンたちも応えています。
ペンギンたちは彼らを仲間だと信じ、ともに生きる群れの一員だとしっかり理解しているのです。
人間もまた、LGBTのカップルを友人として、同じ世界で生きる一員として迎えることは可能であり、それができる生き物であると私は信じています。
人によって考え方は千差万別です。
ですが、隣人が、クラスメイトが、家族が、恋人が、どんな生き方を選んだとしても否定したくないと私は二羽のペンギンを見て思いました。
皆様はどう感じたでしょうか?
今日はここまで、以上お相手はゆたでした。
noteもしていますので、良ければ遊びに来てくださいね♨
まとめ記事もあります、お時間がある方は是非!
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