日本人の女性カップルをカナダ政府が難民認定しました。〜日本で同性婚が認められない理由とは?〜

同性婚

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こんにちは、どうも、ゆたです。

最近、私の友人の女の子が彼女の自慢ばかりしてきます。

正直、嬉しさ半分、羨しい半分、といいつ、トータルの感情としては「嫉妬」なのですが笑

それはさておき、友人は結婚についてかなり諦めているようです。

年齢的にも結婚自体はできるのですが、同性婚は残念ながら日本ではまだ、認められていません。

女性同士でお付き合いをしている彼女らにとって、結婚はかなりハードルの高い話になっています。

最近では度々話題に上がっている同性婚についてですが、少し残念なニュースが耳に入ってきたので参考までに紹介します。

日本人カップル、海外で難民認定。

同性カップルの日本人女性が昨年の秋頃、カナダにて難民認定を受けました。

認定にあたり、女性であること、そして同性愛者であることで度々迫害されてきたこと、日本では法整備がなされていなくて、その複合差別からは逃れられないことなどがカナダ政府の移民難民委員会が認めたといいます。

難民を認められた二人は日本で生まれ育った中で、職場や家族、様々な場面で差別を受け続けていて、2021年にカナダに渡航しました。

その際、これまで受けてきた差別や、日本の現状について記した200ページを超える資料を提出し、面接や公聴会を経て、難民として認められたと言います。

難民が決定した理由について、二人が受けた差別に加え、国連女性差別撤廃委員会の日本への所見なども踏まえ「差別は日本全体にある」とし、女性や性的少数者の人権が十分に守られていない日本の状況を判断理由にしています。

二人はのちに「私たちと同じ苦しみを抱えて生きているLGBTOや女性は多く、日本政府や日本の人々に一石を投じたかった」と話しています。

参考:日本人の女性カップルがカナダで難民認定されました

日本は何故、同性婚を認めないのか?

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日本は現在、同性婚を認める動きはあまり見られていません。

これは多くの国に遅れをとっていると言わざる負えないでしょう。

G7の国々を見ても、同性婚を認めていないのは日本だけなのです。

その大きな理由は与党である自民党が同性婚に断固反対していることにあります。

そのほかでいえば、民法において「夫婦」というワードが頻繁に使われていることからもわかる通り、法律が男女の夫婦が前提で作られています。

当時は同性婚どころか、それ以前に男は男、女は女、という性別に対する考え方も今ほど進んでいない時代なので、仕方ないんですが、だとすれば、法律も時代の変化に合わせて変えていく必要がありますよね。

同性婚に対して前向きな考えを持っているのは立憲民主党と社民党です。
実は2023年3月に民法の改正案を衆議院に提出しています。

変更点については

現在→婚姻は、戸籍法の定めるところにより届け出ることによって、その効力を生ずる。
改正案→婚姻は、異性又は同性の当事者が、戸籍法の定めるところにより届け出ることによって、その効力を生ずる。

ただ、先ほども言った通り、与党が同性婚に反対している現状でこの法案が成立する見込みは限りなくゼロに近いでしょう。

たまにインターネットで同性婚のために憲法を変えなくては!と思っている方を見かけますが、日本の憲法は同性婚の制限については全く触れていません。なので、憲法の改正をする必要がなく同性婚の成立は可能だという考えが一般的です。

世論調査では65%〜70%ほどの国民が同性婚に賛同しています。

ただ、実際に投票している率は52%弱です。

国民の多くが認めてもいいとは思いつつ、投票には言っていないという問題があります。

感覚として「同性婚は認めてもいいけど、自分で行動するほどのことではない」みたいなことだと思います。

もしくは、投票しても意味ないや、って思っているのかも知れませんね。

与党が同性婚を認めない理由の一つに投票率が低いから、慢心している可能性もあります。

なので、たかが一票、と思わず、自分が応援している党や人たちに投票することをおすすめします。

その一票が与党にプレッシャーを与えることができるのです。そう思うと、大事なことに思えませんか?

同性婚を認めることでのメリットとデメリットについて。

同性婚を認めることについて、メリットは皆さん、ご存知かも知れません。

婚姻を認めると法的に決まれば、様々な権利を主張できますし、何より結婚することに希望が生まれます。

性的マイノリティに対する社会の認識が変わっていくと、精神的に楽に生活できる人が増えます。

更には新たな視点が生まれ、経済的な発展にも繋がっていくと思います。

ただ、一部ですが、デメリットを話す人もいます。

その中で特に多い意見として二つほどご紹介します。

①少子化が進む

結論から言いますと、同性婚を認めたから少子化が進む、ということはないかなと思います。

これは昔、大学の先生に聞いた話ですが、例えばですけど、体が男で性対象が男という場合、今の法律では間違いなく結婚はできませんよね。なので、独身のまま生涯を過ごすことになる可能性が高いと思います。
なので、結婚せず、少子化は進むと思います。

それでは同性婚を認めた場合、きっと、男の人と結婚しますよね。そうすると子どもは産まないことになるので、少子化という点では進むと思います。

はい、そうなんです。同性婚を認めようと認めまいと基本的には少子化は進むのです。

ただ、ここで重要になってくるのは本人たちの幸福度ですよね。

独身のまま、結婚を認められずに暮らすのは寂しいかなと思います。

せっかく、好きな相手がいるなら結婚を認めてあげる方が本人たちは幸せじゃないのかなと私は思います。

それ以外にも問題点はありますが、どれも同性婚を認めない理由としては弱い気がします。

②社会が変化してしまう

今の日本が好きな日本人は結構いて、新しい視点や考え方を受け入れられない人も多くいます。

なので、同性婚を認めると国が言った場合、周りの環境が変化してしまうのではないかと不安になる人もいるのです。

先に話しておきたいんですけど、同性婚をしたいと思っている日本人なんて1割もいません。

見積もっても8%程度だと思います。

(これは自分の性別がわからない、または決まっていない、決めたくないなどの考えを持った人たちの数値を足して算出しているパーセンテージなので実際はもっと低いと考えられます)

なので、圧倒的に少数派であり、社会全体を変えてしまうようなことはないと思います。

むしろ、そういった少数派の意見もしっかりと拾い上げることができる日本の方が多くの人が幸せになるチャンスが増えるきっかけになると思います。

参考:同性婚とは?世界の現状や日本で認められない理由と成立するメリット&デメリット

終わりに。

私個人としては同性婚を認めないままでいると、日本としての立場すら危ういのではないかなと思います。

今回、カナダに難民認定をされた日本人女性ももし、日本が同性婚に対し対策をとっていれば、日本で暮らせたのではないかなと思うのです。

日本人は良くも悪くも多数意見が強い傾向にあると思います。

少数派の意見は「おかしい!」と思ってしまいがちです。

ただ、少数派だろうと別におかしなことではなく、それは君の大事な考え方なんだね、と寛容な対応ができる日本の政府であってほしいなって、私は思います。

今回はここまでです。お相手はゆたでした!

また次回の記事でお会いしましょう。

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