吃音症と向き合う人たち‐号令に時間がかかる教室‐

吃音症

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はじめに

皆さんはコミュニケーションが得意ですか?自分はコミュニケーションが苦手です。

小さいころからあまり話さずおとなしいほうでした。

長文で話すことが少なく、「はい」か「いいえ」で返事をしていました。

しかし、大人になるにつれ、人と話さないといけない場面が増えてきて障害を発症してから、言葉に詰まることが増えました。

初対面の方と話すときなどは緊張してしまい、自分が話したい内容よりも短くしてしまったりする。一対一ならある程度話せるのですが、大勢の人の前では頭が真っ白になってしまう。今回、書くテーマは「吃音(きつおん)」についてです。

吃音の症状とは

吃音には言葉の一部を繰り返したり伸ばしてしまう

言葉が詰まってしまう

滑らかに話すことができない症状が現れる。

どういった場面で吃音は発現しやすいのか?

サ行やが苦手イ段が苦手など特定の言葉や発音苦手の言葉を発せなくてはいけない状況の時
周りの目や緊張不安な状況の時、吃音を意識しすぎた時
吃音(児童期発症流暢症)とは、滑らかに話すことができない状態を指し、吃音症(英語でstuttering)とも呼ばれています。連発・伸発・難発の3つの症状と、そのほか付随する症状があり、特に、吃音(児童期発症流暢症)を強く意識する場面や不安・ストレスが強い場面で症状があらわれやすくなると言われています。

引用:吃音(きつおん)とは?吃音の3つの種類や症状、原因、治療法について詳しく解説!【専門家監修】【LITALICO発達ナビ】 (h-navi.jp)

吃音の方に対する推奨される対応について

言い終わるまで待つ…遮ったり憶測して代わりに言ったりせず言い終わるまで待つ

アドバイスしない…リラックスして、ゆっくり話せばいいよとアドバイスをしない

真似をしない…吃音があっても一生懸命話します。からかったり真似しないでください

ほかの人と同じように接する…言葉がうまく出ませんがほかの人と同じように接して

号令に時間がかかる教室

吃音があっても学校の先生を目指す人たちがいます。

号令に時間がかかる教室というのをご存じですか?

吃音だけれどもそれに負けず教員を目指している人たちが吃音についての理解を広める活動です。活動をされている藤原実緒さんは、教師を目指すきっかけとなったのは吃音の当事者が交流するイベントで思いを強くしたようです。

吃音の方が学校でつらい経験をしていると聞いて安心できる環境を作りたいと思ったそうです。藤原さんも学校でつらい経験をされ少しでも吃音の人たちや障害のある人たちが安心できる環境を作れる教師になりたいと答えています。

藤原実緒さんのコメント

「吃音の人が、お、思う「こうしてほしい」という思いは、えっと、えっと、人によって違うので、えっと、その人に寄り添った対応が必要になります。これは、わ、わたしからの願いなんですけど、えっと、すべての人が、えっと、過ごしやすい、よ、よ、世の中になるように、少しでも吃音のことを、え、え、理解していただけたらうれしいです」

引用・参照:(NHK)先生になりたい!吃音の大学生が授業に挑戦

先生にも多様性があってもいいのでは?

少しでも吃音の人が過ごしやすい世の中になるようにと活動を続けます。

吃音を持ちながら教師になった方もいます。細野史孝さんはプレッシャーと戦いながら出欠確認など苦手な業務にも取り組み、その姿勢は生徒にも伝わっていて理解を得られているようです。

ここからは音楽業界で活躍する方の紹介です。

皆さんは音楽を聴きますか?STUTSさんをご存じですか?初めてSTUTSさんを見たのは、星野源さんの楽曲でバンドメンバーとしてリズムよく機械を叩いているのが自分の第一印象で、彼がいなかったらこの曲は違うものになっていただろうというくらい才能のある方です。

ご自身でアルバムを出され星野源さんのサポートもしているSTUTSさんがとあるラジオでゲストとして出ていました。お話しされるのを聞いたとき緊張されているんだろうな思ったのですが、後で吃音だと知りました。しかし自分は個性だと、とらえています。この人は何を伝えたいんだろうと普段より集中して話に聞き入ってしまいます。STUTSさんは話す際に最初に「どもっちゃうんだ」といって話をされるそうです。

STUTSさんのすごいところはよく見せようとか思っていないところです。

ありのままでコミュニケーションをあきらめなかった。「常に自然体でいたい」というSTUTSさんの記事を読んでコミュニケーションの大切さを再認識できました。

今回、吃音があっても教師を目指す人たちや実際になった人がいるんだということを知りました。生活の上で話すということは切っても切り離せないことです。藤原さんの自分と同じ境遇の人を少しでも少なくしたいという気持ちに胸を打たれました。実際に教師になった細野さんを見ている生徒さんも日々何か感じ取ることがあるだろうと思います。

自分も話すことが苦手だけれども話すということに向き合ってみようと思いました。

参考記事:注目のトラックメーカーSTUTS「常に自然体でいたい」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and] (asahi.com)

最後に

最後にTANOSHIKAのライティング部門のTOPであり校閲や編集などを担当している島川さんの感想を載せたいと思います。

島川さんは元教員でもあります。

この記事を書いている途中でお話しする機会があり、島川さんも言葉が詰まったりどもったりした経験があったと聞きました。

自分は島川さんだからわかる事や伝えられることがあるんじゃないかと感想をお願いしました。快く受けてくださり文章を書いてくださりました。

島川さんの感想

僕は吃音とハッキリ診断を受けたわけではないですが、学生時代は緊張するとどもったり、うまく言葉が出てこない方でした。

そんな自分がコンビニのアルバイトを2年したり、教師の仕事を9年もしていたので、今思うと無謀なことをしていたなと思います。

お客さんや生徒たちには、迷惑をかけた部分も大いにあったかもしれません。

でも、その中でスムーズに話せるように意識して訓練したり、人前で話すのが日常の環境に身を置くことで、大変でしたが随分マシになりましたし、台本などを用意しておけば、スムーズに話せることも増えました。

また、うまく話せることよりも、想いが伝わることの方が大事だと思えるようになりました。

今も人前で緊張していると口がうまく回らない時もあるので、できるなら避けたいですが、前ほど人前で話すことは苦ではありません。

そんなことよりも、誰かと話して物事を前に進めて行くことの楽しさや、関わることの重要性の方が上だからです。

今回紹介していただいた方たちは、本当に勇気のある方だと思います。

後に続く人が多く現れてくれることを切に願います。

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