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こんにちは、翼祈(たすき)です。
毎年5月17日は「世界高血圧デー」です。日本での高血圧の患者さんはおよそ4000万人と言われています。ここ数年、10代にも高血圧の人がいることが分かってきました。
国立大学保健管理施設協議会が総括した「学生の健康白書2021」によりますと、大学1年生に相当する18歳男性のおよそ9%が高血圧だといいます。年齢が上がるごとに高血圧の割合は上昇しています。
その反面、小中高生は学校の健康診断で血圧を測らないことから、今までその実態は分かっていませんでした。放置すると、心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気に直結する恐れが高まるため、専門家は早い時期からの生活習慣の改善を発信しています。
今回は子どもの高血圧の実態調査でのデータを観ながら、この問題を考えます。
子どもの高血圧を示したデータ詳細
血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が、血管の壁を押す圧力のことを指します。
日本高血圧学会によりますと、病院の診察室で測定した場合、最高血圧が140以上か、最低血圧が90以上、もしくは両方が該当する場合に、高血圧だと診断されます。小中高生の基準は、大人の指標より5~10低い数字だといいます。
そこで子どもの高血圧の実態を把握しようと、日本高血圧学会理事長で、佐賀大学医学部の野出孝一教授が調査をスタートしました。2023年6月、佐賀県佐賀市にある私立の中高一貫校の、弘学館中高の協力を得て、血圧に関する測定検査と出前授業を行いました。
すると、中学生265人の中で23人(8.7%)、高校生307人の中で19人(6.2%)が高血圧と分かりました。野出教授は「想像以上に高血圧の子どもたちが多い印象を受けました」と語ります。
今回の実態調査のデータからは、肥満と関係しているケースが多かったとし、「原因としてはカロリー過多や運動不足、炭水化物を多く取り入れた食事、野菜不足が考えられます」と野出教授は危惧します。
こうした実態調査の結果を踏まえ、佐賀県では、2024年度から若い人の高血圧の実態を把握する取り組みを県全体に拡大しています。佐賀県内で希望するおよそ30の高校に自動血圧計を配布しました。保健室に設置し、測定の機会を設ける様にしました。また、2024年6月から、県立高およそ10校で弘学館中高と同じように血圧測定と出前授業をすることが決定しました。
高血圧には、食を含めた生活習慣などの環境要因と、血圧が上がりやすいという遺伝的要因があると推定されています。そのことで、子どもの高血圧を予防するには、家族ぐるみでの対策を行うことが血圧を下げる有効な方法です。
野出教授は、「子どもだけでなく、他の家族も高血圧を持っている可能性もあります。子どもや孫のためなら、食事を減塩にするというご両親や祖父母は多く、生活習慣を改める機会にもなります」と説明します。
画像引用・参考:小児の高血圧に関する薬物療法ガイドライン
高血圧で注意したいのは、「二次性高血圧」です。体質や環境、遺伝、加齢によって発症する「本態性高血圧」に対して、ある特定の原因がある高血圧のことをいいます。
例を挙げると、ホルモンの異常で発症する内分泌性高血圧、腎臓の病気からくる腎性高血圧などがあります。日本の高血圧患者の10~20%を占めると言われていて、適切な治療を受けることが必要ですが、子どもの実態は分かっておらず、実態調査も進んでいない状態です。野出教授は、「子どもにも一定数いるはずで、実態調査を行い、把握することが必要です」と述べます。
野出教授によりますと、学会でも若い人を対象にした研究グループを設立し、子どもの高血圧をどう管理するか、指針を策定中だといいます。国際高血圧学会でも同じ様の動きをしていて、国際的にも若い人の高血圧には関心が高いといいます。
野出教授は、「そもそも子どもが血圧測定をしたことがないという現状を変えていくことからスタートさせる必要があります」とし、アメリカでは3歳からの血圧の測定を推奨しています。「佐賀をモデルケースに、日本各地に取り組みを拡大していきたいです」と声を大きくして言いました。
母が高血圧
私の母は高血圧です。この記事で書いたものに該当するなら、まずは環境だと思います。加齢もありますが、母は私が発達障害と分かって、情緒不安定で暴れたり、荒れたりする様になってから、血圧が上がったと言っていました。
今では少し下がった方で、病院で「血圧の薬を飲み過ぎなので、減らしましょう」と言われて、減らすと、私が仕事などで悩みをぶち明けて家で荒れるので、また血圧が高くなったり。
血圧の薬の影響もあるかと思いますが、母の方が血圧は低いです。私は基礎疾患の合併症で高血圧のリスクが高いから、家でも測る様にと言われて、数年前から家でも測っています。
家の血圧計は母が買って来たものですが、最近私が血圧を測ると、いつも失敗して、「本体ごと変えないといけないかな」と思いましたが、最近私だけ失敗する原因の、腕帯は単品で販売している様なので、今後購入を検討します。
母と私の違うところは、母は食べ物や飲み物を塩辛いと感じやすく、減塩に努めていますが、それでも喉が渇くと言って、自分で塩辛かったと感じると、その後よく水分を摂ります。
私も同じものを食べているのに、私はそれを塩辛いと感じません。それが体質の違いなのかもしれませんね。
この記事で子どもの高血圧が意外に多いことに驚きました。最近は昔に比べて、より色んな種類の食べ物が溢れています。
もし子どもの頃から高血圧だと分かっていたら、大人になる前に対策がしやすいので、この取り組みは佐賀モデルとして国は、推奨して欲しいなと思います。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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