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皆さんこんにちは。Pinkです。私には「適応障害」「双極性障害」があります。診断を受けたのは、そこまで前のことではありません。
今でこそ「心療内科」「精神科」の敷居も低くなったと感じていますが、初めて自分の「障害」を認識した当時、「心療内科」「精神科」へ行くまでに時間がかかりました。
「精神疾患」=「性格の問題」と思い込むことで、自分の「障害」を認めたくない気持ちが強く(障害のことをよく分かっていなかった)、また、誰にも知られたくないというのが1番の理由だったと思います。
また、今のように「心療内科」は少なく、「精神疾患」の診察を受ける場合「精神科」という選択肢になったような気がします。スマホやパソコンで検索することも出来なかった時代です。
今では様々な「精神疾患」が周知され、「性格」とどう違うのかと言えば、難しい部分もあると思いますが、以前よりは周囲の理解も得られるようになったのではないでしょうか。
そのような中、Yahoo! JAPANニュースの記事で読んだ「依存性パーソナリティ障害」のことがとても気になりました。
そこで今回は、「依存性パーソナリティ障害」について書きたいと思います。
「依存性パーソナリティ障害」とは
通常、一人一人違うパーソナリティ(性格)の大きな先入観によって、本人や周囲に悩みごとが生まれてしまうことを「パーソナリティ障害」といい、「依存性パーソナリティ障害」はDV(ドメスティック・バイオレンス)などの被害に遭いやすいとのことです。
また、「依存性パーソナリティ障害」は女性に多く、下記のような特徴があるそうです。
① 自分だけで物事を決めるのが難しい
② 一人で生きていかなくてはならない状況への恐怖心が強い
③ 自分が頼れる存在としての依存相手を切望する
④ 関係が壊れることへの不安から、依存相手に反対することができない
⑤ 一人になると不安や恐怖を感じる
④については、基本的に「依存ファースト」で、関係を断ち切られないことが最優先なので、結果に不満を言うことは多くなく、徐々に正しい要求もしなくなる傾向があり、自分にとって不利なことでも反対できなかったりするそうです。
それは自分の考えを諦めることでなく、考えや感情よりも他者への依存が大事なので、それをじっと我慢してしまい、判断してくれる他者がいると安定する反面、自分で何かを決めることに恐怖を感じるため、一人でいると不安定になるとのことです。
さらに、依存相手との関係が崩れるとすぐに次の依存先を探して、依存したい相手に受け入れてもらえるように自分を変えることも多いそうです。
見捨てられることへの強い不安は、気分の浮き沈みが激しく、人を振り回すような発言や行動をする「境界性パーソナリティ障害」の特徴と重なる部分でもあるとのことです。
「依存性パーソナリティ障害」とDV
相手に判断を任せたり、依存したりしていると、DV(ドメスティック・バイオレンス)の被害者になりやすく、このようなタイプの人と一緒にいられるというのは、相手を支配するタイプであることも多いとのことです。
さらに、本人は見捨てられることを恐れて、意見を主張したり反論したりしないので、身体的・精神的虐待の被害にも遭いやすいといえるそうです。
相手から離れてしまうと、自分には何もないし、決められないから不安になり、考えが整理できず、よくわからないまま離れられないという人も沢山いるとのことです。
ひとつの依存先を離さないために人間関係が狭くなり、また、依存相手との関係を否定されることは大きな恐怖になるため、「この関係は私にしかわからない」という言葉が出たりするそうです。他人は時に、自分たちの依存関係を邪魔してくる存在になるとのことです。
「依存性パーソナリティ障害」の改善策
自分が困っていなければ「パーソナリティ障害」という病名はつかないということですが、「パーソナリティ障害」は、周囲に害を及ぼすというよりも、自分が辛くなる場合が多いため、他と比べると受診に繋がる可能性が高く、状況が改善されやすい疾患とのことです。
「他人から認められたい」という行動の選択には、不安や否定への恐怖、責任を放棄したい感情が付きまとうため、相手に依存することで、そこをすべてごまかしてしまっている自分に目を向けると、少しずつ変わっていくことができるそうです。
そのためにも、今まで失敗しないために他者に任せていた部分を抜け出して、少しずつ練習していくことが必要とのことです。
また、不安を感じさせないように、小さなことから本人に決定をさせて、それを尊重することが大切で、成功体験を積ませるといった経験を、安心できる場所で積んでいくと、不安を解放することにつながるそうです。
周囲が気を付けることとしては、自分で決められない人と接すると、決めてあげたり、提案してあげたりと、無意識のうちに支配者になりやすいので、相手が大切な人であるほど干渉したくなりますが、支配してしまわないように意識したほうがいいとのことです。
参考サイト:DVなどの被害に遭いやすいケースも。「依存性パーソナリティ障害 …
最後に
今回、「依存性パーソナリティ障害」について書いてきたのですが、特徴を見て、ほぼ当てはまる自分に驚くと同時に、納得することが出来ました。特に20代から30代にかけてはひどい状況で、50代となった今でも自信がありません。
これまでなぜ自分がそうなるのかわからなかったことも、腑に落ちました。特に相手に依存してしまうことが大きいので、そこから改善していきたいと思います。
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
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