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こんにちは、どうも、ゆたです。
少子高齢化が刻一刻と進む今日。
その波は都会に比べて田舎で物凄く感じます。
と同時に、散歩や車に乗っていると自転車を一生懸命漕いでいるおばあちゃん、畑仕事を朝からずっとやっているおじいちゃんなど、年齢を感じさせないほど元気な方々もたくさんお見かけします。
そういう方々を見ていると、まだまだ頑張らないとな、と元気を貰えることも多々あるわけです。
今回はそんなおばあちゃんたちが活躍するとある会社とその会社が作っている『新聞』についてご紹介します。
その名も『ばあちゃん新聞』
福岡県うきは市。
ここは豊かな自然と環境によって農業が盛んな街です。
特に柿や葡萄といったフルーツの名産地で、私自身もお土産などでうきは産のフルーツを持っていくこともあります。
そんなうきは市ですが、昨今では少子高齢化が進み、疲弊しているといいます。
そんな中、若者とおばあちゃんたちと共に地域を盛り上げようと立ち上がった企業があります。
それが『株式会社 うきはの宝』です!
ここで働くおばあちゃんたちの平均年齢はなんと75歳以上です!
ただ、ここで働くおばあちゃんたちはみんな元気いっぱいで、まだまだ働いていたい、そう強く願っている人ばかりなんです。
もちろん、年金だけで暮らすのは厳しい方や孫に何か買ってあげた、と給料を楽しみにしていますが、それよりも働けることに人一倍喜びを感じているんですね!
仕事の内容としては、おばあちゃんたちが得意な料理を作り、それを提供する「ばあちゃん食堂」やユーチューブチャンネル『ユーチュー婆』を運営したりなど、おばあちゃんたちの特性を生かした事業内容になっています。
引用元:早押し!ジーバークイズ!珍回答でるか⁉︎ユーチュー婆!!
公式チャンネル:ユーチュー婆 / ばあちゃん飯 by うきはの宝 株式会社
そのほかの事業もあっておばあちゃんたちの昔ながらの味で、食と料理を商品、サービス化して販売しているネットショップ「ばあちゃん飯」などもあります。
公式サイト:ばあちゃん飯
その中でも現在、話題になっているのが、おばあちゃんたちを取材して新聞にした『ばあちゃん新聞』です。
画像引用元:公式サイト ばあちゃん新聞
私も実際に読んでみましたが、実際の新聞より文字が大きく読みやすかったり、デザインは元来の良さを生かしつつ、色合い豊かで若者にも読み易いと感じました。
内容としてはパワフルに活動しているばあちゃんたちの生活やフェッション、料理や趣味など「ばあちゃん」という大きな主軸に関する様々な話題があり、見ていて微笑ましくなる内容が多く感じました。
この新聞を作っているライターさんも実はおばあちゃんなんですよ!
自分もライターの端くれですが、読みやすく温かい文章に感服致しました!
そんなばあちゃん新聞ですが、現在は6月分まで発行されていて第8号まで発売されています。
一冊330円で販売されており、5,980円で定期購読も可能です。
是非、気になった方は上記のURLからサイトを見に行ってください!
うきはの宝、代表の思い。
株式会社うきはの宝の代表取締役でもあります、大熊充さんは、この企業を立ち上げるにあたり、このような思いがあったといいます。
「数年前なんですけど、バイク事故で4年間入院していました。その時に出会った認知症のおばちゃんに心を救われたんです。4年間の長期の入院で心の滅入ってしまって、精神的にもかなりきつい状態だったですけど、そのおばあちゃんが僕に話しかけてくるんですよ。「あんたどこからきたと?」「名前、なんていうと?」って。僕も元気がないなりに答えていたんですけど、次の日もまた次の日もその次の日も同じ質問をするんですよね。流石に落ち込んでいた僕も「ばあちゃん何回、同じ質問するとよ笑」って爆笑してしまってですね、ほんと、落ち込んでいたんですけど、吹っ切れた感じがしたんですよね」
「そんときのばあちゃんが心に残っていて、そのばあちゃんではないけど、いつかばあちゃんたちに恩返ししたいなって思いがあって、この会社を立ち上げました」
過去の苦しいときに救われた分、おばあちゃんたちに恩返ししたい、その思いは今、多くのおばあちゃんたちのやりがいを生んでいるのだと思います。
終わりに。
うきは市のように少子高齢化が進んでいる地域はたくさんあって、もし、この会社が上手く運営して行けるのなら、ある意味他の市町村のお手本のような存在になれると思います。
これから先の日本は若者とお年寄りが一緒になって、手を取り、活動していく必要があります。
今後のうきは市、そしてうきはの宝が全国に広まって行ってくれることを願っています!
以上、お相手はゆたでした!
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