この記事は約 4 分で読むことができます。
先日のお話ですが、プライベートで4日間温泉旅行へ行って参りました!
お宿でずっと温泉に入っては、お部屋で休む・・・の繰り返しです。
充実した4日間、すっかりリフレッシュして帰ってきたところ、
母から「あんたから温泉の匂いがする」と言われました・・・
匂いが染みつくほど温泉に浸かっていたのですね(笑)
きっと温泉成分も染みついていることでしょう。
そこで、ふと思ったのですが、その温泉は含有鉄でした。
鉄分が含まれているのなら、肌から鉄分は吸収されるのかな?
気になったので、調べてみました。
結論・・・
鉄分は肌から吸収されるのか・・・
答えは「NO!!」です。
全くというわけではありませんが、ごくわずかな量です。
なので、入浴での鉄分補給は効率が悪いですね。
しかし、鉄泉だからこその効能もあります。
一般的に温泉に入ると血行が促進されますが、含鉄泉は熱伝導率が高く、一層効率良く体を温める作用があるとされています。
血行が促進されることで、痛み物質や老廃物が流れやすくなります。
女性は、冷え性からくる生理不順や婦人科系の病気の改善にも繋がります。
肌の新陳代謝も高まり、体の中と外からきれいにしてくれます。
体が温められ筋肉が緩むことで、リンパ液の流れもよくなり、結果的に免疫力アップへと繋がります。
鉄泉は飲むのがおすすめ!
ただし、飲泉できる場所は限られているので、必ず事前に確認を行いましょう。
含鉄泉の温泉に泊まろう!旅色温泉ガイド (tabiiro.jp)
中には電圧や鉄パッチで、鉄分を経皮吸収する方法もあるようですが、そこまでせずとも体内から取り入れるほうが効率的ですよね。
鉄は体内から吸収すべし!
とはいうものの、鉄分は体内からも吸収されにくい成分なのです。
効率よく摂取するなら、「ヘム鉄」がおすすめ!
ヘム鉄は動物性食品に多く含まれ、野菜や海藻類、卵黄などに含まれる非ヘム鉄より2~3倍吸収率が高いです。
また、非ヘム鉄に比べて、胃腸にも優しいです。
もちろん非ヘム鉄も、ビタミンを含む食材と一緒に調理すれば摂取効率が上がります。
食品のみで鉄分を補うのは大変なので、サプリなども使うと効果的です。
しかし、鉄分は摂りすぎると胃腸障害を起こしてしまいますので、病院で処方されている方は医師・薬剤師の指示を、サプリは説明書の指示をちゃんと守りましょう。
温泉成分は肌から吸収されにくい!
今回のテーマ、「鉄泉で肌から鉄分は吸収されるのか」については残念ながら・・・となりました。
他にも、硫化水素やラドンなどのガス成分、美肌成分といわれるナトリウムなどもありますが、こちらも肌から吸収される量は多くないのだとか。
美肌成分が肌から吸収されにくかったのは意外ですね!
一方で肌疾患に関しては、硫黄泉などの温泉成分が直接肌に作用する場合が多いので、積極的に入浴するのがおすすめです。
余談ですが、温泉にはいろんな効能がありますので、こちらに記載しておきます。
・塩化物泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉・・・きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
・二酸化炭素泉・・・きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症
・硫黄泉・・・アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型は末梢循環障害を加える)
・酸性泉・・・アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
・放射能泉・・・高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など
日常の疲れを温泉で癒しませんか? 体と心に効く温泉の効果を検証!! | AKARI (akari-media.com)
温泉成分は肌から~・・・体中から~・・・と書きましたが、一番の効能はやはりリフレッシュではないでしょうか。
広々とした浴場で思いっきり脚を伸ばしてお湯に浸かり、体をすみずみまで洗い、露天で外の空気と触れ合いながらの入浴・・・
日々の疲れを癒し、明日からまた頑張ろうと思えることこそ一番の効果だと思います。
暮らしや健康に関する有益な情報を発信するWebライターichihimeのおすすめ記事
→HOME
コメントを残す