【絶対損をしたくない!】一緒にいるともやもやするタイプとは?〜あなたも私も『スライサー』かも?〜  

スライサー

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こんにちは、どうも、ゆたです。

突然ですが、皆さんは人付き合いは得意ですか?

私は苦手です。

幼少期はあり得ないほど空気を読むことができず、友達がいませんでした。

大人になるにつれて多少空気を感じ取れるようになりましたが、自分のどの発言が周りの空気を悪くしたのか、未だに理解ができず、何となく、嫌われてるなーという感覚になり自然と交友関係を広げることが難しくなります。

今回はそんな人間関係、いわば人付き合いにおいて、人間にはこういったタイプがいるよ、という大まかな指標をもとにどう立ち回って良好な人間関係を築いていくべきか、考えてみました。

人間の考えや行動を3+1つに分類してみた。

スライサー

皆さんは、「ギバー」、「テイカー」、「マッチャー」という3つの言葉を聞いたことはありますか?

私は全く知りませんでした。日本では一般的ではないのかも知れませんが、まずはこの3つをご紹介します。

アメリカの心理学者が著書『GIVE & TAKE』の中で、人間を3つの分類に分けたものが始まりです。

その中ではそれぞれの特徴を下記のように表現していました。

ギバー見返りを気にせず、他人に分け与える人。

テイカー自分の利益のために他人から何かを奪おうとする人。

マッチャーギバーとテイカーの中間的存在で、損得のバランスを考えて行動する人。

私の感覚では多くの方が、この3つの中だとマッチャーに当たる人が多いのではないでしょうか?

先にお伝えしておきますが、今回はどの性格やタイプであっても、一切の否定をしません。それは人間である以上、どのタイプにもなり得る可能性がありますし、人間は動物である以上、どれが正しいのかなんて、決めることはできません。

なので、正解とか、間違っているとか、そういった話ではない、ということだけ先に言わせてくださいね。

さて、皆さんの中には、お気付きかも知れませんが、この3つの中で自分を分類するとき、どれも合わないな、と感じませんでしたか?

そんな人はもしかしたら、「スライサー」かも知れません。

スライサーテイカーほどではないけれど、薄く、薄ーく、他人の時間やお金、好意(気持ち)を奪っていく人。

スライサーの人の特徴で例を挙げるとすれば、このようなものがあります。

スライサーの人がよくしてしまうこと

・ほんの数分の遅刻を毎回する
・割り勘のとき絶対に“端数払うよ”と申し出ない
・食事をシェアして食べるとき、一番おいしい部分や、多くの量をしっかり確保している
・自分で調べればわかることも人に調べさせる
・自分が言いにくいことを他人に言わせる

多くのスライサーの方はこういったことを無自覚的、または自覚しながらも仕方ないという気持ちで行っています。

これを読んでいるスライサーではない方々にとっては、なんでそんなことをするんだろう?と不思議に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そのいった方はやはり、スライサーではないのです。

逆に、思い当たる節がある人はもしかしたらスライサーなのかも知れません。

スライサーの心理的思考。

実は、スライサーはテイカーとは大きな違いがあります。

テイカーは「自分の利益を優先したい、自分が得したい」という思いが強い人のことをいいます。

しかし、スライサーは自分が得をしたいわけではなく「できるだけ損をしたくない」という気持ちを優先してしまう人のことです。

本音では時間もお金も気持ちすらも、全て出したくない、そういった感情がスライサーである何よりも根本的な考えになります。

でも、世の中は不平等に損するタイミングが襲ってきます。

そのときスライサーはどうにか自分以外の人に肩代わりしてもらおうと必死に犠牲になってくれそうな人を探すのです。

その行動の背景にある心理はやはり「絶対、損したくない」というものなのです。

実を言うと、世の中にはテイカーよりスライサーの方のほうが圧倒的に多く存在します。

特に日本人の性格上、責任を負うことを嫌う人が多く、できるだけ逃げようとする人がいます。

そういった人と一緒にいると自然とそれ以外のタイプの人が疲れてしまい、だんだんと距離を取っていくのです。

スライサーの特徴の一つに友人が頻繁に入れ替わる、と言うものがあります。

この理由は察しの言い方はわかるかも知れませんが、スライサーは気の優しい人を見つけることに長けています。

そういった人物に近くにいて、その人から少しづつ、薄く薄く、まるで皮からスライスしていくように、利益を奪っていきます。

それは自分が損しないためにも一番、効率が良いからなのです。

そしてその結果、いくら気が良い人であってもスライサーと共に過ごすことは難しいと判断し、その人の側から離れていってしまうのです。

この話を聞いて「私、スライサーかも知れない」と不安になってしまう方もいらっしゃるかと思います。

ただ、先ほども述べたようにこれは誰かを否定するものではなく、タイプを大まかに分けただけのものなので、何も心配する必要はありません。

さらに言えば 、多少なりとも人はスライサー的要素を持ち合わせていると言えます。

ただ、それも損したくない! と言う利己的なものなのか、いわゆる、甘えからくるものか、同じ結果でも、ニュアンスが違うものがあるのも事実です。

なので、ここで大事なのは、自分がこの部分をスライス、要は損したくない部分なのかを把握することなのです。

スライサーの特徴として、友人関係において、仲が良い友達がコロコロ変わってしまうことがあると先ほど述べました。

これを繰り返していると、大事な時に頼れる友達がいなくなってしまったり、変な噂が立ってしまう恐れがあるかも知れません。

なので、長期間でみて友人と呼べる存在がいることは人生の満足度を上げる点でも重要だったりします。

そのためにも、自分が絶対損したくない部分の価値観が合う人と友人関係を続ける必要があります。

例えば、頻繁に遅刻をしてしまう人なのであれば、時間に関してそれほど深く考えていない、寛容な人を側におくべきです。

お金で絶対損したくないのであれば、お金に関してあまり深く考えず、端数ぐらいは気にしないような人を友人としておくべきです。

このようにスライサーである自分を否定するのではなく、どこが自分にとって損したくないのか、そういった部分をしっかり理解して友人関係、または職場や学校での人間関係を作る上で参考にするのが良いのかも知れません。

参考:私もあなたも実は「スライサー」かもしれない

終わりに。

私自身、スライサー的な要素を含んだ人格ではあるのかなと思います。

感覚ではギバーみたいな人間になれたら格好いいなと思いますが、どうしても損したくない部分とか譲れないものがあったりして、やっぱり、ギバーのような人間にはなりたくてもなれません。

なので、何回も言ってしまい、申し訳ないのですが、自分を含め、どんなタイプであっても否定するのではなく、受け入れた上でどのような関係を周りと作っていくのかが大切なのかなと思いました。

皆さんもこの記事でどんなタイプに分類されたとしても、深く落ち込むことなく、前向きに自分を考える時間に使ってもらえると嬉しいです。

今回はここまでにします。以上、お相手はゆたでした。

また、次回の記事でお会いしましょう!

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