「アルツハイマーの真実に迫る」

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皆さんこんにちは。Pinkです。最近物忘れが多くて困っていた時に、もしかしたら「認知症」の初期症状ではないかと考えてしまいました。物を置き忘れることに始まり、よく無くし物をしたり、話したことを忘れて同じことを何度も話したり、聞いたりすることが多々あるからです。

考え過ぎなのかもしれませんが、これは「アルツハイマー病」かもしれないとまで思ってしまいました。そこで、今回は「アルツハイマー病」について書きたいと思います。

アルツハイマー病とは

まずはネットで調べてみました。

アルツハイマー病とは回復が不可能な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力にゆっくりと支障が出てきて、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気です。殆どのアルツハイマーの患者では、60歳以降に初めて症状が現れます。

また、「アルツハイマー病」は、高齢者における「認知症の最も一般的な原因となっていて、精神科医であるアロイス・アルツハイマー博士の名前にちなんで命名されました。恥ずかしながら、今回初めて知りました。

1906年にアルツハイマー博士は、よく見られるものとは異なる精神疾患が原因で死亡した女性の脳組織の変化に気が付きます。「記憶障害・言語障害・予測不可能な行動」などの症状が見られたのです。初めてアルツハイマー病と診断されました。

この病気は人により、治療でアルツハイマーの症状の悪化を抑えることが出来る場合もありますが、現在のところ治療法はありません。

アルツハイマー病」は、これから日本の高齢化社会問題に大きく関わるであろう「認知症の原因でもあります。「認知症」からさらに「介護」へと、問題は繋がっていくのではないでしょうか。そう考えると、とても不安になります。

参考サイト:アルツハイマー病の基礎知識

また、「若年性アルツハイマー」という言葉も最近よく聞かれるようになったと思います。「若年性アルツハイマー」とは、60歳以降に初めて症状が現れるアルツハイマー病に対して、18歳~64歳迄に発症するアルツハイマー型の認知症のことです。

特徴としては、仕事上でのミスや仕事関係者の名前を忘れる等、日常業務で発覚することが多く、話を上手く合わせることなどで他者に気付かれにくい為、集中力不足と勘違いされて終わることもあるそうです。

特徴を見る限りだと、「若年性アルツハイマー」と診断されるまで、時間がかかってしまうのではないかと思いました。また、このままだと適切な治療が行なわれないまま症状が悪化してしまうことになり判断が難しいと感じました。

参考サイト:若年性アルツハイマーとは?症状・原因から治療・診断法まで解説!健康ネット

アロイス・アルツハイマー

画像引用:アロイス・アルツハイマー – Wikipedia

なぜアルツハイマー病の治療法はないのか

現在の医学は素晴らしいと思うのですが、それでも発見から1世紀たった現在も、アルツハイマー病に進行を大幅に遅らせたり、症状を軽減する薬がないのはなぜなのでしょうか。

アルツハイマー病は、本人は勿論、家族や友人にとっても、怖い病気だと思います。私の父親の叔母もアルツハイマー病でした。病気になって初めて会った時、そこにはしっかり者だった叔母の面影はなく、私のこともわからない状態で、あまりにも突然のことでとても動揺しました。

精神科医のアロイス・アルツハイマー博士がこの病気を診断して以来、治療法は殆ど進歩していないそうです。

プラークタングルが原因であると決めつけることに警告を発していましたが、患者の脳を解剖した結果、プラークタングルという2つのタンパクに質注目し、それらをを攻撃すれば病気が治り、脳が健康状態を取り戻せるというのが、当時の研究の主流となる仮説でした。

信じられないことに、数十年もの間、研究はほぼ誤った仮説に基づいています。このようなことがあっても良いいのでしょうか。しかし、これが真実です。

また、研究の為に20種類もの薬品が開発されては、最終的に失敗を繰り返し、数百億ドル(約数兆円)もの資金が投資されたにも関わらず、研究の焦点はプラークとの戦いに向けられたままでした。

確かに、新しい治療法や治療薬の開発・研究に時間がかかるのは当然のことだと思いますが、これだけ多くの資金が投資されたにも関わらず、一つのことだけに焦点をあてるということに、私は疑問を覚えます。

参考サイト:アルツハイマー病を巡る不都合な真実 – Forbes JAPAN

アルツハイマー病のこれから

著名な医療政策ジャーナリストは、レカネマブという新薬が、画期的発明として称賛されていることについて「レカネマブは、避けようのない悪化をせいぜい数カ月遅らせることができるだけだろう」と指摘しています。

レカネバブについて(関連記事参照)、メンバーさんが書いている記事があります。あわせて読んで頂けるとより理解が深まると思うので、宜しくお願い致します。

研究上の疑惑は集団思考の危険性を示していて、アメリカ国立衛生研究所(NIH)のように強力な政府機関が、合意のないプロジェクトへの助成金を禁止している場合は特にそうです。

アルツハイマー病」については、硬直した研究者達の心が少しずつ軟化し始めていますが、この極度に硬直した状況を良くするする為に、議会はまずNIHのリーダー達からこの問題に関する公聴会を開催するべきだと思われます。

どのような研究に関しても、考え方を柔軟にしなければ、特に新しい研究は実を結ぶことはないでしょう。

いつも思うことなのですが、何かをやろうとする時に見栄を張ったり、意地になったりすると先へ進まないように、「アルツハイマー病の研究においても、同じことが言えるのではないでしょうか。

医療に関する素晴らしい知識があるのだから、関係している全ての人達が、お互いに協力すれば明るい未来も期待できるのではないか、そうあって欲しいと私は思います。

参考サイト:アルツハイマー病を巡る不都合な真実 – Forbes JAPAN

最後に

今回「アルツハイマー病」について書いたことで、改めてなぜ「アルツハイマー病」の治療法はないのだろう、また進行を大幅に遅らせたり、症状を軽減する薬がないのはなぜなのだろうと思いました。

この病気は、600万人以上の米国人を苦しめていて、その数は次の世代には倍増しようとしているとのことです。日本は、そして世界ではどうなのでしょうか。

他の治療法・治療薬のない様々な病気と同様に、少しでも治療法・治療薬の研究、開発が進むことを願っています。

関連記事

エーザイが、アルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ」の承認に向けて、現在開発中! 

noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!

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