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こんにちは、改めましてM. Jです。
この記事をご覧の皆さん、ハイヒールまたはピンヒールを着用した時の足への影響についてご存じですか?
ハイヒールまたはピンヒールは、主に女性のかたがファッションで着用されること多いと思います。
それを否定するつもりはありません。
ただ、ハイヒールまたはピンヒールを着用することによるデメリットはあります。
ヒールの着用による、腰痛、膝痛、外反母趾などの報告が多くあります。
また、仕事や日常生活に支障が出たとの報告も多くあります。
ヒールのある靴を履き続けると、腰痛や膝痛がひどくなってくる「危険性」があります。
これによって、将来のQOL(人生の質)に大きな影響が出てきます。
これは、女性の皆様の健康を考えるとそれを強制することについては、社会全体で考えていくべき問題です!
ヒールのある靴のデメリットについて「医学的な部分」を中心に書いていこうと思います。
以下の内容に沿って書いていきます。
- ヒール着用:医学的にはどうなの?
- ヒールのある靴を強制している業界
- M.J ➡️ 実際にヒールのある靴を着用してみた
- 「#Ku Too」運動
- 女性の健康と自由を守るために
- 補足:タイトスカートも強制!
ヒール着用:医学的にはどうなの?
ハイヒールの着用は、医学的にはどのような影響があるのでしょうか?
ハイヒールを着用すると様々な「身体の不調」が起こる「危険性」が高くなります。
①外反母趾になり足が痛くなる
◆つま先が尖ったヒールのある靴を着用し続けると母指が足の小指側に曲がっていく。
◆初期の間は足の母指の付け根が赤くなり、痛みが出る。進行する変形が発生する危険がある。
②前もも(大腿四頭筋)が張ってくる
◆体重が前足部にかかり、前もも(大腿四頭筋)とふくらはぎが過剰に張ってくる。
◆前重心では歩きづらいため、後方に重心をかけようとして膝を伸ばしきってしまう。
◆後ろもも(ハムストリングス)と内ももが筋力低下してくる。
◆膝上が使用されず、膝上に脂肪がたまってくる。
③脚の形がゆがむ
◆膝を伸ばしきることで、膝は身体の外側へ引っ張られていく。
◆O脚で悩む人は、膝を伸ばしきるクセがある人が多い。
◆地面に対して斜めに立っている人は、膝を伸ばしきっている証拠。
④骨盤がゆがみ、腰痛や猫背になる「危険性」が高くなる。
◆足底部(足の裏)が不安定だと身体のゆがみにつながる。
◆前重心ではバランスが取れず、骨盤を前傾させ、猫背になることでバランスを取るようになる。
◆骨盤がゆがみ、反り腰(前傾姿勢)になる。
⑤むくみ脚(浮腫)や冷え性になる
◆ふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせることで足首を動かすが、足の裏がグラグラしていると、足首を動かすことが難しくなる。
◆ふくらはぎは筋肉の力で血液を心臓の方へ戻すのポンプ機能があるが、それが弱まる。
◆その結果、脚や全身の血液循環が悪化してむくみ(浮腫)や末端の冷えが発生する。
⑥肩こりや頭痛になる
◆背中に過剰に力が入ってしまい、腰、肩、後頭部にかけて筋肉が固まる。
◆「筋緊張性頭痛」が発生する場合がある。
ヒールのある靴を着用することで、医学的にかなり悪い影響が多いことがわかりました。
上記②、③のことより「膝」への影響が大きいです。膝が痛むと「日常生活への支障」を来たします。
移動範囲の制限・しゃがみ動作の困難など「大きな悪影響」が出てきます。
そのほかにも、身体への「悪影響」は大きいといえます。
しかし、まだこのような靴を強制している業界もあります。
次の項では、ヒールのある靴を強制している業界について触れていきます。
ヒールのある靴を強制している業界
ヒールのある靴はいろいろな種類があるようです。ただ、女性の方しか着用していないイメージがあります。「ヒールは女性の特徴」という風潮もあるようです。
職種によっては「ヒールを強制」している業界もあるようです。
どのような職種がヒールを強制しているのでしょうか?
日常の業務で「高いヒールのある靴」の着用を義務づけられている職種は、以下の通りです。
①航空会社、地上職 ②ホテル・フロント業務
③通信小売業・接客 ④教育系企業・営業と採用
ヒールのある靴の着用を義務づけている職種は多いようです。「お客様のため」や「見た目のため」によって、着用することが義務づけられているのでとても驚いています。
ただ「長時間立ち続けることが多い職種」や「移動をすることが多い職種」で、ヒールのある靴の着用を強制(義務化)されると「身体の不調」などの悪影響が起こることが多いようです。
果たして、ヒールのある靴を着用してみるとどのようになるのでしょうか?
M.Jは一般男性ですが、実際にヒールのある靴を着用してみた経験があります。
実際にヒールのある靴を着用してみた時の感想
M.Jは小学生の頃、一度家族が着用していたヒールのある靴を履いたことがありました。
ヒールのある靴は、つま先が狭く履きづらい感じでした。
苦戦しながらつま先を入れて、やっとの思いで入れることができました。
ヒールのある靴を入れた後、すぐ足底(足の裏)に加え、両膝や腰がかなり痛くなりました。
「痛ーい!」「何、これ!」
下のほうから、ものすごい「激痛」があり、立っていられなくなりました。
「5分未満」しか着用していられないほどの「激痛」でした。
初めてヒールのある靴を着用しましたが「二度と履きたくない!」「あり得ない!」と思いました。
これで、女性の方は「歩く」「走る」動作をされているので、M.Jとしては驚き以外の言葉は見つかりません。
うちの母に「これ、本当に履くの?」「あり得ない」とききました。すると「女の人はこれを履いて歩くのよ」と言われてM.Jはかなりビックリして、動くことができず震えていました。
今でも、ヒールのある靴を履いた時のことは忘れられません!
「痛い!」「何も考えられない!」という悪い思い出しかありません!
M.Jのように「パンプス」や「ヒール」を実際に着用すると、「思ったよりもキツイ感じ」になるはずです!ヒールのある靴の着用強制がいかに「悪影響」か理解できると思います。
次の項では、ヒールのある靴の着用強制を廃止する運動について触れていきます。
「#Ku Too」運動
ヒールのある靴の着用強制を廃止する為にどのようなことが行われてきたのでしょうか?
働く女性や就職活動中の女性から「ハイヒール強要」について「#Ku Too」という抗議運動が実際に起こりました。
日本では、2019年6月3日俳優・ライターの石川優実さん達が「職場でのヒール・パンプスの強制を無くしたい」という署名活動を行ない、厚生労働省に提出しました。
現時点で、33,818 人がこの署名に賛同しています。
「#Ku Too」運動とは
◆「靴」と「苦痛」を合わせた造語。
◆性被害を告発する米国発の「#MeToo」運動から着想を得た。
◆「なぜ、足をケガしながら仕事をしなければいけないのか」→このような思いから生まれた運動。
◆「職場でパンプス・ヒール靴の強制を無くしたい」という呼びかけ。
しかし、現在でも多くの働く女性たちは職場でヒール靴を着用することを「社会人として当然のマナー」として強要されています。
なぜ、まだこのようなことが起こっているのでしょうか? 理解に苦しみます!
M.J自身、ヒールのある靴の着用強制については、反対です!
次の項では、女性の健康と自由を守ることについて書いていきます。
女性の健康と自由を守るために
現在、ヒールのある靴を着用しているのは、基本的には女性のようです。
ですので、職場でヒールのある靴の着用を強制されているのは女性です。
ヒールのある靴の着用は「身体の健康」を大きく損なってしまいます。「外反母趾」や「膝」「腰」の痛みが強くなることなど医学的に非常に悪い影響があるのです!
ヒールのある靴の着用を強制することは、身体にとって悪影響になる「危険性」が高くなり、場合によっては日常生活に支障を来たします。
よって、ヒールのある靴の着用を強制するのは「妥当ではない」と思います!
今後、この問題についてしっかり考えないといけません!
男性は、ヒールのある靴を着用することが少ないので「ヒールのあるくつの着用を強制されること」に無関心の方も多いと思います。
できれば、今回のM.Jのようにヒールのある靴を着用してみてその不便さを体感してみてはいかがでしょうか?
かつてネクタイや上着を着なくても良いとした「クールビズ」が浸透したように、女性の職場のファッションにも「クールビズ的な風穴」が開いていいと思います!
具体的には、ヒールのある靴の着用強制ではなく「着用しなくてもいい」という選択制がいいと思います。
ヒールのある靴の着用は、医学的に見て非常に健康に悪いとしか思えません!
膝痛や腰痛が出現して整形外科に受診すれば「ハイヒールの着用」は「禁止」されます!
それでも、ヒールのある靴を着用することを「強制」しますか?
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。
今回の記事は、以下の文献を参考にしています。
参考:UNDEUXーその身体の不調、もしかしてハイヒールのせいかも
Buzz Feed Newsーヒール着用を職場で強制されている女性たち
日経ビジネスー反パンプス運動 「痛い靴で働くのは嫌」は当たり前
AYAME:女性がパンプスを「履かないといけない」のはなぜ?
補足:タイトスカートも強制!
ヒールのある靴の着用を強制されている職場は、タイトスカートの着用も強制されているようです。スカートの着用も、女性がしていることがほとんどです。
営業の場面で、クレーム対応など「長時間座っていないといけない場合」は「苦痛」となります。下着が見えないように脚を閉じないといけないので、男性にはわからない「苦痛」が生じます。無くそうとしている会社もありますが、まだ残っている会社も多いでしょう。
女性の健康を考えた時に「マイナス」の要素しか出てきません!このような、悪い影響しかない強制をなくしていきたいと思います!
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今後について
興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、女性管理職を多く!、水分補給をしよう!血管の詰まりにご用心!、一流の人;福島孝徳先生があります。
皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!
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