「転んだだけでやけどする-酷暑のアメリカ・アリゾナ州」

酷暑

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皆さんこんにちは。Pinkです。私は毎日自転車で最寄り駅まで行って、公共機関で事業所まで行くのですが、日に日に暑くなるこの時期に、気分的にも辛く、外に出るのが億劫になっています。

猛暑は「夏なのだから仕方がない」のレベルを遥かに超えていて、ニュースで日本各地の最高気温を見る度に、ため息が出てしまいます。明らかに、自分が子供の頃と比べると、暑さが全く違うのです。

今回は、そんな「猛暑」の日本よりもさらにすごい、「酷暑アメリカ・アリゾナ州の話をCNN.co.upの記事からお伝えしたいと思います。

アメリカ・アリゾナ州 フェニックス

アメリカ・アリゾナ州 フェニックスでは、19日間連続で、気温が43度を上回ったとのことです。気温が30度を超えただけでも暑く感じる私には、想像も出来ない程の気温です。

このような猛烈な暑さが続く中、アリゾナ州マリコパ群では、重いやけどを負って病院に運ばれる患者が急に増えているそうです。

また、記録的な熱波に見舞われ、道路で転んだだけでやけどを負う人が後を絶たないとは、一体どういうことなのでしょうか。

医師によると、アリゾナ州では夏の晴れの暑い日や、お昼には、アスファルトコンクリートの温度が82度になることもあり、ほんの一瞬触れただけでも、重いやけどを負うかもしれないとのことです。

さらに、舗装道路に10分から20分間接触すれば、皮膚が完全に破壊され、皮膚の深部まで達する3度のやけどをすることもあるそうです。そうした患者は住宅火災に遭った人のようなやけどを負っているといいます。

 

病院の状況

ある病院では、熱傷病棟」の45床が満床になり、その3分の1は地面に転んでやけどを負った患者が占めているとのことです。

また、集中治療室(ICU)」にやけどで入院している患者のおよそ半分も、転んでやけどしただといいます。

やけどの治療にあたる医師は「夏は繁忙期なので予想はしていたが、本当に途方もない患者・重傷者の多さも、けがの程度ははるかに重く、患者・重傷者の数が増えている理由は説明しづらい」と話しているとのことです。

他にも、転んでやけどを負うのは「基礎疾患」のある高齢者薬物使用者が多く、たった数秒で3度のやけどを負うと話しています。

また、フェニックスの病院に勤務する医師の話でも、今回の熱波ではやけどの患者が多いとのことです。

車椅子から転落した高齢女性は、非常に短時間で脚全体にやけどを負い、舗装道路で寝たり休んだりして、やけどを負っているホームレスの患者も多くいます。

他にも、屋外で作業をしていて、疲労脱水症状で意識を無くして地面に倒れ、やけどを負った患者もいるとのことです。

庭仕事をしていたと見られる男性は、コンクリートの上に倒れて体全体にやけどを負い、体の数カ所の皮膚移植を必要としています。

 

熱波警報

アリゾナ州では平年を超える暑さが続いており、専門家によれば、地面に皮膚が触れると危ない状態とのことです。中でもアスファルトは太陽の光を取り入れて熱せられ、日没後も熱がこもった状態が続いています。

アメリカでは、各地で3500万人あまりを対象とする「熱波警報」が出されました。「米海洋大気局(NOAA)」によると、熱波の記録を更新したり記録に並んだりした頻度は、過去30日で5000回を超えているとのことです。

アメリカ獣医師会会長は、動物も熱いコンクリートアスファルトの上を歩くとやけどを負うことがあので、防ぐ為に獣医師会は猫は外へ出さず、犬は早朝または夜遅くに散歩させる必要があると言っています。

人間だけでなく、動物にまで影響を及ぼしているこの暑さはいつまで続くのでしょうか。

 


参考サイト:転んだだけでやけど、アスファルトの温度82度にも 酷暑の米 …

noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!

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