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こんにちは、金次郎です。
TANOSHIKAに入社して、一番最初に書いた記事です。
パニック発作が起きたらいったい何科の病院を受診したらいいの?
この記事にも書いている様に、新卒で入社した会社員時代の2年目に、電車で通勤していた時に突然動悸や吐き気、めまいが起こり電車を降りてしまいました。
その後も、交通機関での移動時に度々発作が出る様になり、出張もままならなくなってしまいましたので、入院して治療する事にしました。
パニック障害(パニック発作)
1.症状
特に原因が無いのに、突然、動悸や息苦しさ、吐き気、めまい、ふるえなどの症状が出ます。
動悸や吐き気等の症状自体は、10分もすれば自然と収まります。
でも、予期せぬ時に症状が出るので、「また発作が出るんじゃ?」と不安感を持つ様になりま
す。
それで、発作が起こった場所へ出向く事を恐れる様になり、外出しなくなり日常生活に支障を
きたしてしまう事も多いです。
特に乗り物に乗っている時が多いですが、これは「その場所からの逃げ場が無い」と言う状況
から発作が起こります。
2.原因
パニック発作が起こる「発症メカニズム」については、未だ確たる原因は解明されていませ
ん。
ただ、脳の延髄(えんずい)と呼ばれる部位の機能に、何らかの異常があることによって引き
起こされると言う説もあります。
3.治療
・薬物療法
抗うつ薬や抗不安薬を用いた薬物療法が行われます。特に選択的セロトニン再取り込み阻害薬
の効果が高いと言われています。
・精神療法
薬物療法と同時に精神療法を行う事があります。
カウンセリングを通して、認識の歪みを改善する「認知行動療法」や、避けている場所や状況
に身を置く「曝露療法」などが行われます。
4.患者数
2014年には9万3千人だったのが、2019年には15万9千人と増えています。
最近は20代で罹る人が多くなっています。
これは、芸能人がパニック障害を告白する人が増え、若者も病院を受診する人が増えたから
だと思います。
参考:(MedicalNote)パニック症(パニック障害)
参考:(HANKYOREH)パニック障害の年平均増加率、20代が最も高い
聴力障害(メニエール病)
1.症状
特徴的な症状は、ぐるぐると目が回るような「回転性のめまい」や「耳鳴り」・「難聴」・
「吐き気」などです。
メニエール病は、一旦症状が治まっても再発しやすいのが特徴です。
そして再発を繰り返していくうちに聴力の低下が起こり、発症し始めは低音が聞こえにくく
なるのですが、症状が進行して行くと高音も聞き取りにくくなります。
2.原因
メニエール病は、体の平衡感覚をつかさどる内耳にリンパ液が過剰にたまる「内リンパ水腫」
によって引き起こされます。
この病気は、ストレスや疲労がたまったときに再発しやすいので、「自律神経のバランスが
乱れる事も何らかの関係が有るのじゃ無いか?」と言う医者もいます。
3.治療
メニエール病には、3つの治療法が有り、患者さんの意思を聞いて行います。
・薬物療法
めまいを抑える薬と内リンパ水腫を改善する薬が有ります。
・鼓膜内薬剤注入法
鼓膜に穴をあけて、鼓膜の内部に薬剤を注入します。メニエール病では抗菌薬を注入します。
・手術
上記、薬物や鼓室内注入を行っても症状が改善しない場合に、下記の様な手術をすることも
あります。
1・聴力がある場合:内耳のリンパが溜まる部位を切開する「内リンパ嚢のう開放術」
2・聴力を失っている場合:症状の原因となっている内耳の構造を壊す「内耳破壊術」
4.患者数
1983年に行った旧厚生省での調査では、日本の有病率は人口10万人あたり16人でした。
しかし、その後1998年に行われた地区別調査で、岐阜県飛騨地方で36.6人、富山県東部地域
で18.3人の有病率が報告されており、この結果から日本ではメニエール病の有病率は増加傾向
にあると推測されています。
参考:(MedicalNote)メニエール病
参考:(日経メディカル)メニエール病(めまい)
睡眠障害(不眠症)
1.症状
不眠症とは、夜寝る時に良質な睡眠を取ることができず、仕事や授業に支障をきたすなど
「日中の行動に障害」が生じる状態を言います。その症状も人によって様々です。
1・入眠困難
寝つけるまでに30分から1時間かかる寝つきが悪い状態を指します。
2・中途覚醒
いったん眠りについても夜間に何度も目覚めてしまう状態を言います。
3・早朝覚醒
予定の起床時間よりも早く目が覚めてしまい、そのまま眠れない場合です。
年を重ねるとともに体内時計のリズムが前にずれやすくなりますので、この症状が出や
すくなります。
2.原因
人によってさまざまで、ストレスや飲酒・薬物・身体の不調などあらゆるものが不眠の原因
になります。
3.治療
不眠症の治療は、不眠の症状原因に対してのアプローチや、薬物療法・認知行動療法が行われ
ます。
不眠症の原因は不適切な生活習慣やストレス・アルコールや薬物の摂取などあらゆるものが
あります。
不眠ぎみの人は「毎日決まった時間に寝起きする」・「日中は太陽の光を浴びる」・「夕食後
のカフェイン摂取を避ける」などが効果があります。
4.患者数
一般成人の30〜40%が何らかの不眠症状を有しており、女性に多いことが知られています。
そのうち、慢性不眠症は成人の約10%に見られます。
年を取るとともに不眠症は増加し、60歳以上では半数以上の方で不眠の症状が認められます。
また、東日本大震災や新型肺炎流行などの大きな災害があった後には一時的に増加します。
このように、不眠症は特殊な病気ではありません。
実際、日本では成人の5%が不眠のため睡眠導入剤を服用しています。
参考:(MedicalNote)不眠症
参考:(e-ヘルスネット)不眠症
終わりに
パニック発作に関しては、私自身が働きだせる様にと、その方法が「認知行動療法」と知らずに、短距離で何回も電車に乗って、電車に乗る事に慣れる事を自ら行い、徐々に乗る距離を伸ばして行き、今では急行電車にも乗れるまでになりました。
今かかっている精神科の先生に、その事を話すと「認知行動療法って言うのを、知らずに自分でやってたの!」と驚かれました。
難聴に関しては、加齢による聴力低下も有るのか、年々少しづつ聴力が落ちて来ているのは否めないです。
睡眠障害は、私が最初の入院で運動量が少なくなり眠れない事を訴えて睡眠導入剤を処方されてから、現在35年近く睡眠導入剤で寝ています。
それで睡眠障害については、上で書いた治療方法通り「毎日決まった時間に寝る」&「カフェイン(コーヒー等)飲料は午前中のみ」と決めており実践しています。
これらを実践する事で、今も働けていますし睡眠も取れています。
ただ、聴力に関しては年を取ると落ちて来るのはしょうがないですね。
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