うさぎの多頭飼育崩壊に見る原因と対策。支援団体もご案内。

うさぎ 多頭飼育崩壊

この記事は約 7 分で読むことができます。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

避妊手術をしていなかった、例えば2匹の動物がほんの数年で数百匹まで増え、劣悪な環境で多頭飼育崩壊が起こった事例は、最近よく聞きますよね。2022年でも神奈川県で、うさぎの多頭飼育崩壊が起き、行政が支援に乗り出し、引き取り先も見つかったそうです。

そんな多頭飼育崩壊の支援をしている団体に、アニプロとワンウェルフェアがあります。今回はうさぎの多頭飼育崩壊の話をメインに、支援団体のこともお伝えします。

神奈川県で、うさぎの多頭飼育崩壊発生

 

30代夫婦が住む神奈川県で2匹のうさぎが、2年あまりで200匹以上まで増え、自宅内を“占拠”するほどの多頭飼育崩壊が発生しました。犬猫の多頭飼いの事例は多く観られますが、飼い主の通報で駆け付けた神奈川県担当者や支援団体も「犬猫じゃない事例は、経験上初です。うさぎに詳しい社員は限定され現場も混乱をきたしている」と困っていました。2022年8月5日までに30代の夫婦のもとにうさぎを1匹だけ残し、残りのうさぎ全てが保護され、新しい飼い主のお家を探しています。

この30代の夫婦の話では2020年8月から9月にうさぎ2匹を、神奈川県内のペットショップで購入しました。自宅で2匹のうさぎを飼育していましたが、わずか1年足らずで約100匹まで膨れ上がりました。うさぎのメスにおいては生まれてから4ヵ月後より妊娠が出来ます。数秒で交尾を終了し、約1ヵ月の妊娠期間で7~8匹を出産するケースもあります。飼い主から増えたうさぎを保護するまでに繁殖の多さに約1ヵ月が経過し、その保護に至るまでの間にも、うさぎはどんどん繁殖を拡大していきました。

2022年7月上旬に、30代の夫婦は神奈川県動物愛護センターにSOSを申し出て、管轄の保健福祉事務所が夫婦の自宅を訪問。そして動物愛護活動に励む一般社団法人「アニプロ」も支援に加入し、2022年8月5日に同神奈川県動物愛護センターが約60匹のうさぎを、「アニプロ」も約150匹のうさぎを保護しました。

参考:ウサギのペットで多頭飼育崩壊 2匹が2年で200匹以上 カナコロ(2022年)

2019年3月に神奈川県においては、10頭以上の犬や猫を購入するケースでは保健所に届け出を義務化する「多頭飼育届出制度」を新しく設置しましたが、うさぎは届け出の義務化の対象外でした。同神奈川県動物愛護センターでも近年でうさぎの多頭飼育での保護のモデルケースがあらず、同神奈川県動物愛護センターの担当者によれば「引き取った猫も保護可能数の2倍を達していて上限まで至っていましたが、うさぎの保護も緊急性を感じて対策しなくてはいけない事案だった」と述べました。

多頭飼育崩壊したうさぎの譲渡先続々決定

30代の神奈川県に住む夫婦が飼っていた2匹のうさぎから発生した多頭飼育崩壊で、1匹を残し、約210匹のうさぎを保護した神奈川県平塚市土屋にある神奈川県動物愛護センターと一般社団法人「アニプロ」においては、2022年9月3日に合同主催の保護したうさぎの見学・新しい飼い主探しの譲渡会を同神奈川県動物愛護センターで開催しました。半数の100匹以上のうさぎの譲渡先が決定し、新しい飼い主によれば「家族の一員として迎え、この子を大切に飼っていきたいです」とコメントを出しました。

参考:多頭飼育崩壊、ウサギの譲渡続々決まる「大切に育てたい」 カナコロ(2022年)

ここからは多頭飼育崩壊の支援をしている団体をお伝えします。

アニプロ

一般社団法人アニプロは「すべての子に適正な医療を」をポリシーに動物福祉の実現を目指しています。

また、高齢者によるペットの飼育放棄、多頭飼育崩壊など社会課題の解決にも取り組んでいます。

画像・引用:アニプロ

ワンウェルフェア

「動物の多頭飼育崩壊の問題を無くしていくためには、福祉と動物愛護管理の専門家の関係を保つことが外せない」。社会福祉士や動物愛護推進員で設立した支援団体が2022年10月1日、東京都中野区で多頭飼育崩壊のリスク提議や解決策を見出す「ワンウェルフェア大会・学会」を開催しました。動物の多頭飼育崩壊を発生させる飼い主には、生活に困っている人や精神的な病気等が背景にあることが多いと指摘します。

2021年2月に設立した、東京都千代田区にある一般社団法人「ワンウェルフェア」が主催するこの「ワンウェルフェア大会・学会」。SNSアプリであるLINEで多頭飼育崩壊の課題や保護猫の問題などの支援に対応し、国向けに飼育環境にリスクを抱えている住民のチェックシートを作成したりと、啓発活動を実施して来ました。

理事の1人で、荒川区社会福祉協議会の職員の男性によれば、集合住宅に生活する認知症の高齢者が飼えなくなった10匹以上の繁殖した猫を、民生委員や動物愛護ボランティア団体が保護するケースに目にしました。「福祉関係者においては、動物問題は担当外と考えられがちとなりますが、一緒の扱いです」と懸念します。高齢化や資金不足に困窮する動物愛護団体も沢山あり、「善意の気持ちだけでは多頭飼育崩壊のリスクを支え切れない」とも警鐘を鳴らします。

参考:ワンウェルフェア

2021年3月に環境省より作成された動物保護のガイドブックの中で、多頭飼育崩壊のリスクを抱えている飼い主には身体的・経済的・精神的な課題を持っていることが多くを占めると懸念。地域社会から外れ、ごみ屋敷などの社会問題に直結することで、各市町村の行政の違う部局が横繋がりの関係を持ち、飼い主が暮らしていくための支援や多頭飼育崩壊の再発のリスクを防ぐ行動を取ることの必然性を説明しています。

私の家では、

愛犬がいましたけど、色々私も当時引きこもりとか、様々な家庭環境の悪化で避妊手術していなかったのですが、1匹しかいなかったので、多頭飼育崩壊は起こらなかったのかもしれません。その後愛犬は晩年期、人間でいうところの乳がんで良性と悪性の腫瘍の2つが見つかったので、その時避妊手術しましたが、悪性の腫瘍はとても大きかったので、愛犬には苦しい思いをさせてしまいました。

両親が私が引きこもりだったのを見かねて愛犬を飼ったのですが、私はとにかく人間不信で精神状態も病気も安定しなくて悪かったのも、今思えば私にそれだけ病院代含めて、時々検査にも行ってましたし、多額のお金がかかっていたんですよね。本当に愛犬にも優しく出来ませんでしたし、私は病気をしても、一切病気をして来なかった愛犬が、亡くなる前病気が幾つも見つかって、優しく出来なかった私には悔いが残っています。

可愛い愛犬だったので、子犬が産まれていたらきっと可愛かったでしょうし、観たかったですね。愛犬を飼って暫くして、日本中で多頭飼育崩壊のニュースを目にする機会が多くありました。今回の神奈川県のウサギ、2匹から200匹位上になったという、繁殖力の強さに驚愕しました。

ペットを飼うこと自体は癒し効果もあり、否定はしません。でも何匹か飼っていると多頭飼育崩壊が起こるかもしれない、ということを頭の隅においておかなくてはなりません。愛犬に避妊手術を晩年まで出来なかった私がいうことでもないかもしれませんが、それでも愛犬が家族みんなで大好きだった、その気持ちは変わりません。

私は避妊手術が物凄い高いらしいと噂で聞いて、家族で尻込みしていましたが、避妊手術代もいざ手術した時、そんなに高くなかったので、ペットをこれから買いたいという方は、避妊手術を念頭にかかりつけ医になるであろうお近くかなんかの動物病院に、お問い合わせして頂く方が良いと、私たち家族の苦い経験上アドバイスします。

関連記事

高まるウサギのペット人気、一方で「保護ウサギ」も…前回の卯年、翌年は急増 保護団体「飼う前に考えて」 神戸新聞NEXT(2023年)

「可愛い」だけでウサギは飼えない 「簡単」イメージ先行に警鐘 毎日新聞(2023年)

noteでも書いています。よければ読んでください。

→HOME

うさぎ 多頭飼育崩壊

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。