ゆうちょ銀行、2022年1月から硬貨での現金払いにも枚数に応じた手数料加算開始。

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

今回は私がよく利用しているゆうちょ銀行も、令和4年度から硬貨での現金払いにも枚数に応じて手数料を取ると聞き、身近な利用者として記事化する事にしました。

2022年1月から現金での払い込みなどに手数料がかかります。

ゆうちょ銀行の現金での払い込みなどに2022年1月17日から手数料が値上げ、または新設されます。

窓口やATMでの払込みサービス(通常払込み、ゆうちょPay-easyサービス、電信払込み)を現金で利用するときには、税公金・義援金の場合を除き、1件ごとに料金110円が加算されます。

通帳またはキャッシュカードを利用する場合は加算の対象外です。受取人負担でも、加算料金は払込人が支払います。ATMでのお預け入れ・払戻し以外のお取り扱い(通常払込み等)には、ATM硬貨預払料金はかかりません。

ゆうちょ銀行の場合、郵便局内だけでなく、駅やショッピングセンター、スーパー、コンビニなどにも置いてあるゆうちょ銀行のATMは、今までは24時間、365日、ゆうちょ銀行の口座の出し入れは無料でしたが、今度からそれも有料化します。

ゆうちょ銀行の有料化については、詳しくはこちらを参考にされて下さい。

参考:ゆうちょ銀行

硬貨脱無料化の背景

また、硬貨での払い込みについても、枚数に応じた手数料がゆうちょ銀行でも加算されることになりました。

ほかの大手金融機関も、ここ数年の間に同様の手数料を設定しています。

りそな銀行は2021年10月に値上げをしました。

無料となる枚数は、それぞれ以下の通りです。

300枚まで:三井住友銀行

100枚まで:三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行

いずれもATMでは手数料は取られませんが、入金の枚数に制限があります(多くは100枚まで)。

手数料導入背景にキャッシュレス化

銀行が手数料を導入する背景のひとつが“キャッシュレス化”です。専門家は「多くの人員とコストがかかる現金の取り扱いを減らして、省力化できるデジタル化を促したい狙いがある」とみています。

全国の銀行の脱無料化を受けて、硬貨を減らすべく初穂料などを紙幣で支払うことを要求し、積極的にお釣りを渡そうとする神社も現われたそうです。

募金の死活問題

多数の硬貨の取り扱いに手数料を取る動きが銀行で活発になり、募金を活動資金に充てている福祉団体が対応に苦境に立たされています。店頭に募金箱を設置する協力者が団体に募金を入金する際、手数料負担が発生するためです。募金の「最後のとりで」と言われて来たゆうちょ銀行にも硬貨の手数料が新しく開設されることで、募金を活動資金に充てている福祉団体の関係者によれば、「硬貨の有料化を負担に感じ募金の協力をやめる人も中には出てくるかもしれない」と懸念を強めています。

盲導犬の育成などに取り組む東日本盲導犬協会(宇都宮市福岡町)の担当者も「募金が減れば支援を必要としている人に対し死活問題」と、今後の不安を口にしています。

同東日本盲導犬協会の盲導犬育成費用の9割超は募金や寄付で運営されており、この盲導犬教会には年間で少なくとも500万円の盲導犬に対する寄付や募金が日本中から集まっていますが、そのうち4割が振り込みによる募金が多く占めます。また募金は1円玉を中心とした硬貨での振込が圧倒的に多いとのことです。

ゆうちょ銀行の利用で募金を振り込むする人が多いですが、ゆうちょ銀行では1月17日から、銀行窓口やATMでの硬貨の振込が有料化します。銀行窓口の場合は51~100枚については550円、101~500枚については825円、501~1千枚については1100円などです。

「募金の金額が多い人ほど送金の際に負担が倍増する。硬貨の枚数によっては手数料で当社は赤字になる」。

同事務局長はそう心配の声をあげました。

地域の福祉活動を支援する栃木県共同募金会の担当者も「振り込む都道府県の地方銀行口座によって手数料に大きな違いが発生するかもしれない」と頭を悩ませています。母体の栃木県中央共同募金会全体で硬貨での募金の対策対策を検討している最中だといいます。

各銀行が手数料を取るのは、キャッシュレス化の推進や業務負担の軽減が背景にあります。栃木県内に店舗を持つ銀行もここ数年、銀行の窓口での大量硬貨の入金にかかる手数料の新たな開設や値上げに相次いで踏み切っています。

また、コロナ禍では感染予防の観点からも、窓口での硬貨のやり取りは敬遠されがちです。

義援金や募金を目的とした人の入金の場合は硬貨の有料化を必要としない銀行も多いといいますが、別途申請や確認が必要となります。続けて事務局長は「いずれは募金もキャッシュレスに移行していく必要がある」とする一方、「キャッシュレス決済を請け負う業者に支払う手数料が非常に高く、現場に還元できるお金が減ってしまう」と難しさを指摘しました。

参考:硬貨取り扱いに手数料 枚数によっては赤字に… 募金活動に不安の種 下野新聞(2022年)

市民からの手数料への不満の声

券売機など、おつりにかかる小銭を大量に使う店からは、こんな声が上がっています。

ラーメン店の主人:「小銭が足りなくなると営業ができないので、手数料はかかっても、両替しないわけにはいかない」

メニューの金額を変更し、おつりを減らすなどの対応を余儀なくされるといいます。

引用:ゆうちょ銀行 硬貨取り扱いに“手数料”…不満の声 テレ朝news(2022年)

東京・新橋の中華料理店「どさん娘」。このお店での支払いは現金のみです。 どさん娘・店長 「(メニューが)800円、900円の値段が多いから、50円玉と100円玉を結構使いますね」 ところが、頭の痛いことがあるといいます。 どさん娘・店長「100円玉が集まって銀行へ持っていくと、手数料とられるので」

さらに、年末年始で多くの小銭が集まるのが神社です。 玉敷神社・宮司 「毎日このように引き出して、おさい銭を集めていくわけでございます」 願い事の込められた「おさい銭」。 参拝者 「小銭あまり使わないんですけど、ある小銭でおさい銭を(入れました)」 埼玉県加須市の玉敷神社では、独自に小銭を選別する機械を購入して枚数を計測しています。近くのコンビニと個別に両替をして対応しているといいます。 玉敷神社・宮司 「(小銭の手数料について)いたしかたないなと思う半面、業種によっては、少し何かしら優遇、緩和をしていただけたらありがたいなと」

ただ、小銭でなければいけない場所もあります。東京・板橋区の「駄菓子屋ゲーム博物館」に所狭しと並ぶのは、昭和レトロなコインゲームです。1回10円や30円で遊べますが、中には、コインではなく、10円玉でなければ遊べない作りになっているものもあるといいます。 駄菓子屋ゲーム博物館・館長 「小銭商売で、1000円とか1万円とかかかる手数料分を稼ぐのには結構大変なんで、なかなか厳しい時代になったという感じですね」 これまでは近くの都市銀行、ゆうちょ銀行に入金していましたが、今は、手数料のかからない遠くの信用金庫へ運んでいるといいます。

引用:ゆうちょ銀17日から硬貨取り扱いに手数料 日テレNEWS24(2022年)

千葉県松戸市にある東漸寺は、540年あまりの歴史を持ち、参拝者たちは財布から取り出したお金を賽銭箱に入れていきます。賽銭のほとんどは、硬貨です。初詣の客が訪れる1月は寺の書き入れ時で、賽銭は段ボールの中にまとめられていました。 「あと3箱ほどありますが、まだ入金していません。手数料がかかるので、ちょっとずつ持っていっています」(東漸寺の住職) 硬貨の入金が有料になったことを受けて、この寺では手数料が比較的安くなる、1回当たり500枚以内に小分けして入金する方式に切り替えました。このため、入金待ちの硬貨がたまっていたのです。 「手数料という存在はやっぱり大きいです。しょうがないのかなと思いますけれども、寺や神社とかそういうところはなるべく免除してほしいと思います。一つひとつ、みんな願いを込めたお金なので」(東漸寺の住職)

引用:硬貨の入金が有料化… 送金“無料化”の取り組みも【WBS】 テレ東BIZ(2022年) 

とても身近なお金なのに、手数料がかかるのは残念で、、、

小銭といえば、神社に参拝する時に賽銭箱に入れたり、おみくじ引く時に使ったり、私が通勤する時にも使う、1番身近なお金です。ゆうちょも他の銀行に送金とかでも、手数料が他の銀行より安く、よく入金時に利用していました。

そんな私にとって身近な小銭に今度から手数料がかかるなんて、仕方のないことかもしれませんが、非常に残念です。お金も小銭は下ろしにくくなるってことですね。

郵便局はゆうパックとかも私にとってはとても便利なので、これからも利用すると思いますが、やっぱり残念ですね。。。

 

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。