国産硬式野球ボール。〜障害者雇用にもつながる、こだわった野球のボール作り〜

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

2021年の東京オリンピックではロサンゼルス大会以来、37年ぶりの金メダルに輝いた侍JAPAN。その侍JAPANとも縁があるかもしれませんが、国産硬式野球ボールを障害者の方が製造していることを知りました。また障害者専用の野球グラブも製造されています。

今回はその国産硬式野球ボール、野球グラブ、障害者野球のルールなどについて綴りたいと思います。

国産の硬式野球ボール

今、日本国内で出回っている安価な野球ボールの大半が海外で作られた輸入品であり、中には品質が粗末なものや、原材料や製造の仕方に難が生じているものも沢山あります。野球ボールは、攻守共に深く結び付く最大の野球アイテムで、その野球ボールの使い勝手が良くしたいとFoseKiftは思い、可能な限り本物の野球アイテムにこだわるべく、国産硬式野球ボールの製造を始めました。

これまでの天然皮を活かした野球ボールについては、皮や糸の特性を見極めつつ一針一針縫輪しないと、ゆがみやムラが起こり、練習や試合の結果に大きな影響を生じてしまいます。同FoseKiftの「日本製にこだり続ける硬式ボール」は最重要である皮革部分に日本国内で作られた、国産の天然牛革の一枚革を使い、1枚ごとに硬さ・厚み・伸縮性などを見極め、手作業で型抜きをします。

球芯への糸巻きにおいても、機械化が加速する中でも手巻きに特化し、ゆがみや伸縮性のムラが発生させない様に、1球ずつ手作業でしっかりと目視しながら、糸を巻いて球芯を作ります。最難関だとされる縫製も、時間を費やし一目ずつ、縫い目の高さやテンション、幅などを均一に、裁断された牛皮の特性を1枚ごとに見極めつつ、時間を費やし手作業で丁寧に縫って完成させます。

画像引用・参考:障害者の雇用支援につながる国産の硬式野球ボールにこだわり、選手のパフォーマンスUPもサポート PR  TIMES(2022年)

そして、国産硬式野球ボールの製造には身体に障害を抱える人も携わり、集中して1つ1つ国産硬式野球ボール作りに励んでいます。その証に同FoseKift作った国産硬式野球ボールには、両手を包み込む目標を施し、製造した国産硬式野球ボールに印刷しています。

障害者専用野球グラブ作りも

岡山県和気郡和気町尺所15にある和気閑谷高等学校硬式野球部では、2019年度の全国障がい者野球大会で優勝を飾った身体に障害を抱える人で構成された、岡山県玉野市にある野球チーム「岡山桃太郎」の支援を実施しています。そして、同和気閑谷高等学校の野球部員が考案し、地元のグラブ職人により制作された世界初となる「障害を抱える人専用の野球グラブ」が2020年3月14日に完成しました。

障害を抱える人にふさわしい野球グラブのアイデアを提案することからスタートし、岡山県の野球グラブメーカー「ロマネクロウ」の職人である男性に賛同し、2019年12月に野球グラブの製作を始めました。この「障害を抱える人の専用の野球グラブ」を使うことで、「岡山桃太郎」の右腕エースの投手は左腕をフルに利かして投球することが出来て、アスレティックトレーナーの力で動作解析も繰り返し行ったことで新しいフォームを見つけ、右肘の痛みが再度起こることは無くなりました。

画像引用・参考:世界初「障がい者専用野球グラブ」が岡山で誕生! PR  TIMES(2020年)

障害者のスポーツ人口

この数字はスポーツ庁が依頼した、インターネット調査会社のリサーチモニターで、障害児・者本人あるいは同居する家族で障害児・者がいる家庭を対象にした調査です。

全国の障害児・者のスポーツ・レクリエーション活動の実施状況やニーズを把握し、今後の障害児・者へのスポーツ環境の提供に関する基礎情報を得ることを目的としています。

障害者のスポーツ実施率

画像・引用:スポーツ実施率-スポーツ庁 文部科学省

引用:令和2年度「障害者のスポーツ参加促進に関する調査研究」の調査結果について(速報値) スポーツ庁

この様に令和3年度は、障害者の週1回以上のスポーツ実施率の推移が、令和2年度から6%以上上がり31%以上、20歳以下では41%以上に上りました。

同2021年に実施されたオリンピック・パラリンピックの影響で関心が高まり、積極的に運動をされる方が増えたものと思われます。特に20歳以下の若い世代が約20%増と、一番伸びています。

肢体不自由児などは特に運動の機会が他の障害を抱えた方よりも運動の機会が少ないことがこうした調査でわかっていますが、こうした機会に少しでも定期的な運動に取り組めることが望まれます。

身体障害者野球の歴史

身体障害者野球は、1980年代前半から現在まで約40年以上の歴史があります。

故・岩崎廣司氏が身体障害者野球チーム「神戸コスモス」を1981年に創設したのが始まり。

岩崎氏は左足に障害を持っており、入院していた医療施設に阪急ブレーブスの福本豊選手(当時)が慰問に訪れたことがきっかけでした。

1993年には岩崎氏を初代理事長とした日本身体障害者野球連盟が創設され、現在に至っています。2020年時点で、29都道府県・37チームが連盟に加盟しており、競技人口は950人以上にのぼります。

障害者野球のルール

障害者野球は、障害に配慮して、下肢に障害がある方には打者代走を認めたり、逆に盗塁やバント、パスボール時の進塁などに制限をかけたりするところが通常と違うところですが、その他大まかな部分は野球とほぼ同じです。詳しく読まれたい方はリンク先からどうぞ。

参考:日本身体障害者野球連盟

この様にルールにおいても、普通の野球とはルールが違う事が分かります。

世界身体障害者野球大会とは

世界身体障害者野球大会は、2006 ワールド・ベースボール・クラシックで優勝した日本が提案して2006年11月に初開催された身体障害者野球の世界大会。2014年11月には第3回大会が開催された。もうひとつのWBCとも呼ばれている。

こうして振り返ると、

私の家族が野球が大好きなので、いつもシーズン中には家で野球観戦でテレビが付いている事が当たり前な家庭で育ちました。私は毎年2月両親の為に、プロ野球カラー選手名鑑を購入してプレゼントします。

そんな野球と関係が深い私が今回野球の記事を書いた訳ですが、まず書いたきっかけが国産の硬式野球ボールが障害者の方が作っていると知ったから。そこから記事化に向けて調べていって、普段の野球と障害者野球のルールの違い、WBCなど色々普段の野球と繋がっているところが面白いなと思いました。

これからもこの国産の硬式野球ボールや障害者専用の野球グラブが沢山多くの方に行き渡ります様に。と野球が常に身近にあった者の願いです。

参考サイト

日本身体障害者野球連盟

岡山桃太郎 公式サイト

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noteでも書いています。よければ読んでください。

TANOSHIKA 翼祈|note

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。