セブンイレブン。〜サイニングストアで聴覚障害者への支援、A型とB型事業所の運営〜 

サイニングストア セブンイレブン

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

セブンイレブンが2022年5月から、多様な社会の発展に向けて、指の動きで聴覚に障害を抱える人が意思確認が出来るサイニングストアをオープンさせたり、セブンイレブンの業務を行うA型事業所・B型事業所との提携を進めています。

今回は障害にスポットを当てた、コンビニの在り方についてお伝えしていきます。

日本生命保険本店に「サイニングストア」のセブンイレブン

日本生命保険が、多様な働き方を加速させるべく、障害を抱えたスタッフが経営する日本生命保険社内売店を日本生命本店東館(大阪府大阪市中央区)に開店させました。大手コンビニチェーン「セブンイレブン・ジャパン」(東京都)とフランチャイズで締結し、これまでの売店を新装開店しました。

新装開店した売店に関しては、手の動作で気持ちを教える「サイニングストア」のスタイルを導入されました。2022年5月16日に開店し、聴覚に障害を抱えるスタッフ5人がシフト制で交代し、筆談やメニュー表の指さし、手話などで接客しています。新装開店した売店にはお弁当やコーヒーなどが販売されています。日本生命保険本店のスタッフ専用の店となっており、一般のお客様のご利用は出来ない仕組みです。

参考:日本生命本店に「サイニングストア」のコンビニ 多様な働き方促す 産経新聞(2022年)

セブンイレブン経営のホエルグループが、2021年A型事業所を開所

千葉県船橋市内でセブンイレブン4店舗を運営するホエルグループが就労支援A型事業を2021年6月に開所し、セブンイレブンの店舗運営に必要な数々の作業を細かく分け、他の店舗での就労支援に結び付けたい取り組みを考えています。

同ホエルグループ経営の就労支援A型事業所に関しては、2021年7月にサービス開始。現在の利用者は3人で、同A型事業所では最大20人までの入所が出来るとします。

同ホエルグループが就労支援事業に参入したのは、大元のセブンイレブン事業での日常的なスタッフ不足とコンビニ作業のIT化が加速したからでした。同ホエルグループについては早い時期から就労支援事業者と提携を結び、就労支援の役割を担ってきました。

しかし、高度に計算されているコンビニ事業では指導側のスタッフの心理的ストレスや効率性を熟慮する時間を加算すると就労支援で担える可能な「枠」の確保に限界が生じました。

そこで、高度な業務設備が敷かれ、IT化が加速するというコンビニの良い点を逆の考えで活用し、「コンビニ事業において就労支援の役割の確立をすることでもっと多くの就労支援の枠が増え、コンビニのスタッフ不足にも光が差し込むのではないか」と想定し、A型事業所の開所を目指しました。

コンビニ業務の割合を大多数を独占する、裏口から商品補充する「品出し」業務やお客様が買われた商品を棚の前に提示することで見やすく出来る「陳列」業務、こまめに実施しなくてはいけない「店内清掃」業務などを利用者にお願いします。

「廃棄」における業務では賞味期限の確認などが必要なので、視力が悪い利用者には大きな負担です。そこで、「品出し」業務と「陳列」業務を主な業務とし、その時間主軸で働くコンビニスタッフが「廃棄」業務をするなど作業を細かく分け業務比率を転換することで効率化を目指しました。

また、知的障害を抱える利用者のケースは、「品出し」「陳列」「廃棄」の業務だけでなく「店内清掃」業務もほぼ完璧に出来ますが、コミュニケーションが必要な「レジ」については別コンビニスタッフとの連携で図っています。今後、自動レジの普及が加速するとこの「レジ」業務も補える可能性が十分にあります。

参考:セブンイレブン経営の「ホエル」グループがA型就労支援事業者「結ぶ」、コンビニ業務を細分化し就労可能な事業体に My Funa.net (2021年)

このように1人ずつ利用者の特性に合った業務を配慮することで「『障害が抱えているから働けない』と諦めていたご両親からも感謝の言葉も頂けました。様々な業務を細分化することでまだまだ障害を抱える人の可能性が無限に拡大することを秘めています」と、施設管理者としてセブンイレブン経営の業務の責任を担っている男性はこう話しました。

また、青森県五所川原市にセブンイレブンの勤務を体験が出来る、就労継続支援B型事業所[夢現(ムゲン)]もございます。求人はまだ募集されているので、気になる方はこちらのリンクからご覧下さい。

コンビニも多様化にアップデート。

私はパニック障害はないのですが、人が沢山いて、「早くどかないと、他の人が食材を袋に入れられない。待たせたらダメだ」と思って焦ったら、余計に袋に入れるのに時間がかかるというパニックになる特性があるので、レジとか陳列とか、一早い時間が肝心のお仕事に関しては、絶対に自分には出来ないと思うので、そういうお仕事では働いたことがございません。今の仕事の様に、基本的に1人で黙々と、淡々とこなすお仕事の方が自分の特性や性格に合っています。

セブンイレブンのはA型事業所に関しては、結構前から存じておりました。こういう障害者への些細な配慮が本当に世の中が多様化したんだなと感じますし、もっとこういう取り組みを色んな場所で、コンビニに限らず取り入れて欲しいなと思いました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。