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こんにちは、翼祈(たすき)です。
多頭飼育や殺処分が社会問題となっている中、福岡県ではみやま市に無料で不妊手術をする、公益財団法人【どうぶつ基金】が2022年4月から『どうぶつ基金病院みやま』を開院されました。こちらの法人がされている、《さくらねこ》とは一体どういう取り組みなのか?今回は【どうぶつ基金】が行っている取り組みと、〔どうぶつ基金病院〕で実際にされている活動について触れていきたいと思います。
【どうぶつ基金】とは?
公益財団法人どうぶつ基金は1988年の設立以来、犬や猫の殺処分ゼロを実現するために、19万頭におよぶ猫や犬の無料不妊手術をはじめ、TNR専門病院の運営、ボランティアへの助成金制度、写真コンテストなど様々な事業に取り組んでまいりました。
画像・引用:【公益財団法人どうぶつ基金】新ロゴマーク発表!株式会社インターブランドジャパンがプロボノプロジェクトによりデザインを提供 PR TIMES(2021年)
『どうぶつ基金病院みやま』誕生へ。
福岡県みやま市瀬高町に野良猫の不妊手術や予防接種などを無償で施す病院が、2022年4月14日に開院されました。みやま市瀬高町の清掃センターの館内に開院されたのは『どうぶつ基金病院みやま』です。
福岡県内では2020年度316匹の野良猫が殺処分されていて、この殺処分を無くそうと、みやま市が無償で病院を【どうぶつ基金】に貸し出しました。この『どうぶつ基金病院みやま』は、野良猫の不妊手術や予防接種、体についたノミの駆除などを無償で施します。
開院初日の4月14日は早速、みやま市や筑後市、那珂川市、大野城市などから集められた野良猫105匹の不妊手術が順次実施されていました。
画像引用・参考:【取材のお願い】どうぶつ基金病院みやま、開院式のお知らせ PR TIMES(2022年)
【どうぶつ基金】の「地域集中プロジェクト」でのボランティア獣医募集中
日本各地で野良猫の不妊手術を加速させている公益財団法人【どうぶつ基金】(兵庫県芦屋市)は今年2022年度、「地域集中プロジェクト」の一環で大阪(八尾市)の近畿1拠点と、九州では福岡(みやま市)、宮崎(宮崎市)、熊本(熊本市)の3拠点の、計全国4拠点で〔どうぶつ基金病院〕を経営します。
福岡県みやま市瀬高町ではみやま市から病院を1年間無償で提供され、毎月3日間『どうぶつ基金病院みやま』を開院して2022度4000〜5000匹の野良猫や多頭飼育崩壊現場の猫などに不妊手術を施しますが、全国各地の自治体から不妊手術を無料でお願いされるニーズに対して、獣医師の数が不足していることから、まだまだ不妊手術での供給不足しています。そこで、【どうぶつ基金】では共に野良猫の殺処分ゼロに向けて完走してくれる、ボランティア獣医師を随時募集中です。
画像引用・参考:ねこ殺処分ゼロめざすボランティア獣医を募集 どうぶつ基金病院 PR TIMES(2022年)
何故《さくらねこ》と呼ばれるのか?
こちらの〔どうぶつ基金病院〕で不妊治療した猫達は、片耳の耳先を桜の花びらの様に三角に切ります。それが「この猫は野良猫だけど、不妊手術しています」の目印になるのです。
【どうぶつ基金】では、ポスターコンテストや、いのちつないだ♥ワンニャン写真・動画コンテストなど、様々なさくらねこプロジェクトについての取り組みがなされています。現代多頭飼育崩壊が問題となる中、この取り組みで奪われなくていい命を1つでも紡いでいきませんか?
参考サイト
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猫の日 さくらねこ22万2222頭へ どうぶつ基金 PR TIMES(2022年)
noteでも書いています。よければ読んでください。
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